山形県の新品種「つや姫」は、先月初めに、まだ東京に「つや姫」が届いていないし、いつ入荷するかもわからないという散々な事態だったにもかかわらず、山形県知事が三越でお披露目をしてしまって、報道を見て買いに来た消費者に、「いいかげんだな」と言われてしまったし、山形県期待の新品種と言うことで、今までよりもシッカリとした価格で販売する予定だったはずなのだが、実際にスーパーで売られた価格は5kg2180円という特売価格からのスタートだった。
自分の店では、「つや姫」が、まだ「山形97号」という試験番号の時に、県庁のブランド推進協議会との話で、5kg4000円程度の販売価格を検討していたこともあって、4200円という価格で販売をスタートさせてしまった。
そのため、せっかく入荷したにもかかわらず、ほとんど消費者の関心は得られないままとなってしまい、農協と契約した50俵(30kg×100袋)も、わずか数俵を引き取っただけとなってしまっていた。
しかし、既に全国で完売してしまった売り場が多くなるに従って、徐々に販売数量が伸びてきて、やっと次の仕入れをする状況になったのでオーダーを、取引している卸に入れたところ、まだ引き取っていないお米の所在が、判らなくなってしまっていたのだ。
慌てて調べてもらったものの、ハッキリとした回答は得られなかったことから、もう一度産地に直接電話をして、契約したお米が、何処で行方不明となってしまったのか。再契約は出来るのか等を調べてもらった。
その結果、もう一度「農協→全農山形→コメ卸→自分の店」という、正規の仕入れが出来ることとなったというので、コメ卸に、全農山形の担当と電話で打ち合わせをしてもらって、ルートを再確認してほしいとお願いしたのだが、結果としては無理ということになってしまった。
農協としては、全農のルートが使えない場合は、農協からの直送が出来るから安心してほしいと言われているのだが、ガッカリ感が今は強くて、なかなか農協に電話することが出来ないでいる。
どうしようか。
他店と同じように、これで完売にしてしまって、来年の新米では、スーパーと価格を揃えて、ブランド米としてではなく、地域米としての販売に切り替えようか。
それとも、山形県の将来のために、魚沼産コシヒカリ並みの価格を維持したままの販売をしようか。
でも、この「つや姫」も、ホクレンの「ゆめぴりか」の販売と同じで、米屋は見ていないようだし、産地からの販売協力も求められていないので、「産地のために」なんて、自分ひとりで熱くなっても意味が無いから、完売にしてしまおうかな。
数年ぶりに出た、日本の品種のトップレベルと言われている2代新品種。
だけど、結局はこんなものなのかな。
自分の店では、「つや姫」が、まだ「山形97号」という試験番号の時に、県庁のブランド推進協議会との話で、5kg4000円程度の販売価格を検討していたこともあって、4200円という価格で販売をスタートさせてしまった。
そのため、せっかく入荷したにもかかわらず、ほとんど消費者の関心は得られないままとなってしまい、農協と契約した50俵(30kg×100袋)も、わずか数俵を引き取っただけとなってしまっていた。
しかし、既に全国で完売してしまった売り場が多くなるに従って、徐々に販売数量が伸びてきて、やっと次の仕入れをする状況になったのでオーダーを、取引している卸に入れたところ、まだ引き取っていないお米の所在が、判らなくなってしまっていたのだ。
慌てて調べてもらったものの、ハッキリとした回答は得られなかったことから、もう一度産地に直接電話をして、契約したお米が、何処で行方不明となってしまったのか。再契約は出来るのか等を調べてもらった。
その結果、もう一度「農協→全農山形→コメ卸→自分の店」という、正規の仕入れが出来ることとなったというので、コメ卸に、全農山形の担当と電話で打ち合わせをしてもらって、ルートを再確認してほしいとお願いしたのだが、結果としては無理ということになってしまった。
農協としては、全農のルートが使えない場合は、農協からの直送が出来るから安心してほしいと言われているのだが、ガッカリ感が今は強くて、なかなか農協に電話することが出来ないでいる。
どうしようか。
他店と同じように、これで完売にしてしまって、来年の新米では、スーパーと価格を揃えて、ブランド米としてではなく、地域米としての販売に切り替えようか。
それとも、山形県の将来のために、魚沼産コシヒカリ並みの価格を維持したままの販売をしようか。
でも、この「つや姫」も、ホクレンの「ゆめぴりか」の販売と同じで、米屋は見ていないようだし、産地からの販売協力も求められていないので、「産地のために」なんて、自分ひとりで熱くなっても意味が無いから、完売にしてしまおうかな。
数年ぶりに出た、日本の品種のトップレベルと言われている2代新品種。
だけど、結局はこんなものなのかな。