昨日のウィーン報告、裏通りを歩くのが一番の目的って、あくまで僕個人💦
団体の目的は、王宮舞踏会への参加、それも古典日本髪と和服で着飾り、日本の大切にしたい文化を彼の地の皆さんに知っていただくこと。
ハプスブルグ家の王宮での舞踏会、参加される方はそれなりの方ですから、日本への目線が一層暖かくなったのかな?
僕は、体調を崩したこともありメインイベントへの参加を取りやめベッドが友😢
ウィーンの森の修道院昨日書いた通り期待していたウィーンの森は車窓からしか見ることはできませんでしたが、その森の中にある由緒ある修道院、文化の厚みや深さを実感させるものでした。
現在も修道士たちが日に7回、祈りの日々を過ごす回廊や教会、写真のようなパイプオルガンが2台、贅を尽くしたとも思える重厚な作りには圧倒されますね。
写真好きにはたまらない素材だらけかな?
ただ、修道院のワインが美味しいと聞いていたのですが、白ワインがなくて、飲むところもなかったのがちょっぴり残念。
美術史美術館期待していた美術史美術館、流石王家が揃えた絵画ですから、これでもか、これでもか。
ただ、限られた時間でしたから、ガイドの方お薦めの絵をポツポツと見て回っただけ。
何日かかけて、じっくり見て回るのが良いのでしょうが、、、
写真はエントランスホール、黒に白のまだらの入った大理石の柱に気圧されました。
あっ、余りの豪華さというか高貴さというか。
エントランスホール裏?の世界一美しいと言われるカフェーでランチでしたが、確かに!
ワインは美味しかったけど、料理は、、、王家の歴史の一つの象徴?
とても印象的だった作品、受けた説明はそういうことでもなかったのかもしれませんが、もしかしたら王家の歴史の一つの象徴かもと感じたこの絵、天皇家にしても中国の歴史にしても、権力って。
収蔵した絵画を飾るためにために建てられたという美術史美術館ですが、文化や芸術って、こういう力が背景にないと残って行かないのも寂しいかな?
ウィーンの裏通りを歩く、というのが今回の旅の最大テーマでしたが、、、
ホテルが想定外の(事前調査全くなし💦)旧市街地からはトラムで15分位の場所だったことや、体調を崩したころともあり、まあ、来世かな?
ゴッド・ハンド!
それにしても、バスの運転手さん、よもやあんな場所に乗り入れ、その神業を披露頂くとは(@@
その運転手さん、会食会場に少しでも近くと、狭~い三叉路に乗り入れ、その三叉路で10回は切り返したんじゃないかな?
僕はいつも一番前の席なので、思わず目を覆う場面が何回も、いや、ウィーンには住めないなぁと思ったものでした。
ウィーンの森
さて、そんなウィーンで期待していたものの一つがウィーンの森、あっ、あの美味しいモンブランではなくて、、、森の植生や森の再生力。
残念ながら、森を間近で写真に収めることができず、アウトバーンから。
あのドイツの黒い森、グリムやマルティン・ルターが生きた時代って、ほぼ禿山だったと言われていて、近年の植林であの姿に、だから、木を一本だって切っちゃいけない森なんですね。
ヨーロッパって、夏の降雨はほんの少し、雨は冬のものだとか。
だから、地中海沿岸にしてもイギリスなどにしても森はとっても貧弱で禿山が広がる。
だから、再生力がとても弱く、麦類の畑作や牧畜に供してしまうと容易に森に戻らないとか、そんな中で45Km×30Kmを占有するウィーンの森は貴重。
王家の狩場だった森は、150年も前に開発の反対運動のお陰で、原生林に近いとのことでしたが、素人の僕の目にさえ再生力がなさそうに見えました。
そして、家畜はいないし麦畑でもないのに草地が広がっているのは?聞いてみると、2年に1回牧草を刈るのだとか、家畜は全部牧舎の中、環境を汚すから放牧はダメ!
食肉生産による水の消費は莫大、それが、人の飲料水確保をどんどん難しくしていて、日本の水源売却ってそこに直結している。
美味しい乳製品やハム類、ある意味では、自分たちの首を絞め続けている?
日本の森は緑の宝石
開発が進んでいますが、そういう意味では日本の森ってとても貴重で、緑の宝石に例えられるかもしれませんね。
そうそう、ホテルの夕食で出たお魚料理、川魚のようでしたが、あまりにひどい味、お魚に旨味が全くない💦💦森からの栄養塩類の流入があんな味を作る?
我が国の海洋資源って、とても恵まれていますが、いつまで?と思ってしまいます。
やっと、ゆっくりする時間が取れました~(^^;;
というわけで、6日に行った「古典日本髪結い体験会&街歩き」のご報告。
前日までの天気予報は雨、やっぱり傘を準備しなくちゃねと、買いに走りました。
当日の朝もパラパラしていましたが、いよいよ外でのセレモニー、また、松江城本丸までの散策は陽射しもなくて最高だったかも。
5回目となる今回の古典日本髪のイベント、結髪を体験したモデルさんは過去最大の21名、松江城本丸前に勢ぞろいした写真は圧巻です。
大人数でしたから、進行時間を心配していましたが、若干押したものの、まあ想定内?
まるで戦場のような結髪会場、今見ても皆さんかなり緊張気味。
セレモニーでは、大勢のお客様に見守られながら、モデル一人一人が赤じゅうたんをランウェイ。
スポットライトこそありませんが、一人一人が主役となってのランウェイ、どんな思いで赤じゅうたんを歩いたのかな?
そう言えば、スタッフの皆さんが、モデルを務めた皆さんが髪を解き、普段の姿に戻って会場の松江歴史館を出る時の表情がまるで違ったと。
皆さんの堂々とした姿がとても印象的でしたと。
参加したお一人お一人が、自分に一層自信を持ったことが一番の収穫だったかもしれません。
最後に、地元のTV局が取材に来て、随分長らくニュースで流してくださいました。
モデルの皆さんの自信に満ちた表情、是非ご覧ください。
「城下町・松江を優雅にそぞろ歩き 伝統の日本髪と和装姿を体験 観光客から熱い視線」
昨日ですが、5月6日の「古典日本髪結い体験会と街歩き」を前に、上定松江市長を表敬訪問。
表敬メンバーは、モデルさん、結髪師など総勢12名の大所帯に。
午前中に結髪、化粧、着付を済ませ、、、のつもりが押して押して、時間ピタリに全員が揃うという冷や汗ものの離れ業(^^;;
市長から一人一人に声をかけていただき、結髪師には結髪に取り組んだ思いや苦労していることなど、モデルの皆さんにはどんな思いでモデルさんに?というようなことを聞いていただき、緊張しながらも和気あいあいの訪問となりました。
そうそう、お着物はどうやって揃えていらっしゃるんですか?とか、結構苦労しているところなども聞いて貰えて良かったのかな?
また、今年は今までの化粧とは違う役者風ではない現実的な化粧をする予定なので、そんなところも楽しんでいただけるのかも。
外国の観光客には、潜在的にモデル願望があるようなので、そういう皆さんに来ていただくような仕掛けを望む声や、来年はウィーンでの古典日本髪を中心にしたイベントも企画されようとしているので、ここにいるみなさんも行く予定で積み立てを始めましたという報告も。
結髪の様子を見学したいという方がいらっしゃったのですが、月代(さかやき)にちょんまげ、着物姿で来訪。
毎日この姿で過ごしています、って。
折角だから、一緒に市長表敬に行きましょう!と。
5月6日には、彼が街歩きの露払いでモデルさんと一緒に歩くことになりました。
先日、カムの宿に群馬の助産師さん一家が逗留し、松江のママさんの自宅出産を支えてくださいました。
助産師と看取り士のお話し会「生と死を語る」も開催し、多くの皆様にお聞きいただきましたし、滞在中には多くの方と新たな出会いもあり、とても素敵な時間でした。
その助産師さん、お子さんが小さいので、映像作家で自然栽培インストラクターなど多くの顔を持つご主人が一緒にいらっしゃっていました。
そのご主人、新庄で古典日本髪の普及に取り組む中山さんの活動に共感頂いたとかで、中山さんや結髪師の皆さんの活動風景を映像に残してくださいました。
日本古典髪結髪師 中山ひろみ Hiromi Nakayama : Traditional Japanese hairdresser #Traditional Japanese #日本髪 (youtube.com)
東京では、毎年モデルを務めてくれているKahoちゃんが、古典日本髪を英語で紹介するサイトを作ってくれたのだとか。
毎年の恒例となった「古典日本髪で街歩き」も今年は5回目。
5月6日に松江歴史館と松江城を中心に行いますが、古典日本髪を知ってくださる方や結髪を志す方が増え、大切な日本文化を継承したいものですし、多くの外国の皆さんにも知っていただき、松江を訪れる方が増えて欲しいものです。
ぜひ、この映像もYouTubeでご覧くださいね。