特別展「キリシタン 日本とキリスト教の469年」に行ってきました(2018.9.15~10.28)@国学院大學博物館
たまたま新聞で見たので早速行ってきました 長崎と天草地方の潜伏キリシタン関連遺産 世界文化遺産登録記念特別展 「キリシタン 日本とキリスト教の469年」展!!
国学院大學に行くのは初めてです 渋谷からはバスがいいですね~ 渋谷駅の喧騒から離れて完成な住宅街に学校はありました
この展覧会は西南学院大学との協同で開催され 「長崎と天草地方の潜伏キリシタン関連遺産」が 今年2018年に世界遺産に登録されたことを記念して開催されました
キリシタンによる廃仏毀釈のコーナーでは キリシタン大名となった九州の大名が棄てさせた灯篭などが展示され 禁教の一因となったことを物語っていました
「海を渡った日本人キリシタン 天正遣欧使節」のコーナーでは 確かに法王に謁見したことを記された資料が見られ 「千々石ミゲル夫妻の墓が語るもの」というコーナーでは ミゲルの妻が身に着けていたガラス玉等(個人蔵)から もしかしたら千々石ミゲルは棄教はしていなかったのではないかと伺わせるとの記述がありました
禁教政策の展開のコーナーでは 中浦ジュリアンが穴吊るしの刑に遭っている絵もありました 思わず遠藤周作の「沈黙の海」を思い出しました
そして「江戸幕府の禁教政策」のコーナーでは 板踏み絵が2枚展示されており 私は初めて見たのです「踏み絵」...!! けっこう小さいのですが これが隠れキリシタンの人生を決定したのですよね...
そしてさらに驚いたのが シドッチの遺骨(複製)があったこと!! シドッチは鎖国時代の日本に単身乗り込んだイタリア人宣教師ですが 新井白石が調べにあたったのですね その遺骨が最近発見され 私も本を読みました
詳しくは 「江戸の骨は語る 甦った宣教師シドッチのDNA」(篠田謙一著/岩波書店)を読んで切支丹屋敷跡を散策(2018.6月)
複製とはいえ...本を読んだので じっくり眺めてしまいました
また 「浦上四番崩れ」のコーナーでは 隠れキリシタンが秘かに崇めていた「マリア観音像」(チラシ参照)が展示されており ロザリオもありました
「キリシタン制札」も展示されており ようやく隠れキリシタン弾圧が終わったことを示す大きな字が とても印象的でしたね
また 「かくれキリシタンの伝統」のコーナーでは 「経消しの壺」が展示されており これは表向きは仏教徒になったものの 隠れキリシタンの仏式の葬儀のあとで 隠れ部屋でこの仏式のお経を消すために 経消しの言葉が唱えられたのですね... 亡くなる時も たいへんな思いをしてきたのですね...
今まで受けてきた講座で聞いたこと 映画などがよみがえり 実に興味深い展示でした
常設展では 世界遺産検定1級テキストに載っていた神社の建築様式がすべて展示されており 来年1級を受ける予定の私にとってはとてもタイムリーでした!(^^)!
「キリシタン 日本とキリスト教の469年」は こちら
10月28日(日)まで そのあとは福岡で開催されます(2018.11.2~12.13)
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たまたま新聞で見たので早速行ってきました 長崎と天草地方の潜伏キリシタン関連遺産 世界文化遺産登録記念特別展 「キリシタン 日本とキリスト教の469年」展!!
国学院大學に行くのは初めてです 渋谷からはバスがいいですね~ 渋谷駅の喧騒から離れて完成な住宅街に学校はありました
この展覧会は西南学院大学との協同で開催され 「長崎と天草地方の潜伏キリシタン関連遺産」が 今年2018年に世界遺産に登録されたことを記念して開催されました
キリシタンによる廃仏毀釈のコーナーでは キリシタン大名となった九州の大名が棄てさせた灯篭などが展示され 禁教の一因となったことを物語っていました
「海を渡った日本人キリシタン 天正遣欧使節」のコーナーでは 確かに法王に謁見したことを記された資料が見られ 「千々石ミゲル夫妻の墓が語るもの」というコーナーでは ミゲルの妻が身に着けていたガラス玉等(個人蔵)から もしかしたら千々石ミゲルは棄教はしていなかったのではないかと伺わせるとの記述がありました
禁教政策の展開のコーナーでは 中浦ジュリアンが穴吊るしの刑に遭っている絵もありました 思わず遠藤周作の「沈黙の海」を思い出しました
そして「江戸幕府の禁教政策」のコーナーでは 板踏み絵が2枚展示されており 私は初めて見たのです「踏み絵」...!! けっこう小さいのですが これが隠れキリシタンの人生を決定したのですよね...
そしてさらに驚いたのが シドッチの遺骨(複製)があったこと!! シドッチは鎖国時代の日本に単身乗り込んだイタリア人宣教師ですが 新井白石が調べにあたったのですね その遺骨が最近発見され 私も本を読みました
詳しくは 「江戸の骨は語る 甦った宣教師シドッチのDNA」(篠田謙一著/岩波書店)を読んで切支丹屋敷跡を散策(2018.6月)
複製とはいえ...本を読んだので じっくり眺めてしまいました
また 「浦上四番崩れ」のコーナーでは 隠れキリシタンが秘かに崇めていた「マリア観音像」(チラシ参照)が展示されており ロザリオもありました
「キリシタン制札」も展示されており ようやく隠れキリシタン弾圧が終わったことを示す大きな字が とても印象的でしたね
また 「かくれキリシタンの伝統」のコーナーでは 「経消しの壺」が展示されており これは表向きは仏教徒になったものの 隠れキリシタンの仏式の葬儀のあとで 隠れ部屋でこの仏式のお経を消すために 経消しの言葉が唱えられたのですね... 亡くなる時も たいへんな思いをしてきたのですね...
今まで受けてきた講座で聞いたこと 映画などがよみがえり 実に興味深い展示でした
常設展では 世界遺産検定1級テキストに載っていた神社の建築様式がすべて展示されており 来年1級を受ける予定の私にとってはとてもタイムリーでした!(^^)!
「キリシタン 日本とキリスト教の469年」は こちら
10月28日(日)まで そのあとは福岡で開催されます(2018.11.2~12.13)
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