こだわり米専門店スズノブ 西島 豊造(五ツ星お米マイスター)の豊かに造ろう

様々な現実を見つめらがらも、日々を前向きに考えて進んでゆくためのブログです

長野県原産地呼称管理制度

2016年10月18日 16時34分53秒 | Weblog

  
本当なら今日自分は、「長野県原産地呼称管理制度」認定米の1次審査のために、長野県庁に行っているはずであった。
しかし、スズノブのスタップが全員風邪をひいてしまうという事態となり、スタッフが足りないのと、風邪を移したくないことから、欠席することになったのだ。
 
そこで、思った以上に消費者に認知されていない、「原産地呼称管理制度」についての考え方のみ説明をする。

長野県では、より高い品質の農産物及び農産物加工品を提供していくことで生産情報を消費者へ開示し、消費者の信頼を得ながら地域の振興を図ることを目的とした「長野県原産地呼称管理制度」を創設します。
この制度では、農産物の原料や栽培方法、飼育方法、味覚による区別化を行い、「長野県で生産・製造されたもの」を自信と責任を持って消費者にアピール、消費者の信頼を得ながら生産者の生産意欲を更に醸成し、長野県産農産物のブランド化を目指します。
平成14 年に醸造される日本酒及びワインから制度をスタートし、これまでに延べ806 品のワインと2,426 品の日本酒を認定しています。
焼酎については、平成17 年2月に制度をスタートし218 品を認定しました。
また、平成19 年6 月からシードルの認定を始め、50 品を認定しました。
米については平成16 年産米から制度をスタートし、337 品の米を認定しております。(平成26 年2 月24 日 現在 3,837 品認定)
 
実際のお米に関する基準は
http://www.pref.nagano.lg.jp/jizake/sangyo/brand/nac/documents/seido20140224.pdf
で確認することが出来るので、個人で販売している生産者や、シッカリとしたブランド米として販売していきたいと考えている法人などは、ぜひ参考にしてもらいたいと思う。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

風さやかブランド戦略

2016年10月18日 15時54分30秒 | Weblog


http://www.pref.nagano.lg.jp/koho/kensei/koho/chijikaiken/2016/20161014.html#k1
 
長野県ホーム > 県政情報・統計 > 県概要 > 知事の部屋 > 知事会見 > 2016年度知事会見録一覧 > 知事会見2016年10月14日。
 
長野県知事会見が10月14日(金曜日 11時00分~12時20分 会場:県庁)にありました。
 
≪阿部知事からの説明≫
1 県オリジナル米「風さやか」のブランド戦略について
 
≪取材者からの質疑≫
2 「風さやか」について(1)
3 「風さやか」について(2)
4 「風さやか」について(3)
5 「風さやか」について(4)
6 「風さやか」について(5)
 
業務用米としてではなく、新品種と言うことでなく、知事自らオリジナル品種のブランド戦略を語るようになっている。
少し前であれば、山形県の「つや姫」。
北海道の「ゆめぴりか」。
そして昨年の、青森県の「青天の霹靂」。
今まさに報道されている、新潟県の「新之助」。
岩手県の「銀河のしずく」など。
 
そしてこれは、長野県の「風邪さやか」についてのブランド戦略である。
 
ブランド戦略の内容については、色々と意見や考え方があるだろう。
自分も、他人事としてみていて、どうかと思う内容もある。
 
今迄は、地域全農などとの力関係で、常に負けていた県。
お米を安くしか売ることが出来ない全農などに、県側は、何も意見は言えなかった。
であるが、此れ以上品種を潰されては、県の試験場としても、県としても、黙っている訳にはいかないのが当たり前のこと。
 
産地の将来を、地域の活性化を、農業の担い手を増やすためには、当たり前のこととして、目標が必要となる。
お米の場合、それはブランド米と言ってよいだろう。
 
今回だけでとどまらず、10月30日には、銀座ながので、芸能人との「風さやか」トーク。
11月1日には、地元のホテルや旅館に対して、風さやかのブランド戦略の説明もする。
 
他県から見れば静かな展開であるが、今までの県庁からすると、物凄く頑張り始めていると言ってよいのだろう。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ルールを学んで

2016年10月18日 11時42分26秒 | Weblog


生産者や生産者グループが、販売から管理から流通から、何でもかんでも自分でやって、直接相手に届けるというのなら、特に流通ルールは必要ないと言っては語弊があるが、検査を受けていない未検査米なのに、産地や品種を記入したJAS表示貼って販売していたとしても、なかなかチェックが働かないことから、怒られることも処罰されることも、少ないだろう。
 
しかし、いったん、正式なルートを使用するとした場合、今までのあやふやなルールは通用しない。
流通には、ちゃんとしたルールと、それを証明するための表示義務がある。
「農林水産省新ガイドラインによる表示」も義務である。
 
「自分のお米だから、自分で勝手に販売する」という考え方は、今の時代、全く意味も価値もない。
曖昧な考え方や、大丈夫だろうという甘さは、マイナスにしかならない。
ただただ、産地の活性化や、担い手のやる気の足を引っ張るだけである。
  
オリンピックに向けて、食の安心と安全は、日本基準から世界基準にアップされる。
当然、安心安全を世界に向けて証明するために、農林水産省もネット販売・産直・直売所で販売されている、全国のお米の、品質と表示チェックを続けている。
 
検査を受けていないお米。
種子更新をしていないお米。
異物混入があるお米。
低品質米が混ざっているお米。
表示を無視しているお米。

いくら自分が「安心だ」と言っても、だれも信用出来ない。
 
それが流通させるためのルールだ。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする