見習い百姓のつぶやき

宮仕えも一段落、半農半Ⅹを本格化。農的暮らしとさまざまなⅩを悩んで、楽しんで一歩づつ。

善兵衛さんが鬼籍に、どうぞ安らかに

2024-08-30 14:10:40 | 本や図書館

先日、地元紙に元島根県知事・溝口善兵衛さんが鬼籍に入られたと報道されていました。
その記事には、子どもたちで賑わう揖屋小学校図書館を溝口知事が視察している写真が。

僕の議員時代のライフワークの一つが学校図書館。
千葉県市川市の小学校図書館での授業を見せていただき、子どもたちの瞳がキラキラと輝く様子に驚きました。
帰って県内の学校の授業の様子を見て、子どもたちの様子が大きく違うことに衝撃を受けました。

子どもたちの瞳を輝かせたい
あの市川の子どもたちのような授業を受けさせてあげたいと各地への視察を繰り返し、議会の度ごとと言っていいほど議会で取り上げました。
ある時、知事に、是非学校図書館での子どもたちの様子を見て欲しいとお願いしたところ、毎朝子どもたちで賑わう市内の小学校に出かけてくださいました。
それからです、県の直接の所掌でもない義務教育学校図書館への人配置に取り組んでいただいたのは。

そのお陰で、どれだけの子どもたちの瞳が輝いたかと思うと、善兵衛さんには、感謝しても感謝しても仕切れるものではありません。
僕自身も、全国の300を超える学校図書館と活用した授業の様子を視察し、向上策などを提案させていただいたことは、議員時代の一番の思い出です。

溝口善兵衛さん、本当にありがとうございました。
安らかにお眠りください、そして、またいつか、素敵な仕事でご一緒できたら、、、

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神と髪と上

2024-08-26 14:56:25 | 古代のこと

夏枯れ(>< お魚がありません。
小さいのでちょっと躊躇しましたが、久しぶりにエノハ。
煮付けましたが、身を外すのが面倒だしちょっぴり(^^;; 美味しいけど、、


分かり易く伝える
筒井功著「縄文語への道」に“神と髪と上“という節があり、興味深く読みました。
著者は、言語学者ではなく元共同通信の記者、現場を踏むことに慣れているし、どう分かり易く説得力のある伝え方ができるか、よくわかっているよなあ。
得てして、専門家と言われる皆さんは、視野が狭くなりがちだし、一般読者に分かり易く伝えるというのが苦手なのかなあと感じています。

もう一冊、やはり専門家ではないようですが、この本と対極にあるような、独りよがりで説得力の全くない本を借りてきたのですが、1/5も読まないで閉じました。
いろんな人がいるよなあ、よくこんな本を出版するわ!そして、出版社って矜持ってものがないのかなあ?と。

本題からズレましたが、以前、欧米では床屋って医者よりもステータスが上だったと聞いたことがあります。
また、米軍では斥候としてインディアンが起用されたが、軍規によって髪を切ると直観力が衰えて使い物にならなくなったとも。
洋の東西を問わず、“髪は神“と考えられていたんでしょうか?

旱魃に髪を燃やす
オーストラリアのいくつかの部族では、旱魃の時に妖術師が人の髪を燃やした。平素は燃やすことはなかったが、それは洪水を恐れてのこと。また、川の水位が下がると、水の量を増やすために川に人の髪を入れたと。
ニュージーランドでは、刈られた髪は大地の神聖とされる場所に置かれた。酋長の刈られた髪は丹念に集められ、埋葬地に安置された、等々。
日本では、人の髪を燃やすと蛇が集まってくるという俗信が各地にあった、蛇は竜とともに水の神を象徴するからなんですね。

埼玉県草加市の毛長神社は「女性の髪」をご神体としているそうですが、そういう伝承を持つ寺社は全国で少なくとも10カ所はあるのだとか。
髪への信仰があるわけだから、神の霊力を守り、強化するための呪具であった櫛が特別視された。記紀には、伊弉諾は追ってくる黄泉醜女に向かって髪に差していた櫛を投げて追跡を防いだと、櫛の呪力を頼ったんですね。
考古遺跡、特に縄文遺跡から櫛が豊富に出土しているのですが、木製品が良く残っている、それは、黄金や鉄と並ぶ貴重品の漆が惜しげもなく使われているから、櫛にはそれだけの思いが込められていたんですね。

また、縄文の出土品には長い髪の毛を彫った礫や土版などがたくさん出土しているのだとか、あちこち見たけどそこまでは見なかったなあ(^^;;
おっぱいを象った土偶はたくさん見たけど、、、
おっぱいと同様、髪って神として大切に扱われ、礫や土版はお守りのように持たれたのだろうと。
髪は神として、ひいては上も語源を同じくしているのだろうと。

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マレーシアは涼しい!

2024-08-24 18:19:54 | 日記

そんな予感がしていたんだよなあ~💦💦

時々ポツリポツリ、それでも、今日の予定が終わるまで走ったり、濡れたりすることはなく、終わったとたんザ~~!!
今日こそ新庄も天からの恵みがあるはず、と雨に濡れた道を気分よく走って本庄に入ると、な、な、なに?道路は乾いたまま(><
もう6時半になろうというのに、全く降る気配なし(涙

鍋しぎ
今日は、午前中古代出雲の勉強会、午後はフィールドワーク、昨夜の予報を見ながら、ひょっとしてフィールドワークは中止か?との予感は全くの杞憂。
座学の後、かんべ茶屋でお昼、おそばを食べましたが、へえ、これって出雲の料理?ってのが並んでいました。
「鍋しぎ」、初めて聞く名前に思わず写メ。

帰ってググると、「味噌田楽」を、江戸では「しぎ焼き」とも呼んだ。鍋を使って作るしぎ焼きの意で鍋しぎという名前がついた。
とありました~、なんだ!知らなかった自分が恥ずかしい(^^;;

マレーシアは日本より涼しい!
話変わって、新庄の工事、カムの宿のすぐ裏で重機が唸っていますが、この暑さの中で良くやるよなあ。
そう言えば、朝、駐車場の紫陽花に水やりをする度、何台もの生コン者が走っている、まだ6時なのに💦💦涼しいうちにコンクリート打ち?本当にご苦労様。
つい最近まで、そんなことはあり得ないことだったはずなのに(^^;;


マレーシア滞在が長くなった友人が、かの国では曇りの日は28度、晴れの日で30度、日本より涼しい!と。
赤道に近いんだから、絶対日本より暑いはずなのに、、、
いつ頃までだったか、30度を超える日って何日もなかったように記憶しているのに、いつごろから?何で?
四季の国、日本って、今も住みやすい国なの?

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いつの間にか化石人間

2024-08-21 15:04:56 | 日記

園山俊二さんの人気漫画に“はじめ人間ギャートルズ”というのがありましたが、、、
ゴンの父ちゃんならわかるけど、ま、さ、か、自分が(^^;;

今日の午前中は、パスポートづくりで、多分1時間余りもあったら終わるつもりでした。
10時の開店をちょっと回って写真屋さん、昨日、パスポート用にと自撮りしたデータを持ち込んでプリント。
お店の人から、写真はかなり厳格ですよ、でも、一応持って行ってみたら、って。

窓口をたらい回り
申請書はネットで書き込んだデータがあるので、後は、戸籍謄本。
先ずは、戸籍謄本は市役所まで行かなくても市民サービスコーナーでと、松江駅に行ったら、確かここにあったはずなのに??
そう言えば、イオンに移動したんだっけか?コンビニで申請書を印刷しイオンに。

イオンの1F窓口近くのパーキングに停め、確かこのあたりだったとウロウロ。
迷いながら行きついてみると、な、な、なんと、今日・水曜日は定休日、そんなのありか~~(><
しようがない、市役所に、ホッ!駐車場が一台分だけ空いていた(^^v

親切なお姉さんが整理券を取ってきてくれた上、手取り足取り申請書。
やっとこさっとこ手にした戸籍謄本を持ってパスポートセンターに。
ところが💦💦あるはずのパスポートセンターがない、聞けば、タウンプラザに移転しました。それもかなり前💦💦

昼も近い、時間を気にしながらタウンプラザに取って返し、窓口に行って写真を出すと、顔が大きすぎますって(><
態度はデカいかもしれんけど、顔は小さいはず、、、仕方なく証明写真BOX 。
今度は、何とかかんとか受け付けてもらえました(^^;;


いつの間にか化石人間
最近、市内を走っていて、あれっ?こんなところにこんなビルがとか、あれっ?あのお店がなくなってるとか、まるで違う街みたい。
今日の手続きを終えて、思わず浮かんだのがギャートルズでしたが、“化石人間ギャートルズ”、あっ、違っていましたが、はじめ人間より始末が悪い?
ってことか~!?好きで古代のことを調べているうち、いつの間にか化石になっている自分がいたりして!!

コメント (2)
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神奈備山・天宮山を遥拝したという

2024-08-19 16:27:19 | 古代のこと

戦いを好まなかった、だから目立たぬように生きるのが出雲人に染み付いた生き方?
派手さはなく、冴えないと言えば言えるのでしょうが、そういう生き方の範を示してきた出雲の先人たちを誇りにさえ思います。
そんな出雲の先達たちの歴史をもっと知りたい、もっと知りたいと乱読、積読の日々ですが、何と言ってもフィールドワークが一番。

活字などの情報は正しいのか?錯綜する情報の中で、本当の歴史とは?
新たなものを掘り起こすことなど到底できませんが、現場と突き合わせ、五感で感じることで見えてくるものがある、だからフィールドワークって面白い。
今日は、広瀬町山佐に出かけてきました。

ダムに水はあります!
折角来たのだからと、ちょっぴり気になっていた山佐ダムの水量をこの目で確認(笑
だって、あの雑草たちでさえ青息吐息のお天気続き、我々が干上がることはない?
なんて思って、でも、ダムの水は減ってはいるけど結構あります。杞憂でした。


天宮山の遥拝地
さて、今日の目的は、弥生の時代、出雲の長達が葬られた天宮山(天狗山)、魂が眠るまさに神奈備山の東の遥拝地であったという山狭神社。
天宮山を挟んで西からは熊野大社が遥拝の地だったとも聞きます。
八雲の地から葬地である磐座には1時間ほどの登山が必要ですから、祭礼の時でもないといつでもという訳にはいかないし、年寄りにはきつい。
ことあるごとに
神奈備山である天宮山を遥拝したんでしょうね。ただ、天宮山は見えないけど。

そうそう、出雲国風土記にも所載されている山狭神社ですが、特に下山佐の方は土地のエネルギーが凄い。
参道脇の巨木、尋常ではありません、凄い場所を遥拝の地としているよなあ。
それと拝殿を飾る彫り物が凄い!精緻です、匠の技ですね。






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