5月11日(金)快晴、夫婦水入らず久し振りのドライブ旅行となる。我が愛車・ルシーダは、10月の車検を前に13年間の任務を終える予定だし長距離という名のドライブはこの旅行が最後と
なりそうだ。
名神(竜王インター)~東海北陸自動車道と乗り継いでまず世界遺産・白川郷、私にとっては2回目の訪問である。この静かな地に異国の言葉が飛び交う光景にびっくりする。世界遺産ツワーなのか東南アジア系の観光客の一行であろう。合掌造りの集落よりちょっと離れた場所で、茅葺き屋根を“修繕”している家があったが「世界遺産ともなると大変だなぁ」と想いを巡らせながらしばし立ち止まって眺めることにした。
その夜は、高山市内の「本陣・平野屋 花兆庵」に宿泊する。チェックインの際に、陣太鼓の大きな音に迎えられる。6階の窓からは、穂高連峰の残雪が眺められた。翌朝、旅館のすぐ近くの高山陣屋の朝市と宮川沿いのもう一つの朝市を楽しむ。獅子会館でカラクリ人形の演技に笑い、市内の古い町並みを散策する。このあと、せせらぎ街道をひた走って郡上八幡へ、ここでも古い町並みを散策する。
今回は、山あいということもあって標高1000メートル前後の道路を突っ走ったが山頂に残った雪を眺めながらのドライブはある種の趣を感じながらハンドルを握っていたようだ。こうして走った距離は549Kmであった。