見習い百姓のつぶやき

宮仕えも一段落、半農半Ⅹを本格化。農的暮らしとさまざまなⅩを悩んで、楽しんで一歩づつ。

朝酌の促戸で四隅突出型墳丘墓

2024-11-30 11:12:23 | 古代のこと

冷たい季節風が吹き抜ける今日、大慌てで防寒ジャンバーを引きずり出し、出土した四隅突出型墳丘墓の現地説明会に行ってきました。

朝酌の促戸(せと)、奈良時代には官営の渡しがあり、国庁から隠岐への街道と内水交通の結節点・交通の要衝として栄えた場所。
出雲国風土記には、近くでは市も立ち、設置された簗で取れた魚などが並べられて賑わう様子が描かれています。今の矢田の渡しあたりです。

四隅突出型墳丘墓は、矢田の渡しのすぐ上の小高い丘から出土し、弥生終末期に築かれ一辺10m程度だったとみられるとのこと。
松江市では18基目の四隅突出墓、大きさから言えば小型ですが、朝酌の促戸に勢力を張った有力者だったんでしょうね。
墳丘墓は古墳時代を含め何度か改変が加えられたため、出土したのは一辺のみ、残っていた埋葬施設も低部のみですが、一辺の立石・敷石・張石が残り、その様子をうかがい知ることができます。


安来の仲仙寺古墳群と比べると、時代的には?と質問しましたら、時代的にはほぼ同じですが、地域によってその様式が違うんです、って。

確かに仲仙寺古墳とは張石などの様相が違う!
そう言えば、福井でも富山でも立石・敷石・張石といったものは見られなかったなあ、それぞれ、こだわりがあったのかなあ?

紅葉が深まる一方、色づいた葉がどんどん梢から離れていて、裏のモクレンも寂しくなりました。
今朝は、そのモクレンに久しぶりにヒヨドリのツガイ、よく見えること(*^^*)


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16歳未満のSNS使用禁止!

2024-11-29 14:35:05 | 教育

今朝の新聞一面にビックリ!と、こういう時代だよなあとの感慨。
“豪 16歳未満のSNS禁止 世界初、事業者に巨額罰金”という見出しの記事。


何もここまで、と思われる皆さんは多いと思いますし、僕もそう思います。
本来なら、使用を禁止するのではなく、子どもたちがSNSを使うスキルUPを学校や親任せではなく、社会全体で考え、子どもたちが自己抑制できる力を醸成することが大切だろうと思います。
しかし、事態はそこまで深刻になっているということ。

この法案を成立させたのはオーストラリアですが、その深刻度は日本も同じ、いや、それ以上かも?
それにしても事業者に最大50億円の罰金(@@
いや、やるもんじゃありますね。

“便利は技術をなくす“日々実感するところですが、今や、便利の一番の推進役はデジタル機器。
僕は、デジタル機器は、想像力や考える力まで奪いかねないと思っています。
勿論、使い方次第だけど、使用する側のリテラシーの向上への取り組みと、自然と親しむ時間の確保が必須だろうなあ。


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初霰!

2024-11-28 16:52:15 | カムの宿

あっ、本当だ!
思わずカメラを構えてパチリ。

今日は、竹籠づくりの教室、参加者の方々が霰が降っていましたね、ほんのわずかな時間でしたが、雹(ひょう)が降るような音がしました。
えっ!?お昼の準備をしていて全く気付かず(^^;;
そして、何度か降りましたよ~!って・・・


皆さんが帰られてから、ほんのわずかな時間でしたがパラパラって。
雷が鳴ったり、降ったかと思うと青空が広がり、陽射しがさす変なお天気。
その上突風が吹いたりと、寒くて不安定なお天気でしたから、納屋では初ストーブ、作り置いた薪が大活躍でした。

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「イカって、、、? ますます好きになる?」お話し会のご案内

2024-11-27 15:54:43 | 新庄の部屋

「イカって、、、? ますます好きになる?」お話し会のご案内

「イカの哲学」、思わず手に取り購入、すぐに読んだことを覚えています。
記憶の中に刻まれたのは、イカの目は不釣り合いに大きく、イカの脳では目からの情報のほんのわずかしか処理できない、きっと地球という生命体に水中世界の情報を提供するためなんだろうって、あっ、地上界はもちろん人間ですが。
このお話、妙に納得し、イカがますます好きになりました。

さて、この度のお話し会の講師は、「イカの目の研究」に生涯を捧げている島根大学名誉教授の尾崎浩一先生。
さあ~~、どんなお話が飛び出しますか、楽しみ楽しみ。
きっと、イカがもっと好きになることでしょう。


テーマ;「イカって、、、? ますます好きになる?」

◇ 日 時;12月21日(土)14:30~16:30

◇ 場 所;Blooming出雲(松江市新庄町146)

◇ 席 数;20人

◇ 参加費;1,500縁(茶菓代とも)

◇ その他;終了後、ご希望の方は交流会を行います
   (参加費1,500円程度、但し、アルコールは別途実費で)

講師プロフィール;1955年生まれ 大阪大学理学部、4年生で研究室配属、イカの眼の研究を始める 理学博士 大阪大学理学部助手・助教授を経て島根大学で退職までイカと昆虫の眼の細胞生物学的研究に従事し眼の光受容維持機構の解明に貢献 00年 日本動物学会奨励賞受賞 05年 島根大学生物資源科学部教授 20年 島根大学定年退職・名誉教授 24年 日本比較生理生化学会学会賞受賞

コメント (2)
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出雲に深いご縁のある少彦名神社(愛媛県大洲市)

2024-11-25 19:42:04 | 古代のこと

出雲に深いご縁のある少彦名神社(愛媛県大洲市)

 この地に開田や稲作の指導にやってきた少彦名が神社下の昿川の氾濫に巻き込まれて亡くなったとの伝承があり、神社奥の山には少彦名の御陵があります。
 当神社は、江戸時代にこの地の城主が少彦名の功績を高く評価し、氏子制度をなくし代々の城主が当神社を守ってきたと。
 それがそのまま現在に至り、氏子制度はなく、当地を出て大成した皆さんによって支えられているとのこと。

 神社下の昿川の対岸には、御陵を遥拝できる「富士山」がありますが、地元の皆さんは“とみやま”と呼んでいるとか。
 ヤマトにも三輪山を遥拝する鳥見山(とみやま)があり、麓には等彌神社がありますね。

 講師のYukimaru氏は、お祭りの後の直来の締めが“だん、だん”だったことにとても驚いたとか。

お話し会、残席わずかです
記紀に記されている国譲り前の出雲の国は、北九州から越の地までその影響力が及んでいたと言われますが、四国にも大洲市に残された先述のようなお話しはじめ多くの伝承があり、想像以上に深いつながりがあったようです。
12月1日の~古代出雲お話し会「四国各地に残る出雲の伝承と史跡」~はもうすぐ、上記のようなお話しを始め、多くのビックリポン!のお話があるのではないかと思います。
ぜひ、ご期待くださいね。
あっ、残席わずかですのでお早めに!

お話し会の詳細は、古代出雲お話し会「四国各地に残る出雲の伝承と史跡」のご案内 をご覧ください。


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