実用イタリア語検定2級にまさかの一発合格 - 通信講座と過去問10冊 - (2013.12.5)
2013年10月6日(日) 検定2級が終わったその時 あっもしかしたら受かってるかも...という考えがふっと心に湧いて あわてて打ち消した
まさかそんな...と すごく不思議な感じに囚われた...
11月21日に届いた結果書類では 2級一次に合格(作文ぎりぎり) 準2級に合格(作文満点)
この7か月で 3月の準2級に1点差で落ちた私が 2級一次にぎりぎりですが合格し そして12月1日の二次面接に無事合格したというわけです
2級は77点満点中57点 準2級は79点満点中64点(疲れて数点落とした) 2級に比べて準2級の難易度は 文法はオールで出るものの 聞き取りはかなり設問が優しく感じ 筆記もまぁ楽にできました やはり3級と2級の難易度の差がかなりあったのでしょうね
* * *
過去問は13冊程買って 昨年10月に3級を取ったあとから2級問題をやり始め 一年がかりで3回くらいずつやってきました まだやっていない過去問が3冊ほどあり これは実は「落ちた時用」にとってありました(笑)
レッスンではなかなか習わないような単語が出てくるので 実力不足の私には過去問は必須でした でもいくら過去問をやってもなかなか点数が届かず 縁あって日伊学院の通信講座を受けて合格しました
2006年から区の講座と自分のサークルの講座で1年間 そして1週間だけローマのTorre di Babele校(ここで条件法を習った) そして2010年からはイタリア文化会館 4月からはこの他に縁あって 日伊学院の2級対策通信講座(添削課題10回+模試提出)を半年間受けていました
日伊学院の2級対策通信講座についてのリポートは こちら
* * *
以下は 当日の試験の様子です:
当日はダブル受験のため とにかく体力温存が第一で 持って行ったノートなどは結局何も開きませんでした
特に午前の終了後はサプリに頼り 直前まで机に突っ伏して疲れを取るのに必死でした~
2級が先でラッキーでした 午後の準2級は ラスト近くは喉はカラカラ アタマはもうろう...(*´Д`)
聞き取りは3月の準2級を一点差で落としてしまったけど ずっと通信講座や過去問10冊に取り組んできたので まぁ2回目なのでよくわかりました
聞き取りが始まるまでに回答の選択肢をすばやく読んでおくとよいのですが 神経が疲れて時折アタマがぼーっとしてしまい…
メモも重要ですが メモよりも話の流れをつかむことを優先させないと 何がなんだかわからないメモになってしまいます 統計では数字が上がるとか下がるという言い方を聞き取れるとかなりいいです
modo di dire(言い回し)は 体の部位は徹底的にやったのに 時間に関する問題が出ちゃいました~(*´Д`) 家に帰って辞書引いてガーン... 知らないものでもカンで解けないとダメですね~
読解も 先に質問を読んでから長文にあたると その質問自体が内容の要約でもあるので(もちろんそれが正解の場合はですが)少しは楽に読めます
重要な部分にはマークをつけて「汚しながら」読むのも 受験テクニックでしたね
実は私は通信講座の模試は7割でした なので「これではダメだ」と必死でその後の1ヶ月でまたまた過去問10冊を1日1冊のペースで取り組み どうにかレベルアップしました (半年の講座を5か月で終えたというわけ)
1日1冊といっても 何度もやったのでスピードは速くなって わりとすぐに終わります(前は何日もかかっていたのです)
最後の1週間は 「3級突破」「2級突破」の間違えたところと文法の再確認
今までに書いてきた「まっかっかに添削された作文」を読み直し 前回受けた準2級の問題と 通信の2級模試をもう一度時間を計ってやりました
本番の作文は またしてもうっかり 最初はスペースをあけすぎてゆったり書き始めてしまい 途中から「ワクからはみ出してはダメ」というのに気づいて あわててつめつめで書いてしまいました またやっちゃった~(マスがきっちりに近いのです)
また 動詞だけ覚えても文は書けず 前置詞も一緒に覚えないと使えないので 必ず一緒に覚えるとよいです
作文のテーマも 自分の興味のないテーマだと書きづらかったと思いますが 幸い日頃考えているようなことが出たのでラッキーでした ←この2級作文が合格基準点ぎりぎり スリル満点(笑) 準2級はアクセントまできっちり覚えたのと文法ミスがなかったためか満点でした!!
難しいうろ覚えの表現や単語は極力避けて よく使う平易な表現ばかりになってしまいましたが 極力ミスを減らすために必死でした でもあとから辞書を見て愕然...
試験のあとで解答例や他の方の作文を見て 穴があったら入ってしまいたいくらいどーんと落ち込みましたっけ...
ちなみに 2級からは受験票に写真を貼ります 今までは受験票は持ち帰れましたが
2級 1級では受験票は回収されますので 受験番号等はコピーを控えておいてくださいね
HPに合否が載った時にわかるように...
* * *
独学で過去問を解くのも効果的ですが 作文は添削していただくことが必要と感じます
私のようにレベルが届かない場合は できれば対策講座などに通った方がお金払った分どうしても必死で勉強するので早道かもしれません (大学受験に予備校に通うような感じでしょうか) 私は通信でしたが 通学だと仲間もできて心強いことでしょう!! それと検定協会のHPはよく読んでおくと有用なアドバイスがたくさん(掲示板などに)載っています 私もいつもひやひやしながらチェックしていました(笑)
「練習は本番のように 本番は練習のように」これが検定翌日に見たテレビの中でのぴったりのひとことです
「2級までは留学してなくても努力次第でいけるはず」との友人のアドバイスを支えにがんばりました 「過去問は2回やるのよ!!」との励ましも心に残り 2回どころか3~4回やってしまいました(笑)
検定を受けるように勧めてくださったサークルの先生 そして今まで教えてくださった多くの先生方に この場を借りまして心よりお礼申し上げます
特に 通信講座の添削のみならず 2次対策プライベートレッスンでは日伊学院のジョバンニ・アモレッティ先生(「耳が喜ぶイタリア語」著者)には大変お世話になりました
15分間ひとつのテーマで話せるようにし(長いね~15分!!) それを10本仕上げるのに2か月がかりで準備しました 先生からは日伊比較の大切さも徹底して教わり このプライベートレッスンは今まで受けたどのグループレッスンよりも真剣勝負で密度の濃いレッスンであり 自分に合ったレッスンを探すことの大切さをひしひしと感じました 間に合ってよかった!!
ここまで来るのに7年間かかりました...でもこの年齢でよくやったよね!!
* * *
発表を待つあいだ 涙がよく出てくるので不思議でしたが 30数年前にあれほど好きだったドイツ語にちゃんと向き合わずに甘い進路選択をしてしまったことへの後悔があり(そんな時代でもあったんですが) 今回のこの頑張りをもし若い時にしていれば 自分の人生はもう少し違ったものになったかもしれないと...置き忘れた宿題を 今ようやくやり遂げることができたことにようやく気づきました
この年になると先がだんだん見えてきますが それでも後悔がひとつ減り このあとの人生を悔いを残さず生きられます 大変でしたがほんとにやってよかった!!
今まで助けてくださったすべての方々に 感謝の気持ちをこめて...
* 写真は白いポインセチア 通信講座を始めた時はまだ春だったのに 試験が終わる頃には冬になってしまいました...
「実用イタリア語検定1級を初受験してきました」(2022.10.2)は こちら