朝、熟れていなかったヤブツルアズキと大豆を収穫。
晴れていたのに、突然降りだす山陰の冬特有の?変わりやすいお天気。
そんな今日の新庄では、銀杏がこの秋最後の生命の輝きを楽しむようにキラキラ輝いています。
銀杏の木の下では、侘助がわが世到来と白い花を次々と咲かせています。
白の侘助と黄色の銀杏、やっと広がった青空と見事な対比。
庭に足を踏み入れると、昨年植えたデコポンが一個色づき始め、風に揺れています。
一緒に植えたキンカンとレモンは実を付けなかったけど、来年はどうでしょうか。
勝手口の外の赤い椿も次々と花をつけ、後ろに吊るした干し柿の暖簾とお似合いです。
片隅の水仙ももうすぐ花を開きます。
新庄の地は一年を通して花々に恵まれ、季節の実りも与えてくれています。
季節を感じながら生きる幸せをかみしめる日々です。
舞いも神楽も終わって(確かこんな慣用句があったはずだけど、ネットで探しても見つからない ^^;;)しまって、今更ですが、、、
23日、5月に開催予定だった「古典日本髪で千鳥城を楽しむ会」、現下の情勢下ですからひっそりとと思っていたけど、結果的には賑々しく開催できました。
これも関係してくださった皆さん、そして陰ながら応援してくださった市民・県民の皆さんのお陰、本当に感謝、感謝です。
街歩きの模様などは、たくさんの新聞やTVニュース、SNSなどで取り上げていただきましたので、今更お伝えすることはありませんが、どうしてもお伝えしたいなあと思うこと。
それは、志を持って結髪をしてくださった一人の女性、Hさんのこと。
古典日本髪、なぜ古典と付くのか?単に古い髪形というのではなく、髪を結いあげる~もちろん自毛で!~技術は江戸時代から受け継がれたもの。
ゴムやヘアピン、スプレーなどは一切使用せず、水引や鬢付け油などを使って結いあげていくので、ベテランの美容師さんでも諦めてしまう方もあるのだとか。
そんな中で、髪の専門家に交じって日本の伝統美に惹かれて学び続けているのがHさん。
彼女の本職は和裁師、今どきこんな若い女性が!とも思える職業で、このほか、日舞などもやっているのですが、実はとても男前。
大型バイクを乗りこなし、乗用車は2シーターのSmart、そんな彼女ですが、日本人が受け継いできた深い意識を追い続けているように映ります。
学び始めて1年になりませんが、今回2種類の髪形を結いあげました。
アッパレ!
時流に身を委ねることなく、私たちの祖先が結いあげてきた深く、そして高い精神文化を自らの中に継承発展させ、新たな時代を担う人づくりの一端を“古典日本髪”を通してできたらなあ。
Hさんの姿を通して、改めてそんなことを思ったのでした。
いよいよ明後日は、「古典日本髪で霜月の千鳥城を楽しむ会」の本番です。
今日はその準備などでバタバタ、日がな一日。
一つは、古典日本髪を結い、時代の衣装で着飾って頂くモデルさんにお持ちいただく手持ち行燈に、モデルさんの髪型がわかるようにと半紙に書いて張る作業なども。
監修頂く先生から原稿を頂きましたが、当然、当用漢字にはなく、しかも、普段使わない漢字がたくさん登場する、江戸時代の髪型だから当然とはいえ、、、
例えば、髱、鬢、髷などなど、余ほど興味がないと読めない文字がたくさん。
こんなところでも、私たちが如何に固有の文化や伝統を捨て去ってきたのか、今さらながら思い知らされるように思います。
捨てていいもの、捨てちゃいけないもの、あるんだろうなあと思いますが、ある意味十把一絡げで猫も杓子も状態かな?
伝統文化に触れる活動、所作を含め各種の道が付くお稽古しかり、古典日本髪や着物の文化しかり、建築などに関わる技術しかり、、、右肩上がり経済に、人としての意識を高めさせない働きに俟ち合わないかもですね。
ついつい脱線、このようなイベントでモデルさんの髪型を知らせる持ち物、団扇とかいろんな意見がありましたが、水燈路を行う松江だから灯篭にしたら?と。
いろいろ探して行きついたところが手持ちの行燈。
ただ、智頭の杉と因州和紙というのがちょっぴり残念ですし、昼間の行事ゆえに、灯が入らないのも趣に欠けるかもですが、、、
もう23日の明後日は本番!あっという間にやってきたという感じですが、支える側も楽しませてもらおうと思っています。
今日の地元紙、山陰中央新報で、23日に行う「古典日本髪で霜月の千鳥城を楽しむ会」のことを大きく取り上げて頂きました。
一面のきょうの紙面欄にも写真入りで掲載頂くとは!
昨日のブログには、紙面に掲載された松江市長表敬のことを紹介し、都合が悪くなったモデルさんがあるので、どなたかいらっしゃいませんか?とUPさせて頂いたところ、知人から連絡があって、娘さんがモデルを務めてくださることに!
実は、もうお一人モデルで参加いただく枠があるんですよね。
是非という方があれば!!
というようなことで本番を前にバタバタなんですが、嬉しいことに新聞の反響も大きく、たくさんの皆様からご連絡を頂きました。
ありがたいことです。
やはり!目に止められた皆さんにはとてもインパクトがあるようです。
1、2回、古典日本髪を結い上げた何人かで街歩きをしたら、最古の宣伝効果があったね、そんな話をしましたが、、、
昨日、23日開催予定の「古典日本髪で霜月の千鳥城を楽しむ会」、当日ご挨拶をして頂く予定もあり、古典日本髪を結ったお二人の方とスタッフで松江市長にご挨拶に伺いました。
松浦市長も自毛で古典日本髪を結い、江戸期の着物をまとった女性を見るのは初めてだったようで、とても興味を持っていらっしゃったご様子。
話しが弾み、いつ終わるやら、、、ちょっぴり心配になるくらい。
市長への表敬挨拶も終わり、モデルさんの一人が少し街歩きがしたいとのことで、23日の結髪会場となる松江歴史館にもご挨拶に伺い、ついでに北惣門橋で写真撮影。
通りがかる皆さんは声をかけてくださったり一緒に写真に納まったり。
23日の本番は、写真愛好家の皆さんや市民の皆さん、心待ちにしていらっしゃるかも。
明日の地元紙には、市長表敬の様子が紙面を飾ることになるようです。
是非ご覧くださいね。
そうそう、予定していたモデルさんのお一人が、家族の入院で参加できないことになりました。
どなたか、今からでも参加したいという方があれば大歓迎です!
髪の長さは肩下10センチ、前髪もある程度の長さが必要ですので、それも加味して自薦他薦、宜しくお願い致します。