今日も元気で頑張るニャン

家族になった保護猫たちの日常を綴りながら、ノラ猫たちとの共存を模索するブログです。

ど迫力! 番張りテンちゃん

2017年06月21日 | (故)テン
今日は、すごいテンちゃんの武勇伝です。

このところテンちゃんはブリッコや弱り気の話が続いてますが、今日は違います。テンちゃんの凄まじい気迫ぶりを紹介。ただ、記事の内容に直結する写真はありません。毎度のことですが緊急時はどうしても対応が優先なので、シャッターチャンスを逃しちゃう。

テンちゃんのリード生活は春になって、事務所の窓やドアを開放するようになった頃に始まりました。今ではすっかり板について、冷房嫌いのテンちゃん大抵は事務所の入口を陣取ってます。

            
               
              暑いときは扇風機付きのテンちゃん

ただ、この場所は外ニャン3匹(ダイフク、モドキ、カブキ)がよく来る場所。店に来ても誰も気づいてくれないと、ここまで来て存在を主張するわけです。特にダイフクは先日紹介したようにこの直ぐ隣がいつもの食事場。そこでつい立を置いてみたのですが・・。

            
           急造つい立の奥が通称"ダイフク"通り

やっぱりダメでした。ニャンコは10m以上離れていても気配でわかるんですね。
今でもモドキを中心にダイフクやカブキも時折やって来ます。モドキとカブキはスタッフ事務所前の通路辺りにほぼ定着。ダイフクはモドキにも追われたりして新しい場所が定まりません。それに、3匹にはもうひとつ大事なこと、訪問時刻を調整する必要があるのです。


それは、昨日の夕方のことでした。
例によって一番早く来たモドキ。最近はどんどん早くなって夕方の18時頃、まだ閉店前にやって来ます。姿を隠していても直ぐにわかる。テンちゃんです。リードを目一杯引っ張ってスタッフ事務所の室外機、店への通路近くまで出て吠えまくり。ギャオギャオの怪獣声がこもったようなワオーッに。その先にいるモドキはたじたじで、スタッフがいないと食事もできないほどそわそわ。

            
         見えなくなっても気配でわかる? モドキを威嚇

            
         間仕切りの向こうでは付き添われたモドキが食事中

テンちゃんが怖いモドキ、普段は食べ終わっても店内を散策するのですが昨日はそそくさと帰りました。  と、19時頃になって今度はダイフクが。モドキがいないことを確認し、空になったお椀の前に座ってました。

そのときのテンちゃんは、あまり遠くまで出ないように、リード固定の位置を事務所の奥の方に変えていた。それでダイフクが、食事を作っている間に事務所前のヤードに入って、自分の"定位置"に行こうとしたのです。その途端、テンちゃんが頭を下げてダイフクに突進、リードがピーンと張って、固定してあったラックが動いて倒れそうに。吠え声とともに凄まじい勢いでした。

そのときは、何とあのダイフクがモドキ同様にキュキュンと怯え声を出して固まった。慌ててテンちゃんを事務所に閉じ込めて、ようやくダイフクは食事にありつけました。

            
             寝てる? いえいえ門番です

ダイフクが帰って、再び事務所の出口に繋がれたテンちゃんが騒ぎ出したのは20時頃。今度はカブキでした。カブキは食事がないので、事務所まで「ちょうだい」コールに来たところをテンちゃんと鉢合わせしたのです。途端に頭を下げて雄たけびとともに突進するテンちゃん。今度は靴入れのラックが倒れそうに。

正面ゲートまで逃げたカブキを追いかけて、しっかりとご飯を与えた。テンちゃんのお詫び代わりの"出張サービス"です。ところがカブキはおかわりを求めて再び事務所へ。吠えまくるテンちゃんを事務所に入れようとしたら、今度は怒って靴に噛み付いた。

昨日は結局、3匹ともしっかりと食べて帰りました。それにしてもテンちゃんの気迫、ここまで凄いとは思わなかった。これまでも事務所の中で騒いだり辺りを気にしたり夜の見回りに出たがったり、まあ縄張り意識が強いのかなとは思っていたのですが。

それにあんな馬鹿力を秘めていたとは。リードがなかったら間違いなく本気で襲い掛かったんだと思います。本領発揮の番長テンちゃん恐るべし。あの甘えん坊とのギャップが何とも言えない、ニャンコの本質をいろいろ教えてくれるテンちゃんなのでした。

            
           今日も見張りに余念のないテンちゃん


コメント
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