見習い百姓のつぶやき

宮仕えも一段落、半農半Ⅹを本格化。農的暮らしとさまざまなⅩを悩んで、楽しんで一歩づつ。

たそがれどき~誰そ彼?

2024-07-30 10:17:26 | 古代のこと

「誰(た)そ彼(かれ)と 我(あれ)をな問ひそ 九月(ながつき)の 露に濡れつつ 君待つ我(あれ)を」
あの人は誰なんだ?何て聞かないで、秋深まる9月の露に濡れながら、あなたを待っている私のことをーー

夕方になると、薄暗さからそこに立っていても誰かわからなくなるので、中世以降、夕方のことを「たそがれどき」と言うようになったとのこと。
それは、万葉集のこの歌の「誰そ彼?」なんですね。

上野誠著「万葉集から古代を読みとく」の冒頭、著者は、新海監督のアニメ「君の名は?」こそこの歌の「誰そ彼?」だと。
歌が語り継がれ、歌い継がれて、日本であれば日本人らしい心象風景が民族の情緒として心に焼き付けられていくのでしょうか。
もう一度「君の名は?」を見たいなあと。

古代の少年
昨日、青谷上寺地遺跡を訪ね、1800年前の少年に会ってきました。
彼の頭骨には2カ所ほど穴が開いていました。
200体近くの人骨が散乱する中で、19体は殺されたであろう痕跡があったとのことで、そのうちの一体が彼だったのかなあ?

学芸員の方から、殺されたであろう人たちは1800年ほど前、同じ時期だったと教えて頂きました。
ちょうど、記紀で書かれる国譲りの時代、弥生時代の終わり頃で田和山遺跡で殺傷された人骨と同じような時期だったのでしょうか?
大国主と八上姫とのロマンス譚があるように、因幡・伯耆の地は出雲との強い結びつきがあったのだろうと思うと感慨深いものがありました。

古代は面白い
弥生の時代の出土品、鉄器や盾などは縄文にはなかったものですし、準構造船のように鉄器出現で大きく進化したものもありますが、道具類は縄文と大きな変化はないように感じます。
大きな変化とすると、おしゃれにこだわった?特に宝飾品は種類も数も格段に増えていますね。

土器などは様式の変化(強度も含め)はあるけど、用途などの基本は大きく変わっていないのかな?
ただ、文様や形へのこだわりは縄文は凄いし芸術家揃い!
ってなことを勝手に想像して楽しんできました。古代は面白い!

 

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またクモ!今度は本物(^^;;

2024-07-26 19:40:29 | 日記

凄い夕立(><
慌てて雨漏り常習ヶ所の荷物をどかしてと、、、
その驟雨のさなか、いつもの蜘蛛さん、落ち着かない様子です。

雨がやんで、しばらくして缶ビールを片手にいつもの所を見上げると、やけにごみが、、、
もしかして!とカメラを構えて写してPCで見てみると、やっぱり!!
今度こそ本物!!!散らすあれ、そう蜘蛛の子、しかもオナガグモの赤ちゃんです。

今度は本物(^^;;
ゴミのように見えたのですが、写真を引き伸ばすとちゃんと手足が(どれが手か?足か?)あります。
夏休みの宿題じゃないけど、時々見上げて観察していると、最初は15匹くらいだったけど、いまじゃあ倍以上!
まさに、あの蜘蛛の子(散らすってやつ)ですね。

やっぱり、親子ですね。まさに縮小版です。
いつぞやUPした赤ちゃんクモ、やっぱりお腹に収まったのかなあ(涙

今日は、ユートピア縄文を書こうかなあと思っていましたが、またの機会に。

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今日は、クモ2題!!

2024-07-25 18:53:48 | 日記

“クモ”、またか!と思われるかもしれませんが、、、

見た時には、あっ!バイキンマンだ!と思ったのですが、、、
カメラを探して構えた時には、形も変わってしまって(><
ひょっとして、名残りはありませんか?


いやあ、この雲が象徴していますよね、今日のお天気。
ちょっと外気に触れただけで汗が噴き出る💦💦💦💦
夏は嫌いじゃなかったけど、この数年は??海にも行かないしなあ、、、エアコンが一番の友じゃあなあ(^^;;

クモ、その2
夕方、いつものように夏休みの宿題?見るではなしに観察していると、、、
えらい勢いでクモの糸を伝って降りていくんですよ、彼?彼女?が。
1mばかり、スルスルッと降りた先に、そう、蜘蛛がいるんですよ。

相手は小さかったけど、素早いものです。
今日、初めて狩りをするところを見ました。
狩りを終わると、所定の位置まで蜘蛛の糸を手繰って昇って行きました。

なるほど~~!

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カラムシさえあれば

2024-07-23 20:04:30 | 日記

今日の夕焼け空は?と思って外に出てみましたが、うん、、、

部屋の中ではミンミンゼミがそこらじゅうの音を席巻している感じで、食指はほとんど動かないのですが(^^;;
外に出てみると、のっけからアブラゼミ、キリギリス、ウグイス、それも、ホ~マチュピチュ!森の方からはヒグラシや野鳥の鳴き声。
いやはや、気付かなくなるくらいですから贅沢なものです。

肝心の夕焼け空ですが、う~~ん、もう少し何とかなる?と思っていましたが、恥ずかしげに消え入る様子。


カラムシとタデ
それはそうと、今読んでいる「縄文の列島文化」に、三陸の宮戸島では冬、“カラムシ”の皮から取った繊維で編布や服作り、補修などを行っていたと。
“カラムシ”、隠岐まで丸木舟で行くプロジェクトの主役、船はカラムシ号だったけど、そう言えばカラムシって?
ググってみて、これ見たことあるよなあ、そして、食べられるとも。

本には食したとは書かれていませんでしたが、なかなかの味らしい、しかも、そこいらじゅうにやたらとあり、さっきも水路端のコンクリの割れ目に、おっと!これ!!
この草、てっきりたで食う虫もというあの“タデ”だとばかり思っていましたが、、、
だって、とんでもないような芋虫がお好みのようでしたから(><

カラムシさえあれば、どんな食糧難の時代になっても飢え死にはしそうにないなあ、と(*^^*)

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聯想!?、旧仮名遣い、いや歴史的仮名遣い

2024-07-21 16:22:53 | 日記

柳田圀男の「日本民族學入門」を書庫から出して来てもらいました。
お願いしておいてですが、思わず、えっ!!これですか~(^^::
でも、ちゃんと借りて帰り、読み始めましたが、遂に、、、


って感じです。
そりゃそうだ~!発刊は昭和17年の初版本ですから、かれこれ発刊から90年近く。
読めない漢字も(古い人間ですが、あるんです^^;;)前後関係から想像して。

読めますか?“聯想
でも、どうしてもわからん漢字もあり、やけに出てくる「聯想」、調べてみると「連想」、う~ん、今はそんな言葉の使い方もしないように思いますが。
これがスラスラ読めてたら、高校の授業でベランダに立たされる記録樹立もなかっただろうけど、、、
知ってました?旧仮名遣い、いや、今は歴史的仮名遣いと言うようですね(><

この本ですが、内容は確かに本の題名通りですが、ここまで民俗学深化のための技術書のような内容だったとは(汗

少し違ったものを想像していたので、読み始めてみたものの興味ある所も含めて50頁弱、ここまでか~(^^;;
でも、婚姻の習俗を調べるにあたっての序論?には、我が国の周縁部に残る習俗の一端が記されていて、これは面白い!

例えば、期限を区切った通い婚だったり、娘さんの婚姻には集落の若者の同意を必要としたり、その代わり集落外の男との婚姻の世話をするとか。
婚姻に関わる制度や習俗の歴史、やはり、これは面白い!少し、読み漁るかな?

日に日に膨らんでいた蕾が今朝、遂に開きました。
タイサンボクの花ですが、最後の一輪だとおもいます。他の花からは随分取り残されてやっと(笑
しかし、この暑さと風ですから、見ごろは半日ほどだったかな?

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