去年のエンガルは、3週間ほど前から原因不明の「下痢」に悩まされ、クリテリウムの出張直前までトイレと車を何度も往復し、脚に力が入りにくい状態での出走でしたが、周りの選手達に刺激されたのか、最終周回を除いて、先頭付近で走ることができました。
最終周回は、さすがに脚にきていたためヘアピンからの加速で遅れてしまい、3番手で走っていたはずなのに、次々と追い越され、ゴール直前でも捲くられるという散々な結果でした。
今シーズンは下痢こそなかったものの、4月からの体調不良が続いており、鍛えてきたはずのVO2Maxレベルでの走りが全く駄目な状態で、へピンからのダッシュがまったく効かず、球場裏で前に追いつくという去年の走りは再現できませんでした。その結果、向かい風のエリアで単独走が多くなり、ヘアピンまでに前に追いつきそうになりながら、ヘアピンでまた離されるという悪い展開に陥ってしまいました。
そもそも、スタート待ちで待機していたときは前から3列目だったのですが、ウインドブレーカーを車に置きに行ったほんの数十秒の間に車列が進んでしまい、いつのまにか最後尾になっていました。この狭いコースで最後尾からのスタートは、最初からハンデを背負ったのと同じことです。
それでも速い人は前に出てゆけますので、今回は自分に力がなかったということでしょう。
そんな中、レースは進んで3周目だったか4週目だったか、そろそろ先頭集団に追いつきそうだった周回に、球場裏を抜けてバックスタンド裏に入ったところで前を走っていた大学生がスリップ落車・・・衝突を避けるためにブレーキをかけて横に逃げたため大幅に減速し、離れてしまった先頭集団に追いつくことができず、以後の周回で、同じ場所でのスリップ落車が怖くなって、スピードを落とし過ぎたことも影響したのか、終盤で周回遅れになってしまいました。
周回遅れにされた先頭集団に必死に食らいつこうとしますが、まったくダメでした。
このときはっきりと理解しました。そもそもスタート位置とか、落車とか、そんなことは関係なく、今回の自分は「弱かった」ということがわかりました。
次のレースまでに、コンディションを上げられるように、なにかを変える必要があります。
休んでも回復する気がしません。疲労が原因ではないような気がします。
そういえば、嬉しかったことがありました。
去年のクリテリウムの動画を参考にした方が「おかげさまで完走できました。」と声をかけてくださったことです。名前を聞くのを忘れましたが、いつか同じレースで走りたいですね。