こだわり米専門店スズノブ 西島 豊造(五ツ星お米マイスター)の豊かに造ろう

様々な現実を見つめらがらも、日々を前向きに考えて進んでゆくためのブログです

北海道米プロジェクト8期の説明をする

2011年02月20日 19時56分37秒 | Weblog
今月は、全ての日程が埋まってしまっていることから、特別に、日曜日ではあるが、ホクレンが訪ねてくる事になっていた。

既に8期をしかける北竜地区には、この考え方を伝えていたし、この8期の考え方が出来上がった後の、産地での講演会では、早くもこの説明もしていた。
しかし、肝心のホクレンには伝えていなかったし、自分が考えているTPPの考え方についても伝えていなかったので、今回これらの説明をした。

自分が考えている事は、いつも奇抜で、直ぐには実行できない場合もあったりする。
しかし今回の8期においては、最短でブランド化して、今年の新米から市場デビューさせる予定となっている。
そのためには、決して無理をせずに、しかし、ブランド化のレベルを下げることなく、プロジェクトの計画を立てなくてはならない。
そのためには、ホクレンの協力が絶対必要となるのだ。

その説明の中で、市場から消えていたと思っていた品種が、まだ存在している事を知り、これも引っ張り上げられないかと、急きょ検討してみる事にした。

この品種が、うまくブランド化出来たら、今の食文化に、新しい風が吹く事になるかもしれないし・・・
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参考になっただろうか

2011年02月19日 20時25分59秒 | Weblog
愛知県から、お米屋が8名、店舗の視察や米屋の現状などの話を聞きにやってきた。

店に来た時に「先にお店を見てね」と言って、お米屋さんたちが、どこをポイントとして見るのか、どういう反応をするのかを見ていたのだが、残念ながら「おいおい、ポイントが違うぞ」という結果となってしまった。

全体を見る事は当たり前のことで、玄米の配置、玄米の見せ方、玄米のラインナップ、品質など、ポイントは様々あったのだが、全てのポイントに気がついた人は、いなかったようだ。

3階に上がってから、各産地のブランド米についてなどの話をしたのだが、これらのブランド米は、実は、ただ店頭に並べただけでは効果が出ない。
お店のコンセプトなどが全て決まって、そして初めて店の看板商品となったり、差別化商品となる様に作られているのだ。

今回は、そこまで具大的に話す事は出来なかったが、なんとなく、今までのような販売の仕方では、駄目だという事は判ってもらえたのではないだろうか。
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産地からの訪問者が続々

2011年02月16日 08時49分07秒 | Weblog
2月になってから、アポイントなしで、いきなり店に訪ねてくる、産地の生産者や関係機関が、続々と訪問してきている。

農閑期という事もあり、消費地の現状、売れているお米、美味しいと言われるお米、ブランド化の作り方、米業界の将来、自分の産地の方向性、担い手の作り方など、訪問内容は様々。

運よく自分と会えれば、それなりの答えは渡すようにしているのだが、産地は、もう少し勉強をしなければならないだろうと思う。
危機感も弱いし、産地の将来も描けていない。
勉強しないで、テストで良い点数が取れるわけがない。

頑張ってもらいたいものだ。
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小学校で「ご飯パワー教室」をする

2011年02月15日 08時40分56秒 | Weblog
今日は、目黒区内の小学校で学校公開日となっていて、それに合わせて「ご飯パワー教室」をする事になっている。

この学校は、田植えや稲刈りなどの実体験できる授業が無いことから、お米の授業時間数は、ものすごく少ないし、当然「ご飯パワー教室」をするのも初めて。
よって学校側も、どのように実施したらよいか全く判らないことから、全ては自分に任されている。

そこで、お米の精米を通して、お米の歴史から現在までの移り変わりや品種の事について話して、2時間目はご飯を食べる事の大切さや、2品種の食べ比べなどをする予定となっている。

よって、食べ比べをするために、8合炊きの炊飯器を2台、午前中に買いに行ってきた。
もっとも、今まで使用していた炊飯器が壊れてしまった事もあるので、このためということではないのだが。

授業で使用するものを、これから用意するのだが、炊飯器2台、家庭用精米機1台、小屋の中に臼が付いている模型の水車小屋、モミ、玄米、被害粒、品種の本など。
とてもではないが、自転車に積める量ではないのだが、駐車場は無い。
仕方が無いので、店の台車にでも乗せて、手で押して行くかな。
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高知県本山町での講演資料も送った

2011年02月09日 23時12分26秒 | Weblog
果たして間に合うかと心配していた本山町での講演資料だが、なんとか山形県へ行く前に、産地へ送る事が出来た。

「これからの土佐天空の郷」というタイトルで、「22年産米の評価と23年産に向けての方向」「TPP問題で土佐天空の郷がどうなるのか」「他産地の動向」などを含めた講演ということだったが、22年産米の評価については、2010年「お米日本一コンテストinしずおか」で、「土佐天空の郷にこまる」が「最優秀賞」を受賞したことからも判るように、滅茶苦茶な天候の中で、よく頑張ったと言い切って良いと思う事から、ほとんど資料の中に入れる事はなかった。
しかし、問題点や変更点も色々と出てきてしまった事から、それらが23年産米への評価と宿題ということになるだろう。

次の「TPP問題で土佐天空の郷がどうなるのか」という事については、この土佐天空の郷ブランドは、最初から、TPP問題等が起こる事を、ある程度想定して計画されているので、その説明していなかった部分についてを話そうと思っている。

そして最後の「他産地の動向」については、自分が動かしているプロジェクトの中では、やはり最大の敵となる「北海道プロジェクト」について、1期から8期までの説明と、まだ他では話していない8期全体の計画についても、ここでは話す予定。
なぜなら、この8期の計画は、「土佐天空の郷」ブランドにとって、かなり痛い存在になるからである。

このブログを読んでいると、なんか矛盾を感じると思うのだが、実はその通りで、自分が作っている各産地のプロジェクト米は、成長のスピードが速かったり、3年程度経過したりすると、必ず、そのプロジェクト米にとって強敵となる、他産地のプロジェクト米と戦わなくてはならないようにしているのだ。
つまり、その強敵に勝てないようだったら、そのブランド米は、そこが限界だということになるのだ。

「土佐天空の郷」は、今回、全国でも一番良いブランド化の道を進んでいる。
でも、このまま進む事が出来るほど、ブランド化の道は甘くない。
それを教えるには、これからの10年間、全国の産地を脅かす、もっとも強くて嫌な存在の産地となる「北海道」を、ぶつける事が一番良いだろうと考えたのだ。

でも、全てにおいて差がありすぎるので、そのままぶつけてしまっては勝負にならないことから、その計画を全て教えて、つまり種明かしをして、ある程度のバランスをとった上で、戦わせようと考えたのだ。

さて、この講演を聞いて、「土佐天空の郷」は、どういう戦い方をするのだろうか
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ここまで違う内容になるとは

2011年02月07日 23時58分49秒 | Weblog
16日は高知県の南国市で、17日は長岡郡本山町。
同じ高知県での講演であるのだが、作っている資料は、全く違うものとなっている。

これからブランド化を考えていく地域と、既にブランド化を始めている地域。
資料を作っている自分でさえも、「こんなに差が開いているのか」と驚くほどなのだ。

南国市では、全国の米情勢や高知県平野部で生産される早場米の販売戦略、ブランド化へ向けた取組等についてなので、まず、消費地の現状を知ってもらうことから話して、その後で、ようやく本台の早場米の販売戦略の話となるのだが、消費地の現状の悪さを知った段階で、聞いている人たちは意気消沈してしまい、その後の販売戦略まで、頭が回らないのではと思えるのだ。

ところが、ブランド化を始めている本山町の方では、既に消費地の現状は等については説明してしまっているので、これから考えられる消費地の動きだけを話して、後は一気に、ブランド化の第二段階の話だけに専念する事が出来る。

地域としては、棚田ばかりの本山町の方が、将来においても不利である事は間違いないのだが、事態が悪化する前にブランド化を初めて、既に市場の評価を得る事が出来た本山町の方が、現段階では圧倒的に有利。

南国市は、今回の講演を期に、今年の秋のお米から、ブランド化の道を進む事が出来るだろうか。
今年の秋のお米からと言うと、早場米の産地であることから、田植まで、あまり時間が無い。
はたして間に合わせる事は出来るだろうか。
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高知県南国市での資料を送った

2011年02月07日 22時52分05秒 | Weblog
16日に高知県南国市で講演するための資料「消費者に選ばれる米づくり戦略と産地の活性化」が、ようやく完成したので、主催側の高知県 農業振興部 環境農業推進課に送った。

この資料は、何度も削除と追加を繰り返して作っていたため、バージョンが4となってしまっているのだが、最初に送った資料が以前のものだったため、慌てて送りなおすというハプニングがあったが。

「消費者に選ばれる米づくり戦略と産地の活性化」の総ページ数は92ページ。
資料を作っている時から感じてはいたが、やはり初めて聞く人にとっては、厳しい内容とになってしまった。
しかし、時代が時代なので、これも仕方が無い事なのかもしれない。

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お米マイスターの勉強会に行かなかった

2011年02月06日 23時00分45秒 | Weblog
お米マイスターの勉強会があったのだが、自分は行かなかった。
行かなかった理由は、講演内容が、この厳しい現状の中では、既に遅いし、弱いのではと思えてしまったことと、自分にとっては、あまり必要のない内容だったからである。

参加した米屋から、特に感想等は聞いていないのだが、実際はどうだったのだうか。
自分としては、米屋の生き残り策について、具体的な勉強会を開いたほうがよいだろうと思うのだが。

でもこの内容だと、地域によって違いがある事から、全国の米屋が集まる勉強会では、やはり無理なのだろうな。
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部屋が空っぽになる

2011年02月03日 10時40分06秒 | Weblog
今日の午後から、3階においてある米袋などを、全て店舗の地下倉庫に移すことになっている。

このが無くなると、3階の自分の部屋には、ペット・パソコン・炬燵・洋服掛けしか残らないので、6畳ほどのスペースも必要ないことから、部屋の中は空っぽの状態となる。

広くなってうれしいのだが、絶対に暖房効果は期待できないだろう。
スペースが沢山あるのだから、床にパソコンを置いて、炬燵にもぐって仕事をするもの、また違った意味で、良いのかも・・・
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高知での講演内容が決まる

2011年02月03日 10時32分50秒 | Weblog
16から18日まで高知県へ行き、2か所で講演をする事になっていたのだが、まだ講演内容の知らせが無く、作成する事が出来ないでいたのだが、昨日と本日で、ようやく2講演の講演内容が決定した。

初日の南国市では、「消費者に選ばれる米づくり戦略と産地の活性化」というタイトルで、①一般的なお話し;全国の米情勢(コシヒカリの評価等)②県への助言;高知県平野部で生産される早場米の販売戦略③県への助言;本山町のような中山間地域でのブランド化へ向けた取組等について、地域ブランド化を目指す生産者、県(普及指導員)、JA、全農高知県本部に対して講演する。

自分をよく知っている人だと、この内容となると、自分はものすごく辛口となるし、ヒートアップすることは想像できるだろう。
初めて訪れる地区なので、自分としても優しく話そうとは思っているのだが、そてそて、どうなってしまうことやら。

次の日が、話題の「土佐天空の郷」の地である本山町。
「これからの土佐天空の郷」というタイトルで、「22年産米の評価と23年産に向けての方向」「TPP問題で土佐天空の郷がどうなるのか」「他産地の動向」などを含めて講演してほしいそうである。

「土佐天空の郷」の最大のネックは、棚田という環境から、生産量に限界があることなのだが、周りの棚田を巻き込む事が出来れば、微量ながら生産量を増やす事が出来るし、地域の活性化にもつながると考えられることから、「土佐天空の郷」のブランド規約の修正と変更の提案と、品質の区分けなどを提案する事になるだろう。

しかし、今日から資料を作り始めて、果たして間に合うのだろうか。
それが一番の問題だったりして。
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九州2地区のブランド化を準備

2011年02月01日 09時01分48秒 | Weblog
今回、大分県JA玖珠と宮崎県JA高千穂の、九州2地区のブランド化を進めることとなった。

九州・大分県という事を考えると、「ひとめぼれ」という東北のお米のイメージはないのだが、JA玖珠の中心品種は「ひとめぼれ」。それも、かなりの実力を持っているのだ。

これをそのままブランド化するのか、違う品種にするのかは、まずは打合せをしてからとなるが、この「ひとめぼれ」でブランド化を始めるとなると、結構「ひとめぼれ」を主力にしている産地にとっては、嫌な存在になるかもしれないな。

そして、宮崎県JA高千穂。
高千穂というと、パワースポットとして有名。
悪く言えば「それしか知らない」という現状である事から、ブランド化については、どうしても「パワースポット」という言葉を外す事が出来ない。
ブランド化する品種は「ひのひかり」? かな?

JA玖珠と違ってJA高千穂は、活動そのものが地味なので、自分としても、多くの情報を持っていないのである。

まあ、どちらにしても、まずは現地に行って、どこまで考えているかを聞いてからだな。
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「おぼろづき」のブランド化が実現できそうだ

2011年02月01日 08時40分23秒 | Weblog
昨日、この前講演してきた北海道北竜町から「「おぼろづき」のブランド化は間違いなくこの春の作付から、JAきたそらちの北竜地区で始められると思います」との連絡があった。

内容からすると、JAきたそらち本所が中心になるわけではなく、JAきたそらち北竜支所と北竜ひまわりライス生産組合が中心となるようなので、実際に実行するのは「北竜地区」となるようだ。
ということは、ブランド名等については「きたそらち」を外して、「北竜」と名乗る方が正しいだろうと思う。

もっともTPPの動きによっては、農協もどうなってしまうか判らないので、それからしても、今から農協名を入れたブランド米を作るよりも、地域名を入れたブランド米を作っていった方が良いと思うのも本音だし。

とりあえず、これで、北海道の主力品種の全てについて、ブランド米を作りだす準備ができたわけだな。

「おぼろづき」がブランド化出来るとなると、北海道米でポジションが弱くなるのが、同じ低アミロース米である「ふっくりんこ」となるのだろうから、JA函館も、のんびりとはしていなれなくなるだろうな。
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