日伊文化交流会

サークル「日伊文化交流会」は板橋区で生まれ、元東都生協登録サークルとしてイタリア好きの人たちが集まり楽しく活動しています

第22回イタリア語スピーチコンテストを聞きに行ってきました(2012.12.1)

2012年12月04日 | イタリア語検定・スピーチコンテスト
第22回イタリア語スピーチコンテストを聞きに行ってきました(2012.12.1)


今年もまた 公益財団法人日伊協会主催「第22回イタリア語スピーチコンテスト」が開催され 12名の参加者のスピーチを聞きにイタリア文化会館アニエッリ・ホールに行ってきました


浜離宮朝日小ホールで開催されていた頃に初めて聞きに行ってから5回目となる今年は 連続3回出場の地方からの男性が「回文の愉しみ」とのスピーチで見事第1位に輝き 毎年この方のスピーチを楽しみにしていたのでほんとに嬉しかった!! 継続は力なりと感じました 
*回文とは後ろから読んでも同じ文のことです

例年は大学生等若い方がローマ行きのチケット(Tutta Italiaワールドエアサービス提供)をゲットしていたのですが 熟年の彼は毎回イタリア語落語オノマスティカ(固有名詞学)等の際立った魅力あるスピーチを披露し 強烈に記憶に残っておりました(イタリア語落語では笑いました!!) 


今年は私も聞きとり力が(検定も受けて)だいぶアップして 今年はテープの早回しのような早いスピーチがなかったこともあって内容がだいぶわかってきました 
それで今回「日本語で聞いても面白い内容かどうか」が気になってきたのです ←内容が聞きとれなかった頃にはそこまでわからなかった(笑)

なので 「鉄は熱いうちに打て」とばかりに将来性を買って若い方に? あるいは円熟のスピーチに? さてどちらか…? と私もドキドキしていました 


以前私の原稿を読んでいただいた先生に「真摯な気持ちでもっとしっかり時間をかけて考えて書きなさい」と言われたことがあり 自分の気持ちを一度フィルターに通してろ過したものを出していったほうがよいとわかりましたし 自分の気持ちをぶつけるにせよ 邪心なきひたむきさで向き合っているだろうかと 自分自身の時を振り返りつつ思いました 

私が10年以上前にドイツ語スピーチコンテストに出た時は 自分の人生での大きな体験を語りました あの時のようなひたむきさは今あるだろうか… 今の自分には何があるのだろうかと考えざるをえなかったです


また将来の夢(医師)を切々と語るスピーチには思わず心の中で応援してしまいましたし 同年代の主婦の残りの人生に対する向き合い方に共感し 解剖学者としてのダ・ヴィンチを語る医師 日本のトイレ文化(ウォシュレットや「音姫」など) について あるいは好きな映画について(彼が滞在した町の方言も交えて)  “チャオ”は使われる場面によってさまざまな訳し方があるという考察 また英語俳句をたしなむ方がイタリア語俳句を披露してくださり これにはとても感銘を受けました イタリア人の友人の死を語る時に涙でスピーチが続けられなくなった女性には 思わず心の中で「がんばって!!」とエールを送りました 

そんな方たちのうち5名が見事入賞 また惜しくも今年入賞を逃した方たちを間近で見て その気持ちを痛い程感じつつ(私は2回挑戦し予選落ち、今は検定にチャレンジ中) その悔しさをバネにさらなる飛躍をしてほしいと心の中で願いつつ 会場をあとにしました 

10代から70代の方までバラエティに富んだ内容のスピーチに 今年も大いなる刺激を受けました 関係者の皆様にこの場を借りましてあらためて感謝申し上げます 

開催のお知らせは こちら


*他のパソコンからどうにかアップしました...新しいの買おうかな...ヤレヤレ


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