ちょうどその頃、畑を管理機で耕していたんだよね。月が地球にもっとも近づいた時刻は午前10時46分、満月になった時刻は午前11時51分だったらしい。
何てネットで見て、カメラを三脚にセットして慌てて外に飛び出し、パチリ。
何か、中秋の月の時の写真よりいいぞ!それって気のせい?
「いくらでも下げられます!」
先日来読んでいる内田樹と高橋源一郎の対談本、「どんどん沈む日本をそれでも愛せますか?」も残りもうちょっと。
これから、さらに少子高齢化が進み経済は縮小していく。社会が活力を失っていくことは避けがたけど、その後退局面をどう愉快に生きていくのか。そこにもっと知恵を使うべきじゃないか。どうやって成長するかという話はもういいよ。と内田樹が語っています。
しかし、政治家はどう成長させるかだけしか国民に語らない。「人間は、生活レベルを下げられない生き物なんです」と。
先日、NPO法人再チャレンジ東京が編集した「こころの健康手帳~国民総『うつ状態』解決のために~」という小冊子を読みました。
この50ページほどの冊子、定価500円ですが、素晴らしい内容です。で、思わず50冊ほど注文してしまいました。
ここで、代々木クリニックの神津先生は、うつ病は必ず治る病気。決して、慌てて薬など服用しないこと。軽いうつ病なら、まず休養すること。家族は愛情のこもった言葉をかけ、決して無理をしない。刺激物の多い食事、偏った食生活を見直すこと、と語っています。
最も多く処方される抗うつ剤「パキシル」の医薬品添付文書の副作用欄には山ほどの副作用が列挙されています。
編者は、こんなおどろおどろしいものを「薬」と呼んでいいのだろうか?麻薬の作用と全く同じ。これは副作用ではなく、当然にして起こる作用。しかも、添付文書には、自殺という文字が23回も出てくると。
いくらかの書物や資料、そして現場の話を聞く中で、精神医療の深刻な人権侵害とも思える問題は、成長神話とリンクした中で起こるべくして起こっていると考えています。
欲しくもないものを欲しいと思わせないと、経済の成長はありません。
今、もっともっと、という意識をどう転換させるか、問われている時ではないでしょうか。
農作業日和が続いてくれて、嬉しい限りですが、体にもこたえる(^^;;
昨日、お世話になったトマトやナスの片付けをしましたが、赤とんぼが羽を休める支柱の隣の支柱、その先に見慣れないものを発見。
たまたま切った竹の先が切っ先のように尖っていたんですね。そのに干からびた蛙が無残な姿で、、、初めて見るモズの早贄。孫に見せようと持ち帰りました。モズまで行きつくか?
その畑、大根やカブ、葉物を植えていますが、虫さんが大活躍。ムシできないほど。
種まきから手をかけていなかった菜花やカブの葉は、まるでレースのようです。
ハンディ掃除機が大活躍ですが、途中、バッテリーが切れるのが辛い。
中秋の月。最高の状態で見れましたね。
というか、知人に今夜は中秋ですね、月がキレイですよって教えてもらったんですが。
なんか、本格的に畑に行くのって久しぶり!の感じです。いやあ~~大きくなった!
もちろん、雑草もですが、お野菜も。種まきした葉物もニンジンを除きみんな出そろいましたし、植え付けたニンニクも芽を出し始めました。
大根やニンジン、菜花、ホウレンソウ、カブ、レタス、白菜もいつの間にか大きくなったなあ(^^ 眺めているだけで嬉しいのですが、相応に雑草も勢いが凄い!
そんな大根とニンジン、間引きをして炒め物に。酒のつまみにしたつもりですが、さすがに、ハーブ類とはそんなに相性良くないかも。
早々に始めましたが、明日は、しょうゆで味を調えねば。
医者に宣告されると、それを信じ込んで自縄自縛、自分の所為じゃないか、自分の所為じゃないかと自分を責め、どんどん命が狭まり希望を失い、開いていけない。
以前、ローゼンタール効果の話を聞いたことがありますが、医者と患者ってまさにその世界で、宣告された途端に患者や家族はその宣告から逃げ出せなくなるんでしょうね。
初めての医師との対談
今日は、国光美佳先生を迎えて、食と心の講演会を開催。
子どもの発達を考える会が国光先生を島根に迎えるのは何回目になるでしょうか。
講演会や体験報告座談会、関係者のサロンなどとして開催してきましたが、今回初めて、当事者の体験報告を踏まえて、医療の立場から語っていただく企画としました。
医師として語ってくださったのは、福田内科クリニックの福田克彦医師。
福田先生は、主流の西洋医学のみではなく、中医や欧米の先端的な医療もよく研究され、幅広い知見から患者のことを考えてくださっている数少ない医師の一人かもしれません。
国光先生と福田先生の対談を聞きながら、最も強く感じたのは冒頭に書いたこと。
喜びの体験報告
さて、体験報告ですが、重度知的障害と診断されていたマー君のお母さんは、最近の様子を中心に報告。夏休み前から水分も含め食欲が極端に減退し、体重も2.5キロ減。
国光先生と相談し、粉だしを使ったミネラルの新しい摂取方法に挑戦、水も飲むようになり、食も進んできて体重減も回復。自傷行為があるために付けていたヘッドギアも睡眠時には外せるところまで。そして、心配だった修学旅行も無事クリア。
マー君は、国光先生と知り合ってからセカンドオピニオンを受け、理解力もあるしとても賢い、知的障がいではなく、アスペルガーと診断された。お母さんは、重度知的だからと何も訓練らしいことをしてこなかったことを後悔したと。
ダウン症のゆきなちゃんの変化も信じがたいほどのもの。自力でのお通じが困難だったのができるようになり、吃音もほとんどなくなった。
最近の様子では、夏の行事で、絶対ダメだった暗いところも大丈夫だったり、怖くてできなかった花火に長い時間興じる姿に、ご近所の方も驚嘆。
夏休み明けの学校では、特別な療育を受けたのかと聞かれるほど大きく成長。
国光先生は、ミネラルを意識的に摂ることによって、偏食が大きく改善し、普通の食事でミネラルを摂取する第2段階に入ったことを紹介し、それも変化の大きな要因ではないかと。
この4月から社会人として頑張っている、自閉症が強い広汎性発達障がいと言われてきたはやおくんが、食の改善に取り組み始めたのは高校2年生の時。
彼も大きく成長し、就労支援セミナーでは学校の代表として堂々とスピーチ。感動のスピーチは、YouTube https://www.youtube.com/watch?v=xefeEN5H2ng でご覧ください。
彼は、失敗したり、お母さんに心配かけながらも、一人暮らしに向けて挑戦中。
福田先生との対談
今日の対談の骨子は、勇気をもって体験談を話した3人のお母様への先生からのメッセージ、体験談を踏まえて現代医療の問題点、課題など、発達障害などの治療への今後の展望。
マー君やゆきなちゃんの話を通して、発達の仕方には特徴があり成長していくので、診断名にあまり大きな意味がないこと、早期発見、早期治療の動きから安易な投薬治療へ向かい、成長や変化が医療支援に反映されにくい現状が指摘されました。
また、母親の意識変容が子どもの変容につながり、相乗効果があることから、家族関係なども含めて丁寧なカウンセリングの必要性を痛感。
「診断名にこだわらず、各個人の栄養状況などに応じた、安易に薬に頼らない幅広い方法」や「親子まるごとの治療で家族みんなが治癒していく方向性」などがもっと広まり、診断名を一生の重荷としてとらえて絶望や諦めに向かうのではなく、希望にむかっていって欲しいなあと改めて感じました。
そして、一緒に活動しませんかと呼びかけたところ、4人の皆さんが名乗りを上げてくださいましたし、当事者のネットワークも広がり、実りの多い講演会となりました。
いよいよ明日は、食と心の講演会です。
本番を前に、講師の国光さんを囲んで、子どもの困った症状を食で改善しようとチャレンジしているお母さんたちのYYサロン。
一品持ち寄り、そして、取れたての安心・安全、ミネラルたっぷりのお野菜などを中心に、みんなでお料理作り。超豪華なランチ!
初めて参加したお母さんも一緒に、自然と口角が上がり、目じりが下がる。
美味しいものを一緒に食べると、饒舌にもなるし、信頼のつながりは一段と深まる。
人一倍、さまざまなものを背負い、苦労をし、そして乗り越えてきた、その自信があるからでしょうか、笑顔がはじけます。
国光さんを囲んでの懇談も、涙あり笑いあり、心強い励ましあり、具体的なアドバイスありで、明日からの自信になったんだろうと思います。
不安いっぱいながら、勇気を出して一歩踏み出した初参加のお母さんも、涙と笑い。
平坦ではないでしょうが、きっと信頼でつながった皆さんが支えとなって、人生の大切なターニングポイントの一つになって行くのではないかと思えます。
明日の講演会も、お母さんたちの喜びの声が感動を呼び、この運動がまたじわっと広がるのではと思えました。