昭和時代の思い出
先日はカメラのことを少し書きましたが
本当に言いたかったのは
フィルムの話でした
わしが小学生のころ
当時おじいちゃんからもらった
馬鹿チョ〇カメラで撮るのはええんですけど
まずフィルムを買わねばなりません
12枚、24枚、36枚撮りとかあって
枚数が増えるごとに高くなります
小学生で買えるもんでもないんだよね
お母ちゃんに頼んで買ってもらう
そして、フィルムを買ってもらって
次にするのが、それをカメラに装着せねばなりません
カメラの裏ブタを開け
フィルムのはじを少し引き出して
カメラにセットして
フィルムのはじを巻き取りの棒に引っ掛けて
少し巻き上げて
裏ブタを閉める
この作業が異常に緊張するんですよね
これを失敗したら
お高いフィルムがおじゃんになりますからね
不器用な小学生にはなかなかの試練でした
そして、写真を撮ったら
そのあとフィルムを巻き戻して
裏ブタを開けて、フィルムケースを取り出し
現像に出すという作業があります
巻き戻したつもりが巻き戻ってなくて
うかつにふたを開けて、すべてのフィルムをおじゃんにしたことも
あったなあ
小学生にはなかなかの試練でした
そしてうまく巻き上げたフィルムを
近所の書店にもっていって
書店のおっちゃんに渡します
富士フィルムの代理店です
きれいな人はより美しく
そうでない人は
そうでない人は・・それなりに映りますっていうCMが流行りました
フジカラーで写そう!ってたやつ
樹木希林さんがやってました
興味にある人はググってね
そんなことはどうでもええんです
わしの撮った写真は、その書店のおっちゃんの手を介して
フジカラーにいって現像してもらって
書店に帰ってくる
そしてわしがとりに行くと
書店のおっちゃんが
写真の入った袋から、中の写真を出して
「これで間違いないか」っていちいち聞くのよね
おっちゃんに
わしの撮った写真を見られてると思うとなんか気恥ずかしかったわ
エッチな写真撮ったら、このおっさんに見られると思ったら
気がきでなかったですわ
まあ、そんな写真撮ることはなかったんですけどね
そんなことどうでもええんです
そんなかんなで
小学生が写真を撮って印画紙に焼いてもらうというのは
お金の面以外にも相当ハードルの高い作業でしたね
でも、写真を撮ってから出来上がるまで1週間くらいかかりますからね
書店に出来上がった写真をもらいに行って
分厚い袋をもらった時、うまくとれてるかどきどき
期待する気持ちは
なんだかたのしかったなあ
デジカメですぐに結果がわかる今の子供たちには
その気持ちわかんねーだろうなあ
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