日伊文化交流会

サークル「日伊文化交流会」は板橋区で生まれ、元東都生協登録サークルとしてイタリア好きの人たちが集まり楽しく活動しています

「2023ボローニャ国際絵本原画展」に行ってきました(2023.7.6)@板橋区立美術館

2023年07月06日 | イタリアの美術館・博物館

「2023ボローニャ国際絵本原画展」に行ってきました(2023.7.6)@板橋区立美術館

 

今年の原画展は 曇り空であまり暑くない平日を選んでサクッと行ってきました! 

人も多くなくて ゆったりと鑑賞できました😊 

日本人の入選作品は特にその色使いの暖かさ 緻密さ 技法に目をみはりました 

ウクライナの戦争をテーマにした切ない作品があり しばし眺めました

また コロナや戦争までが起きてしまっている中での あたりまえの日常の大切さを描いた作品に 心打たれました

 

会場で流れている 入選者や審査員・会場の様子の映像は こちら

 

この中でオオノマユミ先生も登場され アクティビティをするセットのついた絵本も紹介してくださっていました 

審査員の方より 今年はAIを使った作品が数点あったがまだまだで 来年を待つ とのことでした

独創的(オリジナリティ)とは何かについても触れられ ありとあらゆるものが出尽くした今 オリジナリティとは 自分にしかないものだとのこと

そして 「さわれる絵本コーナー」で 布絵本や彫刻作品を実際に触って鑑賞してきました😊

 

 帰りのバス停には「遠路 おつかれさまです」ののぼりが😊

 

 今年のチケットも立体型です💕 「ボローニャ絵本さんぽ」のハガキも色々😊

 

2023ボローニャ国際絵本原画展」(2023.6.24~8.13)のお知らせは こちら

 

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「ティツィアーナ・サンタニエッロ 色鉛筆画展 」初日に行ってきました(2023.6.20~24)@銀座 ゆう画廊

2023年06月20日 | イタリアの美術館・博物館

ティツィアーナ・サンタニエッロ 色鉛筆画展 (Tiziana Santaniello Solo Exhibition   color pencil drawing)」初日に行ってきました(2023.6.20~24)@銀座 ゆう画廊

 

「ティツィアーナ・サンタニエッロ 色鉛筆画展」初日に行ってきました!!  十数年ぶりにお会いする方達もいらして感無量でした 

ゆう画廊は銀座3丁目の松屋銀座の裏にあります 初日とあって多くの方々がいらしておりにぎやかでした😊 懐かしすぎる方達と再会💕

色鉛筆画の細やかな筆致は そのまま食べられそうな果物の描写や 息遣いまで聞こえてきそうなお年寄りの顔に命を吹き込むかのごとく...長寿の島サルデーニャの住民でしょうか?

 

    果汁がしたたりおちそうな... 

 

  息遣いが聞こえてきそうな顔 

白髪は削ってとがらせた消しゴムで白く細~く抜く技法や 白黒は3日 カラー作品は1週間程かかるとのお話を聞いたり 懐かしい方々と歓談しつつ  十数年前に当サークルのイタリアスケッチ講座や絵画教室 ヴェネツィアのミニマスク講座などをご一緒に運営してきた懐かしい思い出とともに 今こうして大きく羽ばたかれたティツィアーナ・サンタニエッロ先生の笑顔を仲間たちと眺めながら 長きにわたる交流を確かめ合った貴重なひとときを過ごしました

 

 素晴らしい作品の数々 

 

DMに使われた子猫をあしらったTシャツを買いました😊 

さて私はまた後日 会場に他の方と訪れます すごい一週間😲

 

ティツィアーナ・サンタニエッロ 色鉛筆画展」(2023.6.20~24)は こちら

よろしければぜひいらしてくださいね😊

 

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2023イタリア・ボローニャ国際絵本原画展開催のお知らせ(2023.6.24~8.13)@板橋区立美術館

2023年06月12日 | イタリアの美術館・博物館

2023イタリア・ボローニャ国際絵本原画展開催のお知らせ(2023.6.24~8.13)@板橋区立美術館

 

2023年の原画展は 91か国から過去最多の4,345件もの応募があり 5名の審査員による選考を経て 日本を含む27か国79人(組)が入選しました

特別展示として 2022年に「ボローニャ SM出版賞」を受賞したアンドレス・ロペスによる新作絵本や コンクールを主催するブックフェアの60回目の開催を記念した20枚のイラストも紹介されます

さらに 美術作品へのアクセシビリティの向上のため 2023年のボローニャ展入選作品の中から5枚を選び 触察パネルが制作されました イラストレーションを触って「視る」という新たな鑑賞のあり方が体験できます

 

区立美術館のご案内は こちら

関連イベント(講演会・対談)は こちら

他にも ワークショップや夏のアトリエ ボローニャ絵本さんぽもあります💕

 

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「ティツィアーナ・サンタニエッロ色鉛筆画展(Tiziana Santaniello Solo Exhibition )」のお知らせ(2023.6.20~24)@銀座 ゆう画廊  

2023年05月23日 | イタリアの美術館・博物館

「ティツィアーナ・サンタニエッロ 色鉛筆画展 (Tiziana Santaniello Solo Exhibition   color pencil drawing)」のお知らせ(2023.6.20~24)@銀座 ゆう画廊

 

当サークルで長年 イタリアスケッチ講座等の講師を務めてくださった 京都在住イタリア人イラストレーターが 銀座で個展を開きます 

イタリアや日本などをモチーフにした 緻密で魅力的な色鉛筆画を描かれていらっしゃいます:

 

「ティツィアーナ・サンタニエッロ 色鉛筆画展

 Tiziana Santaniello Solo Exhibition   color pencil drawing」

 

2023年6月20日(火)~24(土)  12:00~19:00   (最終日16:00まで)

於 銀座 ゆう画廊

中央区銀座3丁目8-17  ホウユウビル5F (松屋うら2本目通り) 

 

ゆう画廊は こちら

アクセスは こちら 

 

よろしければぜひいらしてください😊

 


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「彫刻家ミケランジェロ(Michelangelo scultore)」のセミナーに参加してきました(2023.3.19)@高円寺ピアッツァイタリア

2023年05月02日 | イタリアの美術館・博物館

「彫刻家ミケランジェロ(Michelangelo sscultore)」のセミナーに参加してきました(2023.3.19)@高円寺ピアッツァイタリア

 

ローマ歴史講座のシリーズ以来 高円寺ピアッツァイタリアでのひさびさの美術セミナーに参加してきました😊

今日は彫刻家としてのミケランジェロがテーマです💕

 

1475年にトスカーナ アレッツォ州のカプレーゼ(Caprese)で生まれたミケランジェロ(1475~1564)は 幼くして両親を失い ドメニコ・ギルランダイオ(Ghirlandaio)の工房に入ります

乳母(balia)の両親は石切工(scalpellini)で そのためか 乳母のお乳に大理石の粉が混じっていたから自分は彫刻家になったのだ と後年話していたそうです😲

工房での3年の契約を2年で切り上げ メディチ家のロレンツォ・イル・マニーフィコ(Lorenzo il Magnifico)のもとに出向きます 牧神の頭(Testa di fauno)が完璧すぎると指摘され ハンマーでその歯を折って 老人に見えるだろうといったという逸話があるそうです😲

また Basilica di Santo Spiritoの修道院(convento)で 人体解剖学(anatomia)を学んで作品制作に生かしたのですね

最初の彼の公式の彫刻作品は Crocifisso ligneo(1493/フィレンツェ)です  磔刑にされたキリストの苦悩を表すため痩せた身体にしました これは人体解剖の修行のお礼の贈り物とのこと

ロレンツォの死後 息子のPietroとはそりが合わず ヴェネツィアに移ります

1495年頃に従妹のLorenzo di Pierfrancescoのためにフィレンツェに戻ります

枢機卿(cardinale)のRiarioに招かれ1496年にローマに行き 1497年にバッカスBaccoの像を掘ります 数少ない完成作品ですね 

これはバッカスの後ろにサテュロス(satiro)が隠れていて バッカスの持っている葡萄を食べています そのため枢機卿は受け取りを拒否し ミケランジェロの友人の銀行家が買いました

    *     *     *

1498年にローマにもどり 若干23才で「ピエタ像(Pietà)」を掘りますが とにかく美しいですね...💕

                                                 Pietà vaticana (Basilica di San Pietro/Roma)

 

カッラ―ラ(Carrara)の採石場に出向いて自ら大理石(marmo)のブロックを選びました  後年ずっとここの大理石を使いました

聖母マリアはキリストよりも2メートルと大きく それでも二人の顔は同じ大きさのためその差は目立たないことや マリアは人間ではなく 年齢のない超自然的な または聖女のpurezza(清浄)のシンボルなので泣いていないこと 横たわるキリストも苦悩の表情はないことなどが特徴ですね  

また 大理石の指を折られたり 鼻や腕が折れたりの大変な災難にも何度かあったそうです😲

聖母マリアの服の肩章(fascia)に彼のサインがありますが 彼の唯一のサインであり 完成させた証とのこと 未完成の作品の多い彫刻家でした 

   *     *     *

そしてダヴィデ像(David) 2人の別の彫刻家が途中で投げ出したその6メートルもの長方形の大理石のブロック(あまり質がよくなかった)を前に ゴリアテ(Golia)の首を持つ像ではなく 戦いに挑む直前の立像を掘ったとのことで ポーズや表情の詳細な説明を伺いました 重さを支えきれないため 右足のうしろに木の幹を添えたとのこと 

   *     *     *

そしてモーセ(Mosé) ユリウス2世(Giulio Ⅱ della Rovere) が彼の墓を作らせますが 6回も変更をして 教皇が亡くなったあと  最初よりも小さな形で完成したそうです

モーセの角は光の角(corna)です 緊張と怒りのあまり立ち上がろうとする瞬間のポーズで 金の子牛(vitello d'Oro)を崇拝した古代エジプト人への怒りのため モーセの十戒(Tabole dei Comandamenti)が右腕から滑り落ちそうになっています 

これに関してはフロイトが心理学的説明をしており興味深いとのこと

  *     *     *

後年は 注文を受けずに自ら彫刻に向かいます 

I Prigioni (1525-1530/Firenze) これは瀕死の囚人たちの像ですが ミケランジェロは 大理石の塊を前にして これから掘られるべき像が見えたそうです そして その像を大理石から外に取り出すために掘ったのだそうです まさに 大理石から人間が出ようとしているかのようですね 

    *     *     *

ロンダニーニのピエタ(Pieta Rondanini/1554 Milano) これは彼の最後の作品で部分的に未完成(non-finiti)ですが 魅力的ですね💕

マリアが 亡くなったキリストを抱き抱えるポーズは背が傾いており 表情は未完成のままで これが後年ミラノで発見された時の逸話も興味深いですね 

         *     *     *

 

2018年に 上野の国立西洋美術で行われた「ミケランジェロと理想の身体」展のことも思い出しました 若き頃の「若き洗礼者ヨハネと 壮年期の未完の傑作「ダヴィデ=アポロ」とが再び出会う...不思議な感動を覚えました

90分にわたりノンストップのイタリア語の説明を聞いて 最初はどうなることかと思いましたが(笑) ミケランジェロは大好きなので 写真つきのテキストもありよくわかりました😊 

 

ピアッツァイタリアの美術セミナーはほぼすべて参加しています😊

 セミナー「彫刻家ミケランジェロ(Michelangelo sscultore)」のお知らせは こちら

 


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「 ヴィジョンとしてのファルネジーナコレクション」展覧会とセミナーに行ってきました&千鳥ヶ淵ライトアップ🌸(2023.3.31)@イタリア文化会館

2023年04月04日 | イタリアの美術館・博物館

ヴィジョンとしてのファルネジーナコレクション/La Collezione Farnesina, una visione」展覧会とセミナーに行ってきました&千鳥ヶ淵ライトアップ🌸(2023.3.31)@イタリア文化会館

 

散り始めの桜を見ながら夕方のイタリア文化会館に行き 帰りには千鳥ヶ淵ライトアップも観られて 桜🌸の季節に行けてよかったです🌸

この日はまず「ファルネジーナコレクション」の展覧会を見てから 図書館に行き 講演会「ヴィジョンとしてのファルネジーナコレクション」を聞いてきました

 

私は未来派のボッチョーニくらいしか知りませんでしたが とても興味深いイタリアの現代美術のお話を聞きました 

ファルネジーナとは Palazzo dellaFarnesina ローマの北西にあるイタリア外務国際協力省の建物のことです 

その建物の中に 2%法(予算の2%はアートに使うというもの)によって 寄託されたアート作品がたくさん展示されているのですね

 

まずはボッチョーニ(Boccioni) これは未来派の有名な作家で 分割主義(divisinismo)の画家から (まるでガンダムのモビルスーツのような!)彫刻作品を生み出す彫刻作品のひとつ 「空間における連続性の唯一の形態」(1913)というメインの作品が展示されていました 1912年に「未来主義彫刻技術宣言」を公表した翌年の作品ですね これは20セント硬貨のデザインにも使われています 常に横向きですが正面から見ると...

 

    ボッチョーニの「空間における連続性の唯一の形態

 

多時間をひとつの画面に組み合わせる また多素材主義の作家でもありますね

 

そして アルトゥーロ・マルティーニの「秩序への回帰」の流れについて 彼はエトルリア彫刻からインスピレーションを得たそうです

雑誌「valori plastici(造形的価値)」は1918年に創刊されました

戦後に結成されたフォルマ1   

カルラ・アッカルディの「赤いゲーム」という抽象作品もそのひとつです 彼女はイタリアのフェミニズム運動にも寄与しました 

アンフォルメルという フランス等で起きた激しい抽象絵画を中心としたアート 様々な材料を使った作品を創るムーブメントを経て 1960年からは アクロームから 汎・芸術へと流れてゆきますが その代表作は ピエロ・マンゾーニの「魔法の台座」ですね 誰しもこの台座に足を乗せればアートになる! という汎アートなのです

 

オプ・アートのアルヴィアーニ 1965年の「振動するテクスチャー」の表面は アルミで作られた環境芸術作品で これらはアルテ・リッカと称されるものでした 

それに対して アルテ・ポーヴェラがあります そっけないというか これがアート?というものもありますね  1967年の「アルテ・ポーヴェラ」展などぼろ切れのヴィーナスや 床に新聞紙を敷いた作品とか...

ミケランジェロ・ピストレットの「エトルリア人」という彫刻は 鏡絵画といって 作品の前に鏡が置かれています

 

  エトルリア人 

 

そのあとで  1970~80年代に トランスアヴァンギャルディアという 絵画への回帰のムーブメントが起きます

絵画や彫刻をいったんやめる時期があったのちに揺り戻しがあり 具象への回帰が起きます

そして 1990年代からはポストモダンが... オンターニの「クレオパトリア」(1998)は 蛇を手にした クレオパトラならぬ作者オンターニの自画像が...

 

このファルネジーナコレクションは 実はヴィジョンがあったというよりは むしろ 流動性というビジョンというもので フォロ・インペリアーリに候補地を考えていたのですが 何度も変更され フォロ・ムッソリーニへと決まり またその建物の用途も外務省に変更され 1956年にようやく完成したりなどの変遷も伺いました 展示作品は買ったのではなく寄託され 貸借作品がメインとのこと 

 

帰りは 千鳥ヶ淵🌸のライトアップを観ながら帰りました

春はイベントが目白押しですね😊

イタリア現代美術展 ファルネジーナコレクション(2023.3.25~5.7)は こちら

講演会「ヴィジョンとしてのファルネジーナコレクション」のお知らせは こちら

*素晴らしいイベントを開催してくださいましたイタリア文化会館様に 心よりお礼申し上げます

 


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ボッティチェリ特別展「美しきシモネッタ」&九段食堂でランチ(2023.1.26)@丸紅ギャラリー&九段会館テラス

2023年01月27日 | イタリアの美術館・博物館

ボッティチェリ特別展「美しきシモネッタ」&九段食堂でランチ(2023.1.26)@丸紅ギャラリー&九段会館テラス

 

1月いっぱいまで展示中という ボッティチェリの「美しきシモネッタ(La Bella Simonetta」 1枚だけの展覧会に ようやく行ってきました!!  土曜日以外は整理券なしで入れますが 現金は受け付けていないとのこと

この日は イタリア文化会館の図書室で本を借りてから 近くの九段会館テラスの九段食堂でランチ L定食はマグロのフライで すごいボリューム🐟🐟 

全国の農家から直送されたオーガニック食材を用いた料理を楽しめる九段食堂

昨年来た時はコーヒーのみでしたが 今年初めにようやくランチができました🍴

  Lランチ まぐろのフライ定食

 

    *      *      *

そして 九段下駅から東西線で竹橋まで 降りてすぐの丸紅の3階にある「丸紅ギャラリー」にて ようやく観ましたボッティチェリの「美しきシモネッタ」 日本に1点しかないボッティチェリの作品とのこと

1枚だけの展覧会... 堪能しました ドレスの袖のビロードのような深紅の布地 ペンダントが贋作かどうか騒がれたというエピソード 真作とわかるまでの2年間の調査について また第二次世界大戦ではナチスに接収されていたのですね... よかったですね無事で...

 1階入り口にかけてある大きなポスター

この絵は 1453年にジェノヴァ共和国の裕福な商人の娘として生まれたシモネッタの肖像画であり 彼女はのちに アメリゴ・ヴェスプッチの親戚のヴェスプッチ家に嫁ぎ フィレンツェに住みます

それなのにわずか23才で病没してしまいます.. ボッティチェリの代表作「春」「ヴィーナスの誕生」もこのシモネッタがモデルとされているとのこと 

ボッティチェリ以外にも ピエロ・ディ・コジモやレオナルド・ダ・ヴィンチがシモネッタをモデルとしたとされる作品の パネル展示もありました 

やはり生で観る絵画はいいですね~ 行ってよかったです💕

 

帰りは平将門の首塚を通って 大手町駅から家路につきました 朝の仕事も入れて1,5万歩も歩いた1日でした~👣

ボッティチェリ特別展「美しきシモネッタ」の展覧会は こちら (2023年1月31日まで)

解説は こちら

 


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ボッティチェリ特別展 《美しきシモネッタ》開催中です(2022.12.1~2023.1.31)@丸紅ギャラリー開館記念展Ⅲボッティチェリ特別展《美しきシモネッタ》

2023年01月02日 | イタリアの美術館・博物館

ボッティチェリ特別展《美しきシモネッタ》開催中です(2022.12.1~2023.1.31)@丸紅ギャラリー開館記念展Ⅲ

 

本展はサンドロ・ボッティチェリによるテンペラ画《美しきシモネッタ1作品のみを展示するものです。

この作品は、日本にある唯一のボッティチェリ作品として、1969年に英国から輸入して以来53年間、丸紅が所蔵してきました。

本展では、生誕570周年を迎えるシモネッタの生い立ちや、この作品の来歴、

他のシモネッタの肖像画との比較による《美しきシモネッタ》の制作年に関する

新たな推論等、様々な角度から 一枚の絵画の魅力を浮き彫りにしていきます。

 

モデルとなったのは、15世紀後半に実在したシモネッタ・ヴェスプッチというジェノヴァの裕福な商家出身の若い女性です

ボッティチェリの代表作「ヴィーナスの誕生」のモデルともされています

 

展覧会は こちら

整理券配布とのこと 詳しくは こちら

アクセスは こちら 竹橋、神保町下車  千代田区大手町一丁目4番2号 丸紅ビル3階

解説は こちら

 

お正月に行ってみたいですね... シモネッタ1枚だけの展覧会💕

 


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2022ボローニャ国際絵本原画展の初日に行き入選者の対談を聞いてきました(2022.6.25)@板橋区立美術館

2022年06月26日 | イタリアの美術館・博物館

2022ボローニャ国際絵本原画展の初日に行き入選者の対談を聞いてきました(2022.6.25)@板橋区立美術館

 

暑い中初日に行ってきました 第42回のボローニャ国際絵本原画展!! 

審査風景のDVDは毎年会場で見ていますが 今年の5名の審査員は 日本人 フランス ポーランド イタリア ベネズエラの方々です

    区立美術館のデコレーション 

審査員の言葉で印象に残ったのは たくさんの作品がある中で これが落ちたの!?と思うものもたくさんあり 今年ダメだからといって決してあきらめないでチャレンジ続けてください 毎年違う審査員なので... 

また 自分の国の文化をベースにしているか 独創性があるか 感動できるか 物語を語っているか 等の視点で審査している方もいらっしゃいました 

今年は1次・2次審査はオンラインで 最終選考はボローニャに集まってというハイブリッド形式でした

  ドキュメンタリー映像「ボローニャ・チルドレンズ・ブックフェア /

  国際絵本原画展 2022年」(審査員の言葉や会場風景など)は こちら 

2時からは 入選者の対談を聞きました 2年間オンラインだったため久しぶりの実開催です:

なんでも 今年はオンラインで申し込みができたため(オンラインは2年目) 今までの梱包して送るエントリー形式よりも面倒がなく そのため過去最多92か国 3,873件のエントリーがあったとのこと (私も検定試験の申込がオンラインだとすごく楽なのでわかります♪)  今までは6~70か国 2,500~3,000件くらいでしたので すごいですね!  

オンラインの審査では時差が大変でした 最終選考に残ったファイナリスト318名 そこから30か国 78人が入選されたそうです

選考終了後にウクライナ侵攻が起きて それでも「対話とかけはし」のモットーに基づき ウクライナ・ロシア双方の入選作品もそのまま展示したそうです 

コロナで人の移動ができなくなった中でも 作品は移動できる しかし2020年の作品の日本への運び入れは ロックダウンの中大変な困難を伴うものだったと聞き こちらはただ見に来るだけで申し訳ないくらいです

今年は イギリスの作品は色の数を押さえる傾向があり ポルトガルは色鮮やか 日本では 祖父母の出てくる作品が多くあったそうです 

入選者の皆さんは今回オンラインだったので申し込んだ方もいらして 見知らぬ方からお祝いのメッセージが届いたり 絵本のお仕事が始まったり...

日本では木版画の方がけっこう多く またいくつかの賞をいただいた方は や 砂目の粉末岩絵の具を使ったりと新鮮でした 

展示作品の中には 毛糸の布地を切り張りして木を演出したりと 色々な材質を多用してバラエティーに富んだ作品もありました 

オンラインで提出したあと 作品についつい手を加えてしまう方もいますがそれはダメとのことで次の課題ですね  

質疑応答ではモチベーションについて尋ねられましたが 締め切りに追われてスランプになる暇がない 他にもやることがあり忙しい中でも 毎日作品制作を続けているのがスランプ防止になる と語ってくださいました 

締め切りがあるからやっぱり取り組むんですよね...わかります😊

暑い中 行ってきてよかったです💖 

 

 

2022イタリア・ボローニャ国際絵本原画展(2022.6.25~8.7)は こちら

対談のお知らせは こちら

 


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「ポンペイ」展に行ってからジェラート・マンマミーアに立ち寄りました(2022.1.29)@東京国立博物館 平成館

2022年01月29日 | イタリアの美術館・博物館

「ポンペイ」展に行ってからジェラート・マンマミーアに立ち寄りました(2022.1.29)@東京国立博物館 平成館

 

ポンペイ」のセミナーを聞いてから行ってきました特別展「ポンペイ」!! 

ひさびさのお出かけです 本当はサークルの会員さんたちと見学会を組んでいたのですが まだ4月までやっているので今回は私一人で行くことにしました  

土曜の午後のためけっこう人が入っていたのですが 事前予約して人数制限があるためか ひどく混雑はしていませんでした 

早く安心してゆっくり展覧会を見たいものですね...  すべて撮影OKというのは嬉しかったですね ヨーロッパもそうですね

 

序章  ヴェスヴィオ山噴火とポンペイ埋没

ポンペイに行った時に見た犠牲者の石膏が ここでもまた見られました 

 

第1章  ポンペイの街 公共建築と宗教

ストリギリス(肌かき器) テルメで使った鉄製の痛そうな肌かき器が展示されていました 香油壺も 

また 悲劇俳優のフレスコ画もありました 辻音楽士はチラシの表紙を飾ったあの楽しそうなモザイクで 細かい石(テッセラ)を使ったもので見入ってしまいました

 

第2章 ポンペイの社会と人々の活躍

水差しランプ ガラス杯 アンフォラなどの生活用品がありました

 

   ↑

ぶどう摘みをあらわした小アンフォラ カメオが美しい💛

 

クラテル(ワインと水を混ぜるのに使われた大型のかめ) 燭台 インク壺なども当時使われており興味深いですね 

そして ありました エウマキア像 解放奴隷の娘で実業家の妻という女性ですね 布の表現が実に細かいですね~ 

ユリア・フェリクスのアパートの広告文も 時を超えて伝わるものがありました 

サッフォーの「書字板と尖筆を持つ女性」のフレスコ画は小さいけれど 当時の女性のあり方を実に見事に描いている 大好きな絵です

ブッラというお守り入れ お守りはさて何でしょう? 成人するまで身に着けていたそうです 

デナリウス銀貨アウレウス金貨も かなり小さかったのですね 

 

ヘビ型指輪ブレスレット 蛇は 家の守り神であり肥沃の神なのですね 

 

第3章 人々の暮らし 食と仕事

ワイン用のアンフォラ これがまだほのかにワインの匂いがするという...

料理用具色々 灰 炭化した大きなパンいちじく (このパンがお土産コーナーでクッションになって売っていた!)  医療用具や様々な職人の使う用具色々 とても興味深かったですね 天秤とかなど... 今回はフレスコ画よりも生活用品の方に目がいってしまいました(笑)

 

第4章 ポンペイ 繁栄の歴史

猛犬注意のモザイク ドムスの玄関にあったものですね ガルム用の小アンフォラその他の台所用品いろいろ 今でも使えそうな形のもありますね!

装飾品色々 そして最後には豪邸の「ファウヌスの家」にあったモザイクのシリーズが また「悲劇詩人の家」は 家は比較的小さいもののギリシャ神話を題材にしたフレスコ画が色々見られました

  ↑

円形火鉢 これってもしかして「ヴェスヴィオ山噴火10月説」を裏付ける有力な証拠のひとつと言われる 寒い時期に使うはずのあの火鉢...? 

噴火10月説(最近までは8月と小プリニウスの手紙から考えられていた)が頭にあるので そこから判断して色々見てしまいました!

 

2016年に森アーツギャラリーで見た「世界遺産 ポンペイの壁画展(La pittura parietale romana a Pompei)」を思い出しました 

この時はまだ2019年の大発掘は行われておらず それでも空間そのものがまさにポンペイ!! と壮大なスケールで再現されており 息をのんだのを覚えています

今回は チラシ等で見てずっと見たかったものがようやく観られた他に 生活で使われていた興味深い品々が 小さいけれど色々展示されていて嬉しい驚きでした💖 

できるだけ90分で見るようにとあり なんとか見終わりましたが... 喋ってはいけないので一人で行ってかえってよかったかも?

ちなみに シストルムというのは 古代ギリシャの楽器だそうです

 

    *   *   *

このあとは上野から湯島まで歩いて ジェラート・マンマミーア(Gelato Mammamia)にひさびさに立ち寄りました! 

店主のアンドレア(Andrea)さんは お正月のドラマ「潜水艦カッペリーニ号の冒険」のプロモーション番組に出演されたのですよ!! (実話に基づく第二次大戦末期のイタリアの潜水艦の日本での物語) 

 

この日は瀬戸内海の無農薬レモン・マスカルポーネ・ストラッチャテッラ(チョコチップ入り)の3つの味を選びましたが 乗せ方が絶妙で 酸っぱいレモンの下に甘~いクリームがあるので嬉しかった🍦 

 

「ポンペイ」展についての関連番組も色々あるので チェックしてみてくださいね!

NHKアーカイブスは こちら 

(噴火日は10月24日だった!?「よみがえるポンペイ」2022年2月6日(日) 13:00~14:29)その他

ポンペイ」展(2022.1.14~4.3)は こちら

 


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企画展示「ヴァレリア・ヴァレンツァ パネル展 - ボローニャからのクリスマスプレゼント イタリア語でお手紙を書いてみよう」のお手伝いをしてきました(2021.12.19)@いたばしボローニャ絵本館

2021年12月20日 | イタリアの美術館・博物館

ボローニャギャラリー企画展示「ヴァレリア・ヴァレンツァ パネル展 - ボローニャからのクリスマスプレゼント イタリア語でお手紙を書いてみよう」のお手伝いをしてきました(2021.12.19)@いたばしボローニャ絵本館

 

今年3月にリニューアルオープンなったいたばしボローニャ絵本館にて ボローニャのイラストレーターのヴァレリアさんに 子どもたちみんなでイタリア語でお手紙を書いて送ろう!! という初のイベントが開催され 私も地元のボランティアとしてお手伝いにはせ参じました💌

この企画は いたばしボローニャ絵本館(Itabashi Bologna Picture Book Library)のシンボルでもある「ボローニャ・ギャラリー」(ポルティコをイメージした空間)にて ボローニャ在住のイラストレーター ヴァレリア・ヴァレンツァ(Valeria Valenza)さんのパネル展「ボローニャからのクリスマスプレゼント(Regalo di Natale da Bologna)」が開催中なのですが...

 

     ↑ 

 ヴァレリア・ヴァレンツァパネル展@いたばしボローニャ絵本館

展示されている16点のイラストを見たあとで お気に入りの1枚のイラストとともに子供たちが写真2枚を写し それを手紙にはりつけて なんとイタリア語でお手紙を書いちゃおう!というもので 初の試みです 

お手紙はヴァレリアさんに送り 写真1枚は子供たちが持ち帰るというものです

 

    ↑

 どの絵にしようかなぁ~

 

開会のあいさつのあとで ヴァレリアさんからのお手紙をイタリア語で読むという大役をおおせつかり 毎日練習して読ませていただきました 

2019年12月のスピーチコンテスト以来です  大勢の人前でイタリア語話すの...

 

そして出来上がってきた写真を 好きな色の紙に置いて 各自日本語とイタリア語の見本を見ながらお手紙を書きはじめました あいさつ 自分の名前 年齢 気に入ったイラスト お礼のことばと自分のおなまえなどです

すべて大文字にしたので子供たちも書きやすかったと思います どんどんアルファベットを書き 絵を描く子 少しずつ絵や字を選び 色鉛筆を使っていろんな色で字や絵を描く子 年齢も小さな子から小学校低学年くらいまでの子供たちが集まり 楽しくお手紙を書きました♪

私も小さな子に接するのは実はかなり久しぶりで 自分の子も小さかった頃はこんな字を書いていたなぁ...とか 小学校のPTAの時もお餅つき大会で色々お手伝いをして子供たちと接して楽しかったなぁ...とか 子どもたちを見ながら昔を思い出しました 

 

ヴァレリアさんは 4才の誕生日の時にイラストレーターになろうと思ったこと メリーポピンズが好きなこと ボローニャ国際絵本原画展に3回入賞され 2001年からご家族とボローニャに住み 文化プロジェクト「Naso di Bruco」やワークショップの開催 絵本や玩具のデザイナーとして活躍されています 

よい絵本は言葉と絵がいっしょに踊っている 仕事の時はスタジオか家で読むが 楽しみで読む時は外や公園で読む等 心に残る言葉がたくさんありました

自分のイタリア語が少しでも地元の役に立って嬉しいです💖

ヴァレリア・ヴァレンツァ パネル展 - ボローニャからのクリスマスプレゼント」のお知らせは こちら(2021.12.28まで)

ヴァレリアさんにお手紙を書こう!という企画は こちら


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特別展「ポンペイ」が開催されます(2022.1.14~4.3)@東京国立博物館平成館

2021年12月04日 | イタリアの美術館・博物館

特別展「ポンペイ」が開催されます(2022.1.14~4.3)@東京国立博物館平成館

 

紀元後79年のヴェスヴィオ山の噴火で埋没したポンペイの発掘は18世紀に始まり 現在まで続いており 最近も新たな発見が続いています

この展覧会では 壁画 彫像 工芸品の傑作から 食器 調理具といった日用品にいたる発掘品を展示し 2000年前の都市社会と豊かな市民生活をよみがえらせます

また、ポンペイ出土の膨大な遺物を収蔵するナポリ国立考古学博物館の全面的協力のもと150点が展示され まさに「ポンペイ展の決定版」とも言える貴重な機会となります

 

展覧会は こちら

公式HPは こちら

追加: 

2022年1月26日(水)と2月6日(日)に 吉祥寺のLCIでポンペイ展の開催に合わせた「ポンペイ」のセミナーが開催されます!! 私も早速申し込みました♪

* 写真は2015年に訪れたポンペイの遺跡

2016年の森アーツギャラリーで開催された「世界遺産ポンペイの壁画展」リポートは こちら

 


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2021イタリア・ボローニャ国際絵本原画展に行ってきました(2021.7.17~8.15)@板橋区立美術館

2021年07月23日 | イタリアの美術館・博物館

2021イタリア・ボローニャ国際絵本原画展に行ってきました(2021.7.17~8.15)@板橋区立美術館

 

暑い中 今年もボローニャ国際絵本原画展に行ってきました! 

今年の審査員にはなんと 板美の松岡職員も参加されていて嬉しい!

また ドイツ人の審査員とイタリア人の審査員が ともにイラストレーターの方なのですが インタビューでこのようにおっしゃっていたのが印象的でした:

気になる3人の作家が3人ともたまたま日本人ばかりだったが 伝えたいものを持っているから選んだ それが日本人だったのですね

また 自由な心で描いているのか?と 奇想天外な絵本の見方を教えてくれたとも...

松岡さんは 紙の本が徐々に消えてゆく中で 最後まで生き残るとしたらそれは 絵本だろうと... 紙であることを生かした絵本の良さを守ってゆきたい 等...

様々な国の作品を見ながら その国ならではの材料(中国の顔料など)を生かした作品も含めて鑑賞しました 鉛筆画とかグアッシュ 混合技法 刺繡や貼り込み 写真にしたものまで色々あってとても楽しめました

 

トーク・講演会等の関連イベントは後日配信されるとのこと 楽しみです♪

また 地元ときわ台等でも 「絵本のまち板橋&ボローニャ絵本さんぽ2021」を開催しているカフェや本屋さんなどがあるので 早速行って見ようと思います!

板美ののぼりも健在です!  帰りのバスが来るぎりぎりまでインタビュー映像見てました♪

 

今年のチケットです いつも立体的で素敵ですね

また 特別展示 レオ・レオ―ニ作品受贈記念展の中に ヒトラーの風刺画や晩年の植物のオブジェに混じって 「じぶんだけのいろ  いろいろさがしたカメレオンのはなし」のステンシルパーツがありました

実は私がこの絵本の読みきかせをするはずで練習していた ボローニャ絵本館主催の「ボローニャ・ブックフェアinいたばし 世界の絵本展」(2021.8.14~29/板橋中央図書館・絵本館)での 日替わりの「まいにち外国語おはなし会」が 4度目の宣言が出たために期間中は中止となってしまいました   ブックフェアの展示や講演会は開催されます

大変残念ですが また来年に向けて準備を進めてゆきたいと思います! (1回はドイツ語のみ、第1日曜のおはなし会は3か国語でやります♪)

2021イタリア・ボローニャ国際絵本原画展は こちら

 


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2021イタリア・ボローニャ国際絵本原画展開催のお知らせ(2021.7.17~8.15)@板橋区立美術館

2021年07月09日 | イタリアの美術館・博物館

2021イタリア・ボローニャ国際絵本原画展開催のお知らせ(2021.7.17~8.15)@板橋区立美術館

2021イタリア・ボローニャ国際絵本原画展

会期:  2021年7月17日(土曜日)~8月15日(日曜日)

午前9時30分~午後5時(入館は午後4時30分まで)

休館日:  月曜日(ただし8月9日は振替休日のため開館し8月10日休館)
観覧料:  一般650円、高校・大学生450円、小・中学生200円

*土曜日は小中高校生は無料で観覧できます

*65歳以上・障がい者割引あり(要証明書)

主催:    板橋区立美術館、一般社団法人日本国際児童図書評議会(JBBY)
企画協力:  Bologna Children's Book Fair

イタリア・ボローニャのブックフェアが主催する絵本原画の 国際コンクールの入選作品を展示します

毎年日本人の活躍も注目されている本展は、出版・未出版に関わらず審査の対象とされるため、新人作家の登竜門としての役割も果たしています

技法もテーマも様々な、絵本原画の世界をお楽しみください

2021年は 世界23カ国76作家の作品をご覧いただきます


また、ボローニャ展の会期に合わせて、当館に寄贈されたレオ・レオーニの作品を特別展示いたします

日本では絵本作家として広く知られていますが、デザイン、絵画、彫刻など多彩な活動をした

レオーニの足跡をご覧いただく機会となります

 

ご来館の際はマスクの着用をお願いいたします。館内では係員の指示に従ってください。
また、開館日時などホームページに記載されている内容について変更する場合がございます。予めご了承ください。

緊急事態宣言の発出に伴い、関連イベント(トーク・講演会・講座等)の会期中の開催は中止いたします。

一部イベントについては映像配信や秋以降の開催を検討しています。

 

特別展示 レオ・レオーニ作品受贈記念展

『スイミー』などの絵本で知られるレオ・レオーニ(Leo Lionni 1910-1999)の作品が

板橋区立美術館に寄贈されたのを記念して、ボローニャ展の会期中に特別展示をします

 

板橋区立美術館では、レオーニ氏存命中の1996年に国内初の大規模な展覧会を開催し、

さらに没後の2020年には未公開作品もふくめた展覧会「だれも知らないレオ・レオーニ展」を開催しました

こうした活動をきっかけに、ご遺族からレオーニ氏の作品73点をご寄贈いただきました

その中から、絵画、彫刻、デザイン、絵本など実に多岐にわたる活動をしたレオーニの足跡をご覧いただきます

 

2021イタリア・ボローニャ国際絵本原画展は こちら

 

*4度目の緊急事態宣言が出たので心配しておりましたが 一部イベントは中止の形で開催とのこと

いつもイベントに合わせて行っていたのですが お天気をみてすいてる時に行ってこようかな... 

いつもイベントで知り合いに会えたのに 今年はどうかなぁ...

 

 


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「Il miracolo di San Gennaro ~  ナポリの守護聖人サン・ジェンナーロの奇跡と関連する宝物館およびカタコンベ~」に参加しました(2021.2.28)@高円寺ピアッツアイタリア

2021年03月21日 | イタリアの美術館・博物館

「Il miracolo di San Gennaro ~  ナポリの守護聖人サン・ジェンナーロの奇跡と関連する宝物館およびカタコンベ~」に参加しました(2021.2.28)@高円寺ピアッツアイタリア

 

ナポリの守護聖人サン・ジェンナーロ聖ヤヌアリウス/ Ianuarius)の血の奇跡のことは ナポリの友達から聞いたことがあるので このセミナーで興味深いお話を聞きました 

ナポリ大聖堂内の礼拝堂 宝物館 そしてカタコンベを見ながら サン・ジェンナーロの生涯 血の奇蹟 そしてたくさんの宝物等を見てゆきました 

ちなみにGennaroという名前は 1月生まれの子供によくつけられるそうです 1月は聖なる神に近い月なのです 

 

サン・ジェンナーロはナポリの守護聖人(il patrono)で  272年4月21日生まれです

他の2人のクリスチャンの友人たちとともに 305年9月19日に ナポリ近郊のPozzoliで Solfataraという火山のふもとで キリスト教徒の迫害(la persecuzione dei cristiani)をしていたディオクレティアヌス帝によって斬首(decapitazione)の刑となり キリスト教殉教者(martire Cristiano)となります (その前に熊とライオンに喰わせようとしますが 大人しくなり喰わなかったとのこと) 

その時首から出た血(sangue)を エウセビア(Eusebia)という貴婦人が小瓶(ampolle)に取り それが今でも年に3回 決まった日に液化する(liuefazione)という奇跡のような現象が起きるというもので ナポリの人々はそれを信じ 溶けなかった年には悪いことが起きるという言い伝えがあるそうです

サン・ジェンナーロの骨(le osse)と頭蓋骨(il teschio)は ポッツォ―リからカポディモンテのカタコンベ(catacomba di Capodimonte)に運ばれました

エウセビアが血を骨に近づけた時に 血が最初に溶けた(si sciogle)そうです

472年にヴェスヴィオ火山の噴火(eruione del Vesuvio)が起きた時に ナポリの人々はカタコンベに行ってサン・ジェンナーロに祈り その時からナポリの守護聖人(patrono e protettore)となり 地震や噴火等の時には人々が祈りにいくようになりました 

それまではSant'Agrippinoがナポリの聖人でした

 

512年にまた噴火が起きた時に ナポリの司教(vescovo)がその役割を認めて 13世紀末にはドゥオーモ(Duomo)を建てました そこの地下聖堂(cripta)に 頭蓋骨は金の半胸像(busto d'argento)に 血の小瓶(ampolle)は宝石箱(teca prziosa)に入れられて保管されました

1646年にそれらは 新しくできた 宝物の礼拝堂(Cappella del Tesoro)に入れられたそうです

1389年には公式に書類が残されたとのことで それ以前からも溶解は起きていたらしいです

1527年には スペインやフランスとの戦争があり 噴火にペストがあり  新しくduomoを建て かわりに火山の溶岩(lava)が街に近づきつつあったのを止めてもらったそうです

1601年には 代表団(Deputazioni)が公正証書(atto notarile)を残したそうです

 

miracolo(奇跡)というよりは prodigio (驚異、不思議)だそうで これは科学的な理由はあるけれどわからないからとのこと

wikipediaによると:

la liquefazione del sangue 血の溶解・液化

 da ricordare l'ipotesi formulata dal CICAP usando però sostanze non omogenee a quelle contenute nell'ampolla, secondo cui il sangue sarebbe una sostanza tissotropica (チクソトロピー) che si scioglie sotto sollecitazione (応力) meccanica.

L'autorità ecclesiastica (聖職者), comunque, dopo test in proprio affidati a scienziati laici (世俗の), classifica come prodigio (奇跡) il fenomeno dello scioglimento.  (senza fonti)

チクソトロピー:  ゲルのような塑性固体ゾルのような非ニュートン液体の中間的な物質が示す性質で、粘度時間経過とともに変化するもの (wikipedia)

 

融解現象(il fenomeno del scioglimento)が起きる年3回の日は 以下の通り:

1. 5月の最初の土曜日(il primo sabato di maggio)  小瓶は胸像とともに行列で運ばれます

2. 9月19日(il 19 settembre)  サン・ジェンナーロの命日  Duomoの中で式典があり 血の小瓶は8日間見られます

3. 12月16日 (il 16 dicembre) festa del Patrocinio di San Gennaroの祭りで 噴火の溶岩が止まったことを祝います

 

ちなみに2020年12月は溶けなかったのだそうです...  次の奇跡の起きる2021年5月までナポリの人々は不安です(:_;)

ちなみに 箱を開ける前に溶けている年 あるいは溶けなかった年はよくない印(non sia buon segno)だそうです

溶けなかった年は 1940年 (第二次大戦) 1943年 (第二次大戦) 1973年 (コレラ) 1980年(irpiniaの地震) そして2020年ですね (コロナ??)

  *    *    *

次は宝物(i tesori)について:

Capella di San Gennaro(サン・ジェンナーロの礼拝堂) また一部はMuseo del Tesoro di San Gennaro(サン・ジェンナーロの宝物館)にある宝物は世界一を競うもので 世界一大きなエメラルドのひとつ(uno degli smeraldi più grandi al mondo)がサン・ジェンナーロの胸像(busta)につけられているのですね

フランスの金細工師(orafi francesi)が作った宝物が今も保存されていて見事でした

第二次大戦中であってもサン・ジェンナーロの血は売らなかったのです 血はナポリの人々のもので 教会は入場料を払わずに誰でも入れましたから 金もうけの為ではありませんでした

ダイヤモンド エメラルド ルビーの飾られたサン・ジェンナーロの胸像の装飾品(ornamento per il Busto di San Gennaro)はこの代表団が贈ったもので それは大きくて見事です

La Mitra gemmata di San Gennaro これも18キロもの宝石で飾られたサンジェンナーロの

司教冠です 

エメラルドは知識 ルビーはサン・ジェンナーロの血 ダイヤモンドは最も硬くて信仰を表しているとのこと

 

そして最後はサンジェンナーロのカタコンベ(la Catacombe di San Gennaro)です 

ガイド付きで入れるそうです サン・ジェンナーロのフレスコ画が残っています 

 

私はナポリに行った当時は知らなくて 地下ナポリにしか入りませんでした!!

Catacombe di San Gennaro(サン・ジェンナーロのカタコンベ)の中の サン・ジェンナーロのページは こちら

記事は こちら

 

セミナーのお知らせは こちら

魅力的なセミナーを開催してくださいました高円寺のピアッツアイタリア様に心よりお礼申し上げます

 

写真は La reale cappella del Tesoro di san Gennaro サン・ジェンナーロの宝物館

 


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