「2012イタリア・ボローニャ国際絵本原画展」に初日に行ってきました(2012.6.30)
板橋区立美術館で開催されている「2012イタリア・ボローニャ国際絵本原画展」の初日に早速行ってきました
土曜日は学生は無料 初日には特別展示のペイジ・チュー(Page Tsou)氏の講演「ペイジの1/3」もあるとあって なかなかに大勢の人でにぎわっていました 夕方からはレセプションもあったようで 初日に行くのもいいかも!
ペイジ氏は台湾出身で ボローニャSM出版賞の第2回受賞者(第1回はフィリップ・ジョルダーノ氏)で 今回展示されているのは「鉛の兵隊(El soldado de plomo)」です
イギリスで学んでいたとあって英語での講演でした 彼は最初は小学校の先生をしていらしたそうで 母の日には母の絵ではなく 母の好きなものを子どもたちに描かせるなど ちょっと変わった試みをいろいろしていたそうです
彼の生家から学生時代 留学時代そして今に至るまでが写真や映像で紹介されて ぐっと近い人になった気がしました
人の後ろ姿には 顔などから入ってくる様々な情報がない分だけ その人の真実が見えてくるので 後ろ姿を沢山描き それでカレンダーまで作ったとのこと 彼なりの面白い工夫がされていました とても楽しい講演でした 終了後にはスペイン語版のこの絵本のサイン会がカフェ・ボローニャで行われました
* * *
さて 原画の展示を見る前に私は毎年 先にVTRを見て 今年の「ボローニャ国際絵本原画展(ボローニャ・ブックフェア)」の審査の様子や 入賞者のインタビューなどを見ておきます そうすると注目の原画を見落とさずにすむというわけ!
それにしても日本の絵本原画のレベルは高いと感じます (日本のマンガが世界トップレベルなのと連動しているのでしょうか)
あるイタリアの出版社スタッフが 日本の入選者の作品に一目ぼれしてその場で出版を即決したというインタビューを見ました 列の最後の方に辛抱強く並んでいたその日本人の作品を読んで衝撃を受け 前に見ていた絵のことが頭からすっかり離れてしまい 「これだ!」と直感してその場で出版を心に決めたというエピソードには唸りました…
また今年の審査員には日本からは 絵本作家の荒井良二さんが参加 皆さんとても苦労なさって作品を選んでいらっしゃる様子が映されました あれだけ多くの(2,685)作品の中から 72の入選作を選ぶのは大変なことと思います 審査は3日間あるのでその分熟慮が要求されるのですね
毎年アニュアル(annual)の冊子を見て応募してくるなど ここのところ閉塞感を感じているので ボローニャ・スタイルを壊して未来につなげることが大切だとのこと
今年のチラシやチケットは ボローニャ在住イラストレーターのyocci こと のだよしこさんがほんとに可愛いイラストで飾ってくださって 見ただけで嬉しくなっちゃいます!!
「ブラチスラバ世界絵本原画展」(2012.7.14~9.2/於うらわ美術館)のポスターも見つけました(^o^)
私も8月の「ボローニャ・ブックフェアinいたばし 世界の絵本展」の抄訳作成が無事終了し (1年に一回スペイン語に取り組みます~) これからもこの原画展には毎年訪れようと心に決めて 美術館をあとにしたのでした… ← 地元なのにバスを乗り間違えてしまった...(*_*)
「2012イタリア・ボローニャ国際絵本原画展」の開催のお知らせは こちら
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土曜日は学生は無料 初日には特別展示のペイジ・チュー(Page Tsou)氏の講演「ペイジの1/3」もあるとあって なかなかに大勢の人でにぎわっていました 夕方からはレセプションもあったようで 初日に行くのもいいかも!
ペイジ氏は台湾出身で ボローニャSM出版賞の第2回受賞者(第1回はフィリップ・ジョルダーノ氏)で 今回展示されているのは「鉛の兵隊(El soldado de plomo)」です
イギリスで学んでいたとあって英語での講演でした 彼は最初は小学校の先生をしていらしたそうで 母の日には母の絵ではなく 母の好きなものを子どもたちに描かせるなど ちょっと変わった試みをいろいろしていたそうです
彼の生家から学生時代 留学時代そして今に至るまでが写真や映像で紹介されて ぐっと近い人になった気がしました
人の後ろ姿には 顔などから入ってくる様々な情報がない分だけ その人の真実が見えてくるので 後ろ姿を沢山描き それでカレンダーまで作ったとのこと 彼なりの面白い工夫がされていました とても楽しい講演でした 終了後にはスペイン語版のこの絵本のサイン会がカフェ・ボローニャで行われました
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さて 原画の展示を見る前に私は毎年 先にVTRを見て 今年の「ボローニャ国際絵本原画展(ボローニャ・ブックフェア)」の審査の様子や 入賞者のインタビューなどを見ておきます そうすると注目の原画を見落とさずにすむというわけ!
それにしても日本の絵本原画のレベルは高いと感じます (日本のマンガが世界トップレベルなのと連動しているのでしょうか)
あるイタリアの出版社スタッフが 日本の入選者の作品に一目ぼれしてその場で出版を即決したというインタビューを見ました 列の最後の方に辛抱強く並んでいたその日本人の作品を読んで衝撃を受け 前に見ていた絵のことが頭からすっかり離れてしまい 「これだ!」と直感してその場で出版を心に決めたというエピソードには唸りました…
また今年の審査員には日本からは 絵本作家の荒井良二さんが参加 皆さんとても苦労なさって作品を選んでいらっしゃる様子が映されました あれだけ多くの(2,685)作品の中から 72の入選作を選ぶのは大変なことと思います 審査は3日間あるのでその分熟慮が要求されるのですね
毎年アニュアル(annual)の冊子を見て応募してくるなど ここのところ閉塞感を感じているので ボローニャ・スタイルを壊して未来につなげることが大切だとのこと
今年のチラシやチケットは ボローニャ在住イラストレーターのyocci こと のだよしこさんがほんとに可愛いイラストで飾ってくださって 見ただけで嬉しくなっちゃいます!!
「ブラチスラバ世界絵本原画展」(2012.7.14~9.2/於うらわ美術館)のポスターも見つけました(^o^)
私も8月の「ボローニャ・ブックフェアinいたばし 世界の絵本展」の抄訳作成が無事終了し (1年に一回スペイン語に取り組みます~) これからもこの原画展には毎年訪れようと心に決めて 美術館をあとにしたのでした… ← 地元なのにバスを乗り間違えてしまった...(*_*)
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