今日も元気で頑張るニャン

家族になった保護猫たちの日常を綴りながら、ノラ猫たちとの共存を模索するブログです。

家庭内ノラ

2016年11月21日 | ニャー
18日の記事「血統書なんて・・・」で、ニャンコの性格は
(家に迎えてからの)人間との付き合いの中で形成される
と書きました。 でもそのとき、
成猫ノラの場合は既に性格が形成されている
ということを失念していました。
今日の話は、その補足の意味で書いています。

ニャーのことです。
考えてみたら、何故かニャーが店に来たときの記憶がないんですね。そのくらいスーッと溶け込んで来たということでしょうか。当時先住だったポンや、ダイフクやらチビやらシャッポやら、いろんなニャンコたちと交錯しながら店で1年あまりを過ごし、そしてニャーは我が家に来ました。

         
          店で気ままな生活をしていた頃のニャー(再掲)

ニャーは推定で1才半から2才前後。
もう立派な成猫(若者)でその成長期の大部分を店で、半ノラ状態で過ごしたことになります。
店で学んだ様々なことが、今のニャーの人格(猫格?)を形成しているのです。

一方保護者である自分は、この25年ほどニャンコと生活をともにしてきましたが、その三匹はいずれも幼猫のときに迎えたので、わが家以外の生活を知りません。そして今回、ニャーという半ノラの成猫をはじめて家に迎えたのでした。

      
           流れる水に興味津々
       でも、今のところは飲むより遊び道具?

以下、ニャーを迎えて以来20日近くの間に受けた印象です。

大きさ
これはノラだったことと関係ないですが、かなり大柄でわが家が小さく感じる?

運動能力
ジャンプ力も速さも、かつての三匹と圧倒的に違います。2階への階段を瞬時に駆け抜ける様は圧巻。家が小さく感じる理由は、実はこのせいだと思います。

      
         運動不足は一人お遊びで解消
     (こっちが用意したものはあまり使いません)


無理に抱かれて逃れようともがいたときの力が半端じゃない。この力を抑えることはまずできないと自覚しました。 かつての三匹は、そもそもそんな力の出し方を知らなかったのかもしれません。

俊敏性
これも圧倒的に違う。そもそも家猫にはそんなに強い警戒心など必要ないのに対し、危険がいっぱいの外で培った感性は次元が違うのでしょう。 リードをつけるとまだ慣れないので動きが鈍い。と思うと、とっさに動いてすごい力で輪抜けを企てます。獲物を追うときのように、相手を油断させる行動もしっかりと身につけています。

      
            ハーネスをつけたニャー
        具合が悪そうなのでとりあえず断念

生活
やっぱりニャンコは孤高の動物。 ニャーはご飯と外に出たい以外は保護者に媚びようとはしません(今のところ)。それに対し幼猫から育ったかつての三匹は、保護者を母親のように慕っていました。


でも、信頼関係はしっかりとできていると思います。ニャーは自分の意思で保護者を判断し、この人間は安全だと理解しました。この信頼関係が今後どのように醸成されていくのか楽しみです。


要は、一言で言えば「大人の付き合い」なんですね。
今はこっちが注目しているのと同じように、ニャーも我々夫婦のことを意識しているんだと思います。

      
        遊び道具も自分でみつけるので安上がり?
           (マットに隠れて遊ぶニャー)

           
         中では目を爛々と輝かせていました



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