25日(土)、「お帰りなさいお父さん!! 退職シニアの地域デビューフォーラム」が滋賀県立長寿社会福祉センターで開催され、参加した。主催は、企画委員会と滋賀県社会福祉協議会である。
レイカディア大学をこの9月に卒業することもあって、その後のライフスタイルを確立する為の知識を得る為に参加することにしたのだが冒頭の挨拶の中で、退職者の中には「閉じこもり」する人が多いというのだ。閉じこもりの形態は、色々あって、家に、家の庭に、図書館に、スーパー等々の場所であるらしい。幸いにも私は、「閉じこもる」時間がないくらい学校に、ボランティアに、養成講座受講にと飛び回っている実態がある。
日頃から、近江八幡市の社会福祉に関する活動が活発であることを聞いていたが、今日の実践報告者3人の内2人が近江八幡市の方であった。今日のフォーラムは、どうやら退職シニアをいかに引っ張り出すかが問題であるようだ。企業戦士といわれ能力を磨いてきた世代が各地域にわんさといるはずだ。社会のためにも自分の為にも、社会へ還元することをを考えるべきだあろうと思う。だがちょっとまてよ、私もその一人だが、退職シニアの面々は、少なくとも年金生活者か受給を待っている者であるはずだ。となると、ポランティアの陰に隠れて出費がかさんでしまう実態が見え隠れする。ボランティアは、美徳として考えられるが自己出費がかさみだすと尻込みして衰退への方向へと突き進むことすら考えられる。労力は一向に惜しまないし、せめて交通費だけでも支給していただきたいと願うのは私だけであろうか。交通費の実費支給があれば、かなり遠いところまで足がのばせるはずだし社会への還元・恩返しを考える退職シニアが増えるはずだし、双方にとってとより良い関係を構築できると私は考えている。