日伊文化交流会

サークル「日伊文化交流会」は板橋区で生まれ、元東都生協登録サークルとしてイタリア好きの人たちが集まり楽しく活動しています

イタリア映画祭2023オンライン第二部で「キアラ」を観ました(2023年7月)@イタリア映画祭2023オンライン

2023年08月04日 | イタリア映画・映画

イタリア映画祭2023オンライン第二部で「キアラ」を観ました(2023年7月)@イタリア映画祭2023オンライン

 

イタリア映画祭オンライン上映第2部は 何はともあれ観たかった「キアラ(Chiara)」を観ました🎥

 

キアラ (Chiara):

ヒロインの映画を作り続けてきたスザンナ・ニッキャレッリ監督(『ミス・マルクス』『コズモナウタ-宇宙飛行士』)の5作目は 女性の修道会のための独自の会則を書いた最初の修道女 聖キアラの物語
 
アッシジ 1211年 
 
結婚させられそうになった18歳のキアラは家を飛び出し 貧しい人々や病気の人々を助け 神に仕えるフランチェスコの活動に加わる
 
カリスマ的なキアラは 自分自身のみならず 女性たちや自由という夢のために闘い始める 
ヴェネチア国際映画祭コンペティション部門出品
 
    *    *    *

聖フランチェスコに帰依して 清貧の女性修道会を創立した アッシジ出身の「聖キアラ」の半生を描いたこの映画 

特に印象的だったのは 帰依した人々が夕日を浴びつつ 草原の上で踊りながら祈りを捧げる幻想的なシーンでした 

また 数々の奇跡の中で キアラの叔父が やはり帰依した妹アニェーゼを連れ戻しに来た時に 妹の身体が突然重くなったり 子どもの病気を治したり...  それでもキアラは自分がカリスマ的存在であることを嫌うのですが 

女性は財産で守られるべきで清貧の暮らしはできず 外に出るなとキアラを説得する枢機卿ですが やがて彼が法王となり キアラが逡巡の末に 最初の女性の修道会のための独自の会則を書くことを許すことになったり キアラが帰依した聖フランチェスコとの長年の信頼関係等 この時代に信仰に生きた稀有な人々の生き様が こちらにも伝わってきました

特にラストの (ネタばれですが)「(パンは)足りるから」とのキアラの言葉通りに 小さなパンの塊が 切っても切っても決してなくならない不思議なシーンは圧巻でした🍞 

 

   *    *    *

 

他にも 2011年の試写会に行ったことのある「我々は信じていた/Noi credevamo」(イタリア統一のエピソードを描いた長編)や 2012年にイタリア文化会館の映画会で観た「見わたすかぎり人生/Tutta la vita davanti」(イタリアの若者のプレカリアート(非正規)の問題を描いた作品)その他 またぜひ観たいですね🎥

 

イタリア映画祭2023オンライン上映は こちら ← 2023.8.20(日) まで🎥

 

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