こだわり米専門店スズノブ 西島 豊造(五ツ星お米マイスター)の豊かに造ろう

様々な現実を見つめらがらも、日々を前向きに考えて進んでゆくためのブログです

ごろ~んのフク君

2016年07月24日 09時10分30秒 | Weblog




にゃ~んと言って
ごろ~んのフク君
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何よ~

2016年07月24日 08時35分42秒 | Weblog








フク君を撮ったので、今度はリリ姉を探したら、別の窓に!
カメラを向けたら、何よ~的な顔をされた。
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フク君じぃぃぃ~

2016年07月24日 08時22分38秒 | Weblog








カーテンを開けようとしたら、隣にフク君がいた。
なので、そのままにしておこうと思ったら、
フク君が近付いて来て、じぃぃぃ~
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コシヒカリとコシヒカリBL

2016年07月23日 17時35分34秒 | Weblog
「コシヒカリBLとコシヒカリは別の品種だそうですが、表示はコシヒカリと書いてあります。自分の知る限りどこのお店でもそうなっていると思うのですが、不当表示、偽装表示には当たらないのでしょうか」という問い合わせがあった。
 
この問題を、オープンで語ると、幾ら自分でも危ない。
なので今回は、本人に直接メールで回答をした。
 
書いても問題ないだろう部分を言えば
玄米出荷時は、農産物検査法に基づいて「産地品種銘柄:新潟県産コシヒカリ」「品種名:コシヒカリBL」
精米時では、JAS法に基づいて「品種名:コシヒカリ」
このために購買する消費者は、「コシヒカリBL」と本来の「コシヒカリ」とを区別することが出来ない。
 
コシヒカリBLは、コシヒカリに「いもち病」に強い性質だけをプラスしたお米
食味や品質は、従来のコシヒカリと同等
いもち病の防除回数を減らすことができるため、農薬使用回数を約25%削減できる
新潟県内でしか栽培されていない
DNA鑑定により新潟県産であることを証明できる

という程度であろう。
  
現実として、コシヒカリBLは、病気に対する遺伝子などが異なっているために、品種登録上はコシヒカリとは別の品種と扱われてしまい、同一品種として登録できなかった。
DNAが違うのに、同じコシヒカリを名乗っている。
これは、誰が考えても変なことであろう。
 
J-GAPであれば、通用するかもしれない。
しかし、G-GAPとなると、果たしてこれは通用することなのだろうか。
 
問い合わせをしてくれた消費者の疑問は、自分としては正しいと思う。
しかし、残念ながら、これについては、ここまでが限界だ。
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コメントを断った

2016年07月23日 09時06分06秒 | Weblog
某マスメディアから、新米。新品種情報でコメントしてほしいという打診があった。
 
品種は
・青森県の「青天の霹靂」
・今年デビューする岩手県の「銀河のしずく」
・その他、期待出来る産地品種
(ゆめぴりか・つや姫・さがびよりは、当たり前となったことから、情報に載れず)
 
お米の消費拡大になるので、自分としてはコメントしてあげたいが、2品種とも、全く情報を持っていない。
 
持っている情報は、品種のHPやFBの内容のみ。
それだけなので、自分がコメントする必要もない。
 
「美味しさはどうでしょうか」の質問。
「どのブランド米と比べると、消費者はよいですか」の質問。
「期待できますか」の質問。
「どこで買えますか」の質問。
「どんなおかずと合いますか」の質問。
 
自分としての考え方は伝えた。
しかし、メディアで使用するには、貧弱すぎるコメント内容。
よって、使用しないでほしいと伝えた。
 
新米時期となったことから、これからお米に対する問い合わせが増えるとは思う。
でも今年は、話題になる品種が無い。
なので、情報として盛り上がりに欠けることだろう。
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28日ダウンタウンDX

2016年07月23日 08時39分00秒 | Weblog
7月28日
日本テレビ「ダウンタウンDX」
http://www.ytv.co.jp/dtdx/index.html
 
某産地の某品種が、番組内で使用されます。
興味のある方は、ご覧になってください。
 
某産地は、失速を続けている産地。
某品種は、某産地を代表する品種ですが、流通が無い超高品質・差別化米を使用しています。
 
まだまだ決定とはなっていませんが、もしかしたら、和穀の会会員の米屋の一部店舗のみ。
この「流通が無い超高品質・差別化米」を販売することが出来るかもしれません。
 
それも考慮して、時間がある方は、ご覧になってみてください。
(あくまでも予定ですので、放送されない場合は、ご容赦を!)
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1人も知らん

2016年07月22日 21時19分42秒 | Weblog
見たいテレビがなかったので、スカパーで、アイドルばかりのミュージックビデオの番組を見ていた。

100%知らなかった。
みんな同じ顔に見える。
何曲も聞いていると、半分ほどが、おんなじに聞こえてくる。
なんで、全てのビデオが踊っているんだろう。
そんなに踊りも上手いとは思えないし。
歌のタイトルなのか、グループ名なのかも判らないものまでもあった。
耳も遠くなったから、歌っている歌詞も判らない。

お爺さんは、完全に付いていかれなかった。

残念無念❗
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たまにはニャンコ

2016年07月22日 21時00分10秒 | Weblog




久しぶりのニャンコ。

リリ姉は、ビミョーにご飯が足りなかったらしい。

フク君は、2食分食べたので、大満足。
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「ふくまる」生産者大会

2016年07月22日 18時01分06秒 | Weblog
7月29日に、茨城県つくば市小野崎の「ホテルグランド東雲」にて、ふくまる推進協議会、茨城県産米銘柄化協議会主催の、「平成28年度「ふくまる」生産者大会」が開催されるが、今回その場で、自分が講演をする事になっている。
 
茨城県として潰すことが出来ない、コシヒカリに対抗できる唯一の、茨城県オリジナル品種である「ふくまる」。
デビューの時に「業務用米」として発表してしまったことから、一般消費者に向けた販売に方向修正をしようとしても、数年間は、完全に迷路に迷い込んでしまっていた。
なので、迷路に入ってしまった茨城県に、散々「甘い」「やる気が無い」「計画性が無い」「実行できない」「品種が消えてしまう」と悪態をついていた。
自分としては、゜もう駄目かもしれない」とあきらめるときもあったのだが、それでも何とか、うっすらとした形ではあるが、ブランド化計画と言えるものが出来てきた。
 
よって講演は、タイトルだけであれば、他の産地で話したことと同じものもあるが、1つ1つの内容が、久しぶりに厳しい。
完全に寝る暇はないだろう。
途中で、首の骨が折れるかもしれない。
逃げ帰りたくなるかもしれない。
 
講演時間:13:45-15:15
タイトル:「ふくまる」のブランド化に向けて
ページ数:41P
容量:1371KB
 
講演内容:
・各産地の現状(北海道・青森・岩手・山形・秋田・茨城)
・消費地の現状
・生産者直売の時代が終わったこと
・お米戦国時代
・スーパーの棚の現実
・消費者のお米の買い方の変化
・ブランド米の考え方
・変わる美味しさの表現
・SPRブランド化計画
・新しいブランド米の考え方
・生産者登録制度について
・Facebookの活用について
・お米コンテストについて
・商品作りと販売対策
・・・
 
当日、聞きに来る予定の150名は、相当の覚悟をしてきてもらいたい。
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多分、回答は無い

2016年07月22日 14時10分56秒 | Weblog
先程、岩手県「銀河のしずく」と青森県「青天の霹靂」のFacebookに、メッセージで「流通についての質問」をした。
 
多分回答は無いだろうけど・・・
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ギャバミル

2016年07月22日 11時46分26秒 | Weblog


明後日から3地区で開催される「和穀の会」主催の産地説明会。

今回そこに、サタケのギャバを家庭で生成出来るマジックミル「ギャバミル」が展示されることになった。

米屋での販売を促進するために、展示台も作ってくれた。
更に展示用の1台については、特別価格とのこと。

興味がある米屋は、会場で確認してみてもらいたい。
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統一ブランド名称

2016年07月22日 11時40分38秒 | Weblog
JAしまねと石見銀山地区本部、隠岐地区本部、島根おおち地区本部とで進めている、3地区同時ブランド化計画。
 
ブランド化計画なので、各地区ごとに実行することもある。
しかし基本的には、3地区がいつも一緒に動いていくことになる。
その時に、いちいち〇〇地区本部というのは、文字数が長すぎて、なかなか消費者の耳に入らない。
それに、バラバラに動いたているように見えてしまう。
なので前回の打ち合わせの時から、3地区が一緒に動いていることを表す、ブランド名称を作ろうということになっていた。
 
今回。その名称が決まったので、お知らせしておく。
 
「神々集う島根 ご縁三国結び米」
である。
 
島根という環境から「神々集う島根」
3地域が一緒に動いていく事になった「ご縁」
石見銀山地区本部、隠岐地区本部、島根おおち地区本部なので「三国」
それを結びつけるブランド米たちが「結び米」
 
「ご縁三国結び米」と覚えてもらえれば嬉しい。
 
ノボリも作成する予定なので、出来上がったら店頭に立ててもらいたいと思う。
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島根米リーフレット

2016年07月22日 11時22分30秒 | Weblog
大変遅くなりましたが、ようやく「島根米リーフレット」が出来上がりました。
 
・3地区本部の環境・こだわり・ブランド米について。
・JAしまねの考え方とブランド化計画
・島根県の観光マップ
が入っています
 
石見銀山地区本部
・氷感熟性 巨木・ご神木・棚田米つや姫(限定品)
・巨木・ご神木・棚田米つや姫
・石見銀山つや姫
・石見銀山コシヒカリ
 
隠岐地区本部
・隠岐世界ジオパーク 島の香り隠岐藻塩米 特選コシヒカリ
・島の香り隠岐藻塩米 特選コシヒカリ
・島の香り隠岐藻塩米 特選きぬむすめ
 
島根おおち
・石見高原ハーブ米きぬむすめ
 
既に「和穀の会」には納品済みですので、ご入用の方は、お問い合わせの上、お受け取りください。











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「きたくりん」の販売計画も修正

2016年07月22日 10時51分45秒 | Weblog
この話は、たぶん誰も知らないことだろう。
ホクレンと取引している「和穀の会」でさえも、少し前に伝えたことなので・・・
 
明後日から、和穀の会主催の産地説明会が、東京・名古屋・大阪と続くことから、事前に伝えておく必要があると判断し、投稿することにした。
 
和穀の会から、こだわり米・差別化米を販売している米屋に納品されている北海道米は
・節減対象農薬:当地比5割減 化学肥料(窒素成分):当地比5割減
 北海道JA新すながわ 低蛋白ゆめぴりか(タンパク質含有率6.8%以下)
・節減対象農薬:当地比7.7割減 化学肥料(窒素成分):当地比5割減
 北海道JA新すながわ 高度クリーンゆめぴりか(タンパク質含有率6.8%以下)
・節減対象農薬:当地比5割減 化学肥料(窒素成分):当地比5割減
 北海道JA新すながわ 極低蛋白ゆめぴりか(タンパク質含有率6.3%以下)
・慣行栽培
 北海道JA新すながわ 極低蛋白ゆめぴりか(タンパク質含有率6.3%以下)

・節減対象農薬:当地比7.7割減 化学肥料(窒素成分):当地比5割減
 北海道JAたきかわ(芦別市) 畦畔香るななつぼし(高度クリーン米)
・節減対象農薬:当地比5割減 化学肥料(窒素成分):当地比5割減
 北海道JAたきかわ ななつぼし
・節減対象農薬:当地比5割減 化学肥料(窒素成分):当地比5割減
 北海道JAオロロン ななつぼし
 
・節減対象農薬:当地比5割減 化学肥料(窒素成分):当地比5割減
 北海道JAピンネ ピンネきらら397
 
・節減対象農薬:当地比6割減 化学肥料(窒素成分):当地比5割減
 北海道JAきたそらち(北竜) 北竜おぼろづき
 
・節減対象農薬:当地比5割減 化学肥料(窒素成分):当地比5割減
 北海道JAピンネ ピンネふっくりんこ
・節減対象農薬:当地比5割減 化学肥料(窒素成分):当地比5割減
 北海道JA新はこだて 函館ふっくりんこ
 
・節減対象農薬:当地比8.2割減 化学肥料(窒素成分):当地比5割減
 北海道中空知エコ米生産共和国(JA新すながわ・JAたきかわ・JAピンネ)
 高度クリーンきたくりん(旧系統名:空育172号)
などである。
 
全てが、一般流通している北海道米に比べて、高品質・良食味米である。
テレビ・雑誌・ラジオなどで、自分が紹介している北海道米は、いずれもこの中から選んでいることから、自分のコメントは、全てこの高品質・良食味米について語っている。
したがって、スーパー・量販店そして百貨店で販売している北海道米を、消費者が購入して食べたとしても、納得出来る筈は無いのである。
それを知るだけでも、こだわり米・差別化米を販売している米屋にとっては、強い武器となるであろう。 
 
今回、このラインナップの中の、自分たち米屋にとって「切り札」ともいえる隠しアイテムの「きたくりん」が、窮地に追い込まれそうである。
「きたくりん」は、数年前の産地説明会で「米屋の専用米」という表現で、ホクレンの担当者が説明した。
なので、差別化米のアイテムとして、販売を拡大している米屋も多いはずである。
 
その「きたくりん」が、内地(本州)でついに、会員制スーパーで販売されることとなってしまった。
栽培レベルは、「きたくりん」の品種特性からすると全く価値が無い、「北海道Yesくりん or 節減農薬」。
よって販売価格も5kg2000円前後となるかもしれない。
スーパーとしては、「あまり出回っていない品種で、リーズナブルなもの」という考えであろう。
 
その考え方に、「きたくりん」を利用された事実に、自分は、はらわたが煮えくり返った。
なので、徹底的に反対していたのだが、やはり止めることは出来なかった。
 
販売を拡大していた、こだわり米・差別化米を販売している米屋には、本当に申し訳ないと思っている。
自分の店も、販売を拡大している最中であったため、ダメージは計り知れない。

ホクレンとしては、まだまだ計画中のため、結果は出ていないという言い方をしている。
しかし、販売が始まるという事実は、100%変わらない。
 
実際、出回る量としては、今年は大したことが無い量と言っている。
しかし、1回限りで終わるとは考えられず、継続して取り扱うことになるのだろう。
チラシに載るようなので、自分たちの首が絞められるのは確実である。
 
「きたくりん」を販売している、こだわり米・差別化米を販売している米屋は、自分なりの判断をしてほしいと思う。
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米屋のための北海道米

2016年07月22日 10時00分15秒 | Weblog
昨日9:00から、ホクレン・和穀の会・自分との打ち合わせをしていた。
 
スーパーだけではなく、ドラッグストアーまで売り場が広がってしまった「ゆめぴりか」。
検査を受けていない「ゆめぴりか」、基準を見たいしていない「ゆめぴりか」(両方とも「ゆめぴりか」と名乗ることは出来ないはず)も、大量に流通している。
昨年の天候により、基準ギリギリ(タンパクは7.4%以下、アミロースが19%以下)という、内地(本州)では通用しない、低品質米も流通している。
その結果、「美味しくない」「粘らない」「黄ばむ」というクレームが、一気に多くなっている。
 
それに巻き込まれてしまっているのが、自分たちの差別化「ゆめぴりか」。
・節減対象農薬:当地比5割減 化学肥料(窒素成分):当地比5割減
 北海道JA新すながわ 低蛋白ゆめぴりか(タンパク質含有率6.8%以下)
・節減対象農薬:当地比7.7割減 化学肥料(窒素成分):当地比5割減
 北海道JA新すながわ 高度クリーンゆめぴりか(タンパク質含有率6.8%以下)
・節減対象農薬:当地比5割減 化学肥料(窒素成分):当地比5割減
 北海道JA新すながわ 極低蛋白ゆめぴりか(タンパク質含有率6.3%以下)
 
差別化「ゆめぴりか」は、「和穀の会」と取引をしている自分たちはのみが取り扱っている。
百貨店では「日本橋高島屋のスズノブコーナー」か、和穀の会と取引をしている米屋が納めている百貨店のみとなる。
自分は確認していないが、価格帯からしても、スーパーでの取り扱いは全くないだろう。

タンパク質含有量6.8%以下というのは、「ゆめぴりか」の誕生時の高品質・良食味の基準。
お米の特徴や美味しさの判断が出来ない一般の消費者でも、粘り・柔らかさ・甘みの違いを判ってもらえる、北海道の魚沼米と言える「ゆめぴりか」である。
 
でも、今流通している、タンパク質含有量7.4%以下というのは、北海道の栽培地を広げるために、グレードダウンした基準と考えても間違いではない。
北海道としては「均一」を売りにしているものの、でっかい道であるため、品質のバラつきを消すことが出来ない。
なので、クレームが出ることは、「ゆめぴりか」誕生時から判っていた。
  
「ゆめぴりか」の誕生からかかわっている自分としては、「ゆめぴりか」のブランド価値を守るための提案を、ずっと言い続けていた。
しかし、考慮されることはあっても、結果として、自分の思いとは違う方、違う方へと進んで行ってしまった。
そしてついに、「ゆめぴりか」のブランド価値は、一般消費者でも判るほどまでに下がってしまった。
 
ずっと書き続けていた、某産地とのトラブルが、ホクレンとであったということは、もう全員が知っていることだろう。
自分が、何度も何度も「修正を」という要望は出していたことも知っているだろう。
 
しかし「修正されることは無い」。
これが結論だと思ってもらっても良い。
 
誕生時には「ゆめぴりか」は不作であった。
なので、米屋の最大の武器である「知識を持った対面販売」で、クレームが出ないようにと対応をしてもらった。
その結果、大きなクレームを貰うこともなく、ブランド米としての道を進んでいた。
でも今回の結論で、それも過去となったと考えるべきだろう。
 
「ホクレンが米屋を裏切った」という考え方もあるだろう。
自分も「裏切られた、泥をかけられた」という屈辱感はある。
でも、「時代が変わったのだ」と考える方が、今回は良いのかもしれない。
自分たち米屋の力よりも、面積が優先されてしまった。
これは、昨年の青森県「青天の霹靂」の販売計画を見れば判ることだろう。
多分、今年デビューの岩手県「銀河のしずく」も、青森県と同じ販売計画で進めていることだろう。
  
心底腹は立つが、大産地が決めた結果であるから、変えようがない。
「ゆめぴりか」の乱売は、頻繁に繰り返されるだろう。
「ゆめぴりか」の失速は、北海道米全体にもダメージを与えるだろう。
しかし、自分としては、もうどうすることも出来ない。
提案をしても、修正をお願いしても、自分の考えは採用されないのだから。
 
こう書いてしまうと、和穀の会と取引をしている、こだわり米・差別化米を販売している米屋に、諦めろと言っているように聞こえてしまっているかもしれない。
そうではない。
 
「これで米屋が負けてしまっては困る」と言いたいのだ。
 
ホクレンから切り捨てられようが、青森県・岩手県から相手にされなくても、自分たち米屋は、百貨店でも全国スーパーでも出来ない販売を仕掛けることが出来る。
そのための武器と弾は、この20年の間に、自分が用意した。
中には、錆び付いて動かない武器も弾もあるが・・・
これらを最大限に使い切ることが出来れば、自分たち米屋には、まだまだ最前線で戦うことが出来る。
新品種でなくても、大した問題にもならない。
 
なぜなら、新品種の寿命は3年。
その間、自分たちの武器と弾を使い続ければ、話題性しか持っていない新品種と戦うのは簡単。
最終的に、新品種の息の根を止めることも、正直言って出来る。
 
自分たちの差別化「ゆめぴりか」は、まだホクレンが自分たち米屋を活用しようとしていた時に提供された、北海道最大最強といえる最終兵器。
この最終兵器を持っている限り、戦い方は幾らでもあると思う。
しかし問題が、この最終兵器を、まだ自分たちが使いこなせていないことである。
 
「ゆめぴりか」が特売米になる前に。
北海道米の価値がなくなる前に。
自分たちは、この最終兵器を使いこなさなければならない。
 
こだわり米・差別化米を販売している米屋は、「ゆめぴりか」について、北海道米について、自分たちの将来について、もう一度、じっくりと考えてみてほしい。
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