今年も例年と同じく①小菊盆栽②小品盆栽③大菊④懸崖⑤辻が柳⑥ドーム菊⑦福禄寿⑧福助を育てている。8月の下旬ともなると育成状況の成否がある程度予測がつく。
福助は、定植からまだ1カ月が経過したばかりのため現時点では成否の判断はできないが他の菊群は概ね順調に成長していると判断している。
9年目の菊づくりに挑戦だが今年の最大の特徴は『土づくり』に注力したことだ。
その1.腐葉土づくり
昨年の秋に落葉樹の細枯れ枝・落ち葉と川辺の枯れすすきを掻き
集めて腐葉土を自作したこと
その2.培養土づくり
定植の60日前に自作腐葉土に赤玉土(大粒)をほぼ1対1の比率
で混合して培養土を自作したこと
(注)本来は、田土(真土)を使用するそうだが入手できないため
市販の赤玉土を使用する
培養土養生箱がそう大きくなかったため定植順に小菊盆栽と懸崖・辻が柳
に適用する。
大菊などその他の菊は20~30日前に準備したものを使用する。
今までは順調に生育しているが今後に台風の襲来のないことを祈るばかり
だ。 (写真をクリックで拡大表示)
今年1月に米原校園芸学科35期生(八起き会)との交流が始まった。
ご縁とは不思議なもので“菊づくり”が縁結びをしてくれた。課題学習として「根上がり菊」に挑戦するメンバーへのお手伝いをしてから6か月が流れて、先に7月末の大学祭の案内を頂いていた。
7月31日にお邪魔して米原校の大学祭を見学した。当初、根上がり菊の課題は、夏菊での挑戦と聞いていたので興味津々で足を運んだのだが夏菊の展示は1鉢だけで他は通常の秋菊の展示であった。やはり夏菊での挑戦は難しかったようだ。
でも、グループ員の努力もさることながら根上がり菊を指導された先生の熱意を作品から感じ取れた。菊に限らずケヤキ等の「根上がり盆栽」として勉強させていただいた。菊づくり1年生としてスタートされた仲間が卒業後も菊づくりを糧に生活して欲しいこともあって育てていた来年用の小菊盆栽の苗数種をお渡しする。筒に移植して来年の春に小菊盆栽として育てて欲しいと願っている(写真をクリックで拡大)