こだわり米専門店スズノブ 西島 豊造(五ツ星お米マイスター)の豊かに造ろう

様々な現実を見つめらがらも、日々を前向きに考えて進んでゆくためのブログです

それぞれの思い

2018年08月01日 16時09分53秒 | Weblog


午前中に投稿した「中空知エコ米生産共和国」の解散について、「厳しすぎるのでは」というような意見を、数人からもらっている。

「中空知エコ米生産共和国」は、前進し続ける団体として、テレビ・雑誌・新聞でも取り上げられたりした。
そのため、全国からも注目されている。

であるが、その実態が、全く違っているとしたら。
自分たちで、結論も出せない状態にまで、なっているとしたら。

もう、上にも下にも、右にも左にも進むことは出来ない。
当然の事として、修正も出来るはずがない

であれば、落ちぶれて、惨めな姿をさらし続けるよりも、思い切って解散して、今迄のしがらみを、完全にリセットした方が良いと思う。
そして、新しいメンバーで、新しい「中空知エコ米生産共和国」を作った方が、全てに於いて良いと思う。

自分は、6月の会議の終わりに、ハッキリと言ったはずだ。
「出来なければ、強制解散だ」と!

自分は、産地のためには、平気で悪者にもなる。
自分の素早い行動と、自分が発する言葉の恐ろしさについて、「中空知エコ米生産共和国」の人たちは、嫌と言う程知っているはずだ。

あの時を思い出してほしい。
自分は、笑いながら「出来なければ、強制解散だ」と言っていたはず。

つまり、産地の自分主義、妥協案等は、初めから全て通る事が無いという事。
前に進む事しか認めないという事。

午前中の投稿を見た「中空知エコ米生産共和国」の皆は、今頃大騒ぎをしているのかもしれない。
田んぼの管理どころではないだろう。

自分たちが「日本一になりたい」と言ったのだ。
であるのなら、何時までも、グダグダしていて良いはずがない。

お盆前に、新しい体制の考え方を知らせてほしい。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

期限切れ

2018年08月01日 09時31分34秒 | Weblog


「中空知エコ米生産共和国」は、中空知管内で、JAたきかわ・JAピンネ・JA新すながわの3つのJAに所属している、減農薬・減化学肥料栽培に取り組む5つの市と町をまたいだ生産者団体が集まり、生産技術の向上と普及をはかろうと結成した、平成22年6月につくられた、現在の参加数99戸の広域組織。
元々は、減農薬・減化学肥料に取り組む生産者団体がいくつかあり、合同研修会や組織などのつきあいで顔見知りだった生産者同士が、情報の交換や生産技術の研究をしていたのが始まり。

http://www.hokkaido-kome.gr.jp/download/pdf/news15.pdf
北のごはん倶楽部「お米REPORT」News Letter 2013.7 Vol.15「究極のゆめぴりか」づくりを目指す「中空知エコ米生産共和国」の挑戦という、過去の記事では、以下のように考えられていた。
----------
●組織での活動が、地域全体の技術水準上昇につながる

最近は、インターネットの普及もあり、農協を通さずに個人で米の直販・卸しをしている人も多く見受けられます。
しかし、個人だけの力ではどうしても超えられない限界があります。

いくら「この米は最高においしい!」と力説しても、個人の告知力には限りがありますし、信用を得ることもなかなかできないでしょう。
また、天候や病虫害などの影響があった場合、安定した収穫量を確保できない可能性もあります。
それでは、信用を落としてしまいかねません。
グループであれば、そうした問題はほぼクリアでき、さらに組織だからこそ得られるメリットもあります。

それは、仲間同士で切磋琢磨し、研鑽し合うことによる技術力の向上です。
また、組織から外側にも、その影響は広まっています。
「たとえば、私たち組織のメンバーが何かをすると、共和国のメンバーでない人たちも注目していて、なんとなく真似したり、勉強したりしています。それでいい米ができ、地域全体の水準が上がっていくんです。相乗効果ですね」。
もちろん、やみくもに真似をすればいいというわけではありませんが、自分の技術を改善していくステップになり得るのです。

●世代交代にともなう決断の時期に備えて

近い将来、農業人口の減少化にともなって、収穫量を増やす方向へ行くのか、品質を高めるほうへ進むのかの決断を迫られる時期がやってくると予想されます。
「農家としては、量を多く収穫したほうが効率はいいのでしょうが、次世代につなぐことを考えたときに、疑問がわきます。
環境を二の次に考えるようなことを続けていると、いつか米づくりができなくなって、自分たちの首を絞めることにもなりかねません」
このような時代の変遷・考え方の変化にともなって、今までのようなスタイルだけでなく、さまざまな可能性を模索していくことも大切だと加藤会長は考えています。

また、共和国メンバーにも世代交代がすすめば、メンバー間に考え方の違いが出てくる可能性があります。
各々の組織に顧客があり、先方の要望に合わせたいとの思いもあるでしょう。
それらの調整も課題です。

「後継者や技術の継承の問題も出てくると思います。もちろん私たちも、若い人ややる気のある人に声をかけたり、求められればアドバイスをしたりしています。そのかいもあって、最近は30代などの若い人たちもグループに入ってきています」  
ほかにも、「ゆめぴりか」が有名になったからこそ、そのブランド力を保つためにしなければならないことが山積しているというお話もありました。

●求められる限り、おいしくて安全なお米をつくりたい

かつての北海道米は品質的にはあまり高い評価を受けていませんでした。しかし年々新しい品種が誕生し、さらに「ゆめぴりか」のデビューによって、北海道米のイメージも大きく変わりました。
「私たちの願いは、私たちの米を売ってくれる米屋さんが自信を持ってお客さんにすすめられる米をつくりたいということです。ひいてはそれが、『安全で安心で美味しいゆめぴりか』を消費者のみなさんに食べていただくということにつながるからです。そして、『北海道米』とは別ジャンルの『中空知米』というブランドを確立し、それを通して中空知の米づくりの牽引役になりたいと思っています」と力強く語ってくれました。
----------

それが、たった数年間で、JAたきかわ・JAピンネ・JA新すながわと、5つの生産者団体に大きな差が出てしまった。
先に進む団体と動かない団体との差は、たぶんもう埋まる事は無いだろう。
団体によっては、米屋ではないルートと契約をして、高度クリーン栽培ではない農法でお米を作って販売している。

全ては、初心を忘れた結果だと、言い切って良いだろう。

なので、機能しない組織は邪魔でしかないので、数か月前から、この「中空知エコ米生産共和国」を解散した方が良いのではと、内部にだけ言っているのではなく、オープンの場で言い始めたのである。
さらに、6月末に北海道に出向いて、直接この話をした。

しかし、直ぐには結論が出ないという事だったので、解散か、再構築か、修正か、自然消滅かをハッキリとさせなければ、もう先が無いという事で、その結論の期限を7月末までとしていた。

少し前に、ホクレン経由で、途中案みたいなものを聞いたが、それを聞いた自分は直ぐに却下、直ぐに修正するようにお願いした。
途中案は、自分たちを守りたいだけでしかないようにしか、聞こえなかったからである。

今日は8月1日。
期限は過ぎた。

なので6月末に約束した通り。
現在の「中空知エコ米生産共和国」は、解散となり、新しく、担い手のためと技術を磨き競い合う、初心に立ち戻った「中空知エコ米生産共和国」として、再構築されることになるだろう。

自分の事ばかりしか考えられなかった生産者は、大いに反省する必要がある。
わがままで、1つの組織を終わらせてしまったのだから・・・
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする