
ギタリスト エドアルド・カテマリオ&ソプラノ公演「イタリアの風にのって」に行ってきました(2013.8.17@さいたま芸術劇場)
2013年8月17日(土)夜 彩の国さいたま芸術劇場音楽ホールで開催された「イタリアの風にのって」に行ってきました:
エドアルド・カテマリオ氏は1991年のアンドレス・セゴビアギターコンクールで第一位入賞されたというナポリ出身のクラシック・ギタリストとして知られています 世界で十数人のギタリストの一人に選ばれた氏と ソプラノの共演を聞きました
カテマリオ氏の来日は昨年に続き2回目となるそうです
さいたま芸術劇場に行ったのは初めてで 駅からとてもわかりやすくて近いのでよかったです
まずはカテマリオ氏のクラシックギター スカルラッティ(ナポリ生まれのチェンバロ奏者で作曲家)のソナタは 古典派の作品でクラシックギターを学ぶ人はたいてい弾くのだそうですが 次に演奏されたアマトのナポリ三部作「フロンナ、タムリアータ、ピッツィカ ー タランタータ」はそれぞれの違いが際立ち 魂を揺さぶる音色でした
「フロンナ」は古代ギリシャ音楽に基づき それも素晴らしかったのですが ラストの「ピッツィカ ー タランタータ」は 南イタリアのまったく異なる2つの民族音楽の融合とあり 聞いていてこれぞ南イタリアの魂ともいうべき音色でした
実はこの日 録画しておいた「NHKテレビイタリア語 EURO24 南イタリア特集」を昼にたまたま見て ナポリのタランテッラとピッツィカ(南イタリアの大きなカスタネットを使った舞踊)を見たばかりだったのです なので嬉しい出会いでした
アンコールの弾き語りでは カテマリオ氏の美しい声を聴くことができて嬉しかった 彼は背も高く大きな体躯で 手もとっても大きくて クラシックギターがなんだか小さく見える程でした
* * *
休憩をはさんで 松本まりこ 湊まゆみ 湊ゆかりの 3人のソプラノ歌手の美しい声に酔いしれました 特にトスティの「セレナータ」は聞き慣れたなつかしいメロディでしたし ヴェルディの「アイーダ」のアリア「おお、我が祖国よ」そして出だしのピアノが勇壮な「勝ちて帰れ」はヴェルディ生誕400年ということもあり際立っていました
終了後 4名一緒に「浜辺の歌」を合唱 なつかしい日本の歌の響きがずっと心の中にこだましたまま 帰路につきました
早く帰ったので サイン会の列に並べず残念でしたが ちょっと遠かったけど行って本当によかった よい思い出になりました
主催: 国際芸術連盟 後援: イタリア文化会館 ㈱現代ギター者 ㈱ギタルラ社
コンサートは こちら

