今日も元気で頑張るニャン

家族になった保護猫たちの日常を綴りながら、ノラ猫たちとの共存を模索するブログです。

九死に一生 ~その後のテンちゃん~

2017年01月18日 | (故)テン
テンちゃん続報です。
保護した当初は「生きてるのが不思議なくらい」と先生に言われてしまったテンちゃん、その後奇跡の復活し、今は事務室で療養中です。骨と皮だけだった体型も、よく食べよく出しでお腹が異様に膨れて、いわゆる"キューピー体型"に。

      
      かつてニャーやシャッポがくつろいだ机で

ただ、具合が悪そうであまり動きません。口は開けても声が出ないのでとても静か。目は見えるようになったけど、耳を殆ど動かさないので音が聞こているのかどうか、振動に対する反応も鈍い。重度の疥癬で顔がゴワゴワのまま、慢性的に鼻水が奥にたまっていて息苦しそうです。

      
       「ゴジラ」のような人相(猫相)のテンちゃん

それでも、保護した当初と比べれば格段の回復です。
事務室で一人のことが多いけど、人に触れるとすりすりして甘えてきます。食器の前に座ってご飯の催促したり、コミュニケーションもとれるようになってきました。先生も、「これならそろそろ本格的に疥癬の治療を始めるか」と。

テンちゃん、見事に頑張りました。

     
     お腹が減ったと催促、食欲はシャッポ以上


一方、周囲は結構大変です。
テンちゃんがぶるぶるしたり後ろ足で掻いたりするたびに大量のゴミがぼろぼろ。いやゴミじゃない、皮膚? ダニ? しかもときどき血が混じって。これが部屋中なので大変です。ましてや机の上やプリンターの上でぶるぶるされると・・・。 まあ、とにかく掃除と手洗い、それにせっせと消毒です。

どんなに苦労しても、テンちゃんが回復していくのを見るのはとても楽しい。仕事にも張りが出ようというもの。もちろん完全回復を目指しますが、考えることも多い。エイズのニャンコが初めてなのでどのように扱えばいいのか。シャッポが帰って来たときはどうするか。

ニャンコの保護活動をしていると本当にいろんなことがあるんだな。先輩ボラさんたちの汗と苦労と涙が身にしみてわかります。だけどもちろん、その分しっかりと癒されていますけどね。

        
             新たにお泊り用の寝床を作りました
           (シャッポ用のはもちろんそのまま保管中)

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