日本農業新聞e農ネットに「水稲ふるい目幅別収穫量 次回作況から公表 流通実態把握へ 農水省 (2014/10/18)」という記事が出ていた。
内容は以下の通り
農水省は17日、2014年産水稲の予想収穫量(10月15日現在)を10月末に発表する際、全都道府県の「ふるい目幅」別の収穫量を同時に示す方針を明らかにした。
これまでは、年末から年明けごろの確定収穫量の発表時に示していた。
新米の流通が本格化する秋の時点で、登熟不足で主食用としては出荷されない「ふるい下米」などの量を把握し、より実態に近い米の流通量を示す。
都道府県ごとに、1.7ミリから2.0ミリまでの0.05ミリ刻みで、ふるい目幅別の(1)収穫量(2)10アール当たり収量(3)重量分布―― の予想を公表する。
自民党農業基本政策検討プロジェクトチーム(PT、宮腰光寛座長)が指示し、農水省が同日のPT会合で示した。
14年産米は、天候不順による青未熟粒(青米)の発生などが各地で報告されており、同PTでは「(9月15日現在の)作況指数と実際に出荷する米の量に乖離(かいり)がある」といった指摘が出ていた。
同党は、この対応によって需給の引き締めに一定の効果を期待する。
西川公也農相も同日の閣議後会見で、9月15日現在の作況指数が108の北海道について、「青米が散見された。仕分けされたものだけが出荷されるので、(現実的には)どれくらいの収量になるか心配だ」と述べた。
生産現場では、ふるい目幅1.85ミリや1.9ミリで玄米を選別するのが主流になっている。
だが、同省による水稲の収穫量調査では、同1.7ミリを基準に、10アール当たりの収穫量などを出すため、「ふるい下米」も含めた収穫量となる。
同省が示した資料によると13年産米では、ふるい目幅1.7~1.85ミリ未満の米が全体の4%。
1.7ミリで選別した場合の全国平均の10アール当たり収量は539キロだが、1.85ミリの場合は517キロで、全国の収穫量は約34万トン少なくなる。
というもの。
品種の評価を下げるだけでなく、ブランドも傷つける「ふるい下米」について、公表してもらうことで、ふるい下米が混入されている低品質米に対しては、少しだけ効果が出るのかもしれないが、そもそもふるい目のの考え方が古すぎているから、このままの状態で公表したとしても、意味は無いと思うのだが。
内容は以下の通り
農水省は17日、2014年産水稲の予想収穫量(10月15日現在)を10月末に発表する際、全都道府県の「ふるい目幅」別の収穫量を同時に示す方針を明らかにした。
これまでは、年末から年明けごろの確定収穫量の発表時に示していた。
新米の流通が本格化する秋の時点で、登熟不足で主食用としては出荷されない「ふるい下米」などの量を把握し、より実態に近い米の流通量を示す。
都道府県ごとに、1.7ミリから2.0ミリまでの0.05ミリ刻みで、ふるい目幅別の(1)収穫量(2)10アール当たり収量(3)重量分布―― の予想を公表する。
自民党農業基本政策検討プロジェクトチーム(PT、宮腰光寛座長)が指示し、農水省が同日のPT会合で示した。
14年産米は、天候不順による青未熟粒(青米)の発生などが各地で報告されており、同PTでは「(9月15日現在の)作況指数と実際に出荷する米の量に乖離(かいり)がある」といった指摘が出ていた。
同党は、この対応によって需給の引き締めに一定の効果を期待する。
西川公也農相も同日の閣議後会見で、9月15日現在の作況指数が108の北海道について、「青米が散見された。仕分けされたものだけが出荷されるので、(現実的には)どれくらいの収量になるか心配だ」と述べた。
生産現場では、ふるい目幅1.85ミリや1.9ミリで玄米を選別するのが主流になっている。
だが、同省による水稲の収穫量調査では、同1.7ミリを基準に、10アール当たりの収穫量などを出すため、「ふるい下米」も含めた収穫量となる。
同省が示した資料によると13年産米では、ふるい目幅1.7~1.85ミリ未満の米が全体の4%。
1.7ミリで選別した場合の全国平均の10アール当たり収量は539キロだが、1.85ミリの場合は517キロで、全国の収穫量は約34万トン少なくなる。
というもの。
品種の評価を下げるだけでなく、ブランドも傷つける「ふるい下米」について、公表してもらうことで、ふるい下米が混入されている低品質米に対しては、少しだけ効果が出るのかもしれないが、そもそもふるい目のの考え方が古すぎているから、このままの状態で公表したとしても、意味は無いと思うのだが。