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脊椎関節炎と付き合いながら生活しています。

ツールド北海道 2019 市民レース(TT/RR) Aコース

2019-09-09 06:00:00 | 自転車

[Photo by S.Tsukahara]

ニセコクラシック直前から体調不良が続いていましたが、内臓的な不調(心臓と胃の不快感、全身倦怠感)はほとんど消えました。しかし、右眼の炎症が治らず、原因もわからず、首、肩、手の指、手首、足の指を中心とした関節の腫れと傷みが新たな症状として現れ徐々に悪化してきており、新たに追加した検査項目の結果が次回の診察で出る予定です。
そんな中途半端な状態ですが、ローラーを回すことはできたのでフィットネスを落とし過ぎないように体調と相談しながら細々とトレーニングを続け、ツールド北海道を走ろうと思えるくらいにはコンディションが戻りました。

初日のタイムトライアルは、久しぶりにTTバーを取り付けての出走でした。
スタートからうまくスピードに乗ったため踏み過ぎ(600Wオーバー)な状態を続けてしまったため、中盤以降はタレてしまい、目標としていた400Wでペースを刻む走りができませんでした。

タイムトライアルが終わってからチームメイトと同じ宿だったため夕食はホテルの向かいの居酒屋でしたが、料理が出てくるのが遅く、寝る時間の直前まで食べ続けていたため胃が重く、よく眠れずに起床時間の3:00になってしまいました。

まだ真っ暗な中、スタート地点までのバス出発地まで移動し、蚊に襲われながらバイクを組み立てて、あわただしくトラックに積み込み、バスに乗り込みました。
スタート地点までおよそ130㎞をバスに揺られ、スタート地点に着く頃にはすっかり明るくなっていました。陽の光を見て浴びて思い出しましたが、日焼け止めを塗らずに来てしまいました。H本さんの奥様に日焼け止めを貸していただき、助かりました。

今回、Aコースは7名のチームメイトが出走しました。
特に作戦会議はありませんでしたが、自分がHCFエリートに昇格するモチベーションは「チームのためにアシストする」ことだったので、静かに燃えていました。
サロベツ100マイルロードレースでもチームのためにアシストするチャンスはありましたが、体調不良のためなにもできずにDNFになってしまいました。今回は、体調も最悪の状態から抜け出して上向きでもあったので、ようやくチャンスが来たなと静かに燃えていました。
しかし、実際にアシストすると言っても、何をすればよいのかはまったくわからない状態だったので、なにかあったらすぐに対応できるようにできるだけ集団の前の方に位置することだけ考えてスタートを待ちました。

スタート地点の生田原にある「チャチャワールド」には、既にNHK BS1でおなじみの「チャリダー ロードレース部」のメンバーがアップを始めていました。
仮設トイレが混んでいましたが、無事に用をたして、荷物を預けたり出走の準備をしているところにNHKの取材を受けました。11月頃の放送になるとのことでしたので、インタビューが使われるかどうかわかりませんが、走行シーンも含めて楽しみにしています。

スタートから少しの間はパレードスタートでしたが、先導車が不安定で何度か怖い思いをしました。
リアルスタート後は追い風も手伝って高速(50km)で集団のまま進み、およそ40㎞先のBコースのスタート地点まであっという間でした。
この先の唯一の登り区間である北見峠までの間も、ほぼ平坦なため、登坂力のない自分でも集団の前の方に位置どりできていました。
そのうち、集団前方でチームのエースクライマーが背中を叩かれて逃げに乗るため(KOMをとるため)に発射したのが見えました。
KOM獲得を確実にするためには、逃げ集団にメイン集団を追いつかせないよう北見峠にさしかかるまでメイン集団の速度を抑える必要があり、ここでチームメンバーが前の方に集まり逃げ集団とのタイムギャップを稼ぐべく集団に蓋をする動きを続けました。
最終的に3分のギャップを稼ぐことができました。

北見峠の登りが始まったところで、集団のコントロールは終了でした。
後方に下がっていたチームメイトを待つため、しばらく踏みやめていたら、集団と200mくらいの差が出来てしまいましたが、走り込んでいないコンディションではこの時点で既に脚が攣り始めており、ほぼ単独で北見峠を登り続けました。
KOMが近づいたところでチームのE本さんに追いつき、一緒にKOMを超えて、近くにいた単独参加の1名と下り始めましたが、緩斜面になったところでE本さんが遅れはじめ、前の小集団まで200mのところまで迫っていたため自分は踏みやめずに、一緒に下ってきたもう1名と強調して前の小集団に追いつきました。
この小集団には知り合いが多く、良いペースでローテーションを回して途中で1名を拾って名でゴールまで20㎞のあたりまで進みましたが、このあたりからばらけ始め、小さなアップダウンによってさらに差が開き、暑さもあって、脚が攣り始めて積極的に前をひけなくなってきました。
少し長めの登りで一旦は遅れかけましたが、なんとか粘って追いつき、最終的に4名でゴール前まで進み、スプリントする力も残っていなかったので争うことなくゴールゲートをくぐりました。
ドリンクはダブルボトルで何とか間に合いましたが、山を下ってからの暑さは厳しかったので、一人だったら水分の消費が激しくなってDNFだったかもしれません。

同じコースで7名ものチームメンバーと一緒に走れたのは、今回のレースが始めってだったかもしれません。
ニセコクラシック140kmも同じコースに複数のチームメンバーが出走していますが、スタート後すぐに登りが始まるため、登坂力のない自分はすぐに遅れてしまい他のチームメンバーと一緒に走ることはほとんどなく、序盤平坦なコースレイアウトが自分をチームのアシストとして動く場を与えてくれました。
今後は登坂力を上げることが最優先の課題ですが、体調の事もあり、いつまで自転車を続けられるのか?も考えるようになってきています。怪我から復帰を目指しているチームメイトもいますし、もう少し頑張ってみようと考えています。



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