木曜日に、エコール辻・東京(辻調理師専門学校)へ「お米」の講義に行ってきた。
もう数年間続けているのだが、毎年、生徒のタイプが違うのが、いかにも今を象徴しているように感じる。
今回は、人数的には少ないし、年齢も60歳までと幅広いのだが、久しぶりに熱心な生徒が多かった。
まだ、将来飲食店をするなどの、具体的なイメージは持っていないようにも感じるが、何かを「知ろう」「知りたい」「得よう」という思いは、かなり強いようだ。
世界のお米のサンプルを持っていき、休憩時間に見せていた時、細く縦長のワイルドライスを見ていた生徒が、「これ、どうやって食べるの」と聞いてきて、自分が答えようとしていたら、その前に周りの生徒から、自分なりの解答が出てきたりしたし、「この料理で食べたり、こういう使い方をするんだよ」と教えたら、質問をした生徒以外も、「なるほど」と納得して、さらに一部の生徒は、その先の食べ方まで考えて話していた。
この生徒を前にしていると、「この思いに、産地は答えることができるのだろうか」と思えてしょうがなかった。
自分が口をすっぱくして、少しでも早くブランド化をしなければならないのだと言い続けているのに、産地側は、まだまだその意味を理解していないようだ。
このままでは、今の生徒が卒業していったとき、せっかく得た貴重な知識なのに、何一つ活かすことが出来ないのではないのだろうか
もう数年間続けているのだが、毎年、生徒のタイプが違うのが、いかにも今を象徴しているように感じる。
今回は、人数的には少ないし、年齢も60歳までと幅広いのだが、久しぶりに熱心な生徒が多かった。
まだ、将来飲食店をするなどの、具体的なイメージは持っていないようにも感じるが、何かを「知ろう」「知りたい」「得よう」という思いは、かなり強いようだ。
世界のお米のサンプルを持っていき、休憩時間に見せていた時、細く縦長のワイルドライスを見ていた生徒が、「これ、どうやって食べるの」と聞いてきて、自分が答えようとしていたら、その前に周りの生徒から、自分なりの解答が出てきたりしたし、「この料理で食べたり、こういう使い方をするんだよ」と教えたら、質問をした生徒以外も、「なるほど」と納得して、さらに一部の生徒は、その先の食べ方まで考えて話していた。
この生徒を前にしていると、「この思いに、産地は答えることができるのだろうか」と思えてしょうがなかった。
自分が口をすっぱくして、少しでも早くブランド化をしなければならないのだと言い続けているのに、産地側は、まだまだその意味を理解していないようだ。
このままでは、今の生徒が卒業していったとき、せっかく得た貴重な知識なのに、何一つ活かすことが出来ないのではないのだろうか