9月15日(日)、台風18号の接近で特別警報が滋賀県にも発令された。
豪雨が続いたその夜7時ぐらいから家の裏側の用水路から水が溢れて家の横の道路が川となった。暫らくすると今度は表側の用水路が溢れ出して見る見るうちに家の周辺が海となった。
水嵩が増す中、園芸用の土袋を土嚢代わりに玄関前と裏口に積んでみたが隙間から水が 流れ出し「土嚢」の役目・効果もなく庭も水浸し玄関前のタイルの上を水が勢いよく流れだした。玄関と勝手口から浸水するのは時間の問題だと諦めかけた。ここまでくるともう「成るようにしかならない」心境に陥った。
幸いにも、雨も小降りになり水も引き始め床下浸水の「危機」をどうにか乗り越えたいう安ど感がこみ上げてくる。
翌日、床下への浸水状態を調べてみると湿ってはいるものの水が溜まっている様子ではなかった。仮に少しの浸水があっても地中へ浸み込んだものと思われる。築40年の我が家は耐震工事の規制の前だったから基礎だけで床下の土がそのまま残っているのが今回は幸いしたようだ。
2日間かけて後片付けをしたが菊鉢も倒れたり、流されたりする被害があったものの最小限にとどまってくれた。(写真クリックで拡大表示)
2020年のオリンピックが東京で開催されることに決まった。
7日の夜から8日の早朝にかけて、テレビでの経過をみながら前回(1964年/昭和39年)の東京オリンピックの記憶が脳裏を駆け廻っていた。当時、大学3年で小田急線・千歳船橋駅の近くに間借りしていた頃の青春真只中だった。生活に余裕のない学生だったから競技の入場券を買える状況ではなく“無料”の男子マラソンのみを応援したことがはっきりと甦ってくる。新宿駅前の甲州街道に立ち裸足のアベベ選手や円谷選手を応援したことが今でも強く印象に残っている。
現在70歳、7年後は77歳となるが元気なら自ら喜寿のお祝いとして、また冥途へのお土産として東京オリンピックを見に行くことを決意した。
わが健康状態の現状はどうかというととてもじゃないが7年後、高齢での旅行は考え難いことだ。薬漬けの生活とも言えそうな現実と且つ足腰の治療中ということも考え合わせると不可能に近いかも知れない。
長いのか短いのか、あと7年もの時間がある。健康づくりに心がけ夫婦で東京オリンピック見物旅行と洒落込みたい、この夢を実現させたい!!