高知県「JA四万十」からの情報が更新されました。
JA四万十は、高知県四万十町(旧窪川町)と中土佐町(旧大野見村地区)を管内とする農協(JA)です。
四万十町は、隣にある四万十市(旧中村市)とも間違われていることも多いです。
JA四万十管内は、高知県西南部の四万十川中流域に位置しており、東は太平洋に面した海抜0メートルの温暖な地区と、北西部は四国山脈に囲まれた中山間地区があり、標高250~400mの高南台地に位置する、窪川地区・大野見地区で「JA四万十厳選にこまる」は栽培されています。
「にこまる」は、九州のブランド米「ヒノヒカリ」に代わりうる品種として、おいしさ、品質、収量の3拍子揃った米を目標に開発された品種です。
母親は近畿・中国地域の6府県で奨励品種になり、急速に普及が進んでいるおいしい早生(わせ)のお米「きぬむすめ」、父親には倒れにくく品質の良い「北陸174号」(熊本県で普及している「いただき」の兄弟)の交配組み合わせから育成されました。
●「JA四万十厳選にこまる」の特徴
・両親ともに「コシヒカリ」の血を引く系統で、その良い所だけを受け継いだお米です。
・炊飯すると、外観は光沢が良く大粒で、粒立ちが良いお米です。
高品質・大粒のため、様々な炊飯器で炊飯しても、良さが引き立って炊くことが出来ます。
・食感は、やや柔らかい食感ですが、米粒をしっかり感じることが出来ます。
また時間が経過しても、色つやが落ちにくく、さらにしっかりとした食感が味わえます。
・味わいは、ややあっさり系ですので、特にシチューに良く合います。
そのため、毎日食べても飽きなく食べ続けることが出来ます。
また噛みしめる事で、ゆっくりとほのかな甘みが広がり、食べた後も、口の中に甘みが残ります。
●「JA四万十厳選にこまる」基準
栽培へのこだわり
・土壌分析を行い、バランスの良い、健康な土づくりを行っています。
・食味と粒張りの向上を目的に、田植えをしてから1か月ごとに、稲の健康状態を機械的に測定(葉色計SPAD)し、健康な稲作りを行っています。
・根の健康維持と、四万十川水系の水を有効利用する目的で、溝切り作業を行っています。
・品質の良いものを安定的に消費者の皆様にお届けするために、肥料・農薬は統一しています。
品質へのこだわり
・収穫されたお米は、生産者ごとに全て人の目による品質確認を行い「JA四万十厳選にこまる基準」をクリアしたものだけを出荷しています。
・お米(米粒)の選別は、一般的に1.85mmの網目のフルイにかけて選別を行います。
その中で「JA四万十厳選にこまる」は、1.95mmの大きいフルイを採用していますので、より大粒に仕上がります。
(天候・作況等によっては1.9mmでの選別になる場合があります)
・フルイにかけて大粒に仕上がったお米の中から、着色したものや異物が混入することを未然に防ぐため、さらに機械的な選別(色彩選別機)を行います。
・栽培生産履歴の記帳と提出を徹底しています。
品質基準
・お米の美味しさを100点満点で評価する食味計は、80点以上を目指しています。
・お米の食感を左右する、タンパク含有量は「にこまる」に最適な、7.0以下を目指しています。
・お米の粒の大きさを表す千粒重は、23g以上と、一般的な「ヒノヒカリ(22g」と比較して、大粒に仕上がります。
・お米の粒揃いを表す整粒歩合は、80%以上であるため、食味や食感が安定しています。
(一般の整粒歩合は、70%以上を超えるものが1等米となります)
残念ながら、「JA四万十厳選にこまる」を支持され購入されるお客様が多かったことから、スズノブネットショップでの販売については「完売」となっており、スズノブ本店店頭のみの在庫となっております。
検索:四万十農協にこまるちゃん
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