この日曜日(3日)の夕刻に狭い我が家の庭のもみじの枝に雀の親子の姿があった。小雀は、まだ口ばしが黄色く巣立ちの稽古をしているようだ。
菊づくりの最中に、前かがみの背中に巣立ったばかりの小雀が舞い降りてきた。捕まえようと思えばすぐに捕まえられる状態だったが前かがみのまましばらく待つとしきりにわが子の身を案じてかチチッチチッと声高に鳴く親鳥の待つ方向へとぎこちなく飛んで姿を消した。
しばらくすると再び視界に入るもみじの小枝に親子の姿があった。今度は親鳥2羽と子供の3羽での飛来だ。両親なのか子供に交互に餌を与えている。
微笑ましいこの光景にしばらく見とれていたがいつしか姿が見えなくなっていた。
そこへ、隣家に住む幼稚園児の孫娘が帰って来たので雀の親子の話をすると「明日も来てくれるかかな?」、と興味深そうな表情をした。
翌朝のこと、雀の親子を見つけてすぐに孫娘に連絡したがまだ起きていなくてしばらくしてパジャマ姿のままで庭に来て、雀の親子を驚かさないように車の窓越しに二人で微笑ましい姿をしばらく眺めていた。
3日間ほど同じ光景を楽しんだが今では無事に巣立ってくれたであろうか?
雀が激減している昨今、雀の住む環境が良くないことが気になる今回の出来事であった。