今日も元気で頑張るニャン

家族になった保護猫たちの日常を綴りながら、ノラ猫たちとの共存を模索するブログです。

家族の絆

2021年02月25日 | リン(旧イエミケ),クウ,キー
人間でも動物でも、生きとし生けるものにとって子育ては大変です。でもその大変さをものともせずに頑張れるのは、愛あればこそなんですね。なんて美談じゃ済まないのがノラのお母さんです。というのも、あまりにも環境が過酷すぎる。

事故に遭って半身不随になりながら子育てしていたお母さん。飢えと病気でボロボロになりながら子育てしていたお母さん。多頭飼育崩壊現場で子育てしていたお母さん・・。ネットニュースに沢山出てくるこんな話に触れるたびに、みんな幸せになってほしいと願うけど、残念ながら力尽きてしまうお母さんが後を絶ちません。

今はわが家の紅一点であるリンも、ノラ時代に子育てを経験しています。もちろん今は安心安全、くつろぎ放題の家猫暮らしだけど、リンが警戒心から解放されることはないようです。子供のためなら自分の安全なんて顧みない。まさに命すら惜しまない。その強い愛情が人をも感動させる。最近は、なんだかリンが偉大に見えてきたりするのです。

家裏から家にお迎えした頃のリン

少し古いですがたまたま遭遇したニュースです。
「(前略) 夜間、道の真ん中にノラの母子がじっとしていた。車から降りて近づくと、自分を誘導し始めた。そしてニャーニャー鳴いて何かを訴える。その先には、ボロボロの子猫がぐったりと横たわっていた。と、その子はまだ生きていた。手当をしようと連れて帰ろうとすると、家族であろう、母猫と兄弟猫が「連れてかないで」とばかりに鳴き出した。よく見ると兄弟たちも目を赤く腫らしていた。皆連れて帰りたかったが捕まらず、諦めて動けない1匹だけを連れて帰った・・。(後略)」

ボロボロの子猫はやさしい保護者の献身的な介抱と医者の努力で一命をとりとめ、幸せな暮らしを手に入れました。ただ、文中にもありますがあの母猫と兄弟たちは結局消息不明で・・。(この記事は下記参考2,クリックでポップアップ。)

現在のリン、大好きなオジンの膝の上だけど警戒心は解かず

この記事を読んで、家裏ノラ時代のリン一家を襲ったある事件を思い出しました。
真冬の深夜1時過ぎ、勝手口を開けると、寝床で寝ていたはずのリン(当時イエミケ)とクウがそわそわと行ったり来たり。誘導されるように裏のお庭を覗くと、キーがネットにこんがらがって半分宙吊りになっていた。それからいろいろあって、結局裏のお宅に電話して絡まったネットを切ることになったのです。その作業中、リンとクウが自分を攻撃してきた。

リンが寄ってきては猫パンチ、クウは何度も体当たり。いやはや、いつもご飯をあげてるのにと少しがっかり。でもその家族愛には感心したものです。ようやくキーが開放されると、3匹で一目散に逃げていった。が、1時間もするとお礼の挨拶?を兼ねてか、3匹揃って勝手口に戻ってきたのでした。(この記事は下記参考1、コピペで検索からどうぞ)

今となっては懐かしい思い出です。ノラから教わることは本当に多い。一見相互無関心のように見えるノラの家族ですが、いざとなればこれだけ強く繋がっているんですね。

クウ(右)とリン

参考1:  過去記事「イエミケ一家、不安の生活から衝撃の展開へ」(2018.2.2)


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