昨日は、「記紀には書かれていない古代社会のお話し会」でしたが、期待通りの内容でした。
講師は、広島のとあるお城の城主の末裔で、国際金融の裏側に精通し、中国で6年の隠遁生活の後、四国の神社8ヶ所の面倒を見るという数奇な人生経験を持つYukimaru氏。
ただ、少しでも古代史に興味がある人でないと、ちょっぴり難しかったかな?
話は、出雲王国と四国の深い関係と出雲の果たした役割、記紀編纂を取り巻く人間模様や見え隠れする裏事情、闇見国と新庄の氏神・久良祢神社にまつわる話、歌聖柿本人麻呂の生涯と悲恋・太安万侶と山上憶良などなど、、、
さまざまな資料を渉猟し、徹底した幅広いフィールドワークと関係者への聞き取りなどを踏まえた深い洞察、それを感じさせるお話し。
この1年余、出雲を中心とした古代社会の関係資料を読み漁り、読み解けない疑問があるとついついYukimaru氏に尋ねてきました。
100%疑問が解消とまでは言いませんが、そうか!そういう見方もあるのかとか、多くの疑問にガッテンさせてもらった恩人。
そんなYukimaru氏のお話しを、少しでも多くの求める方に聞いて貰いたいと計画したのですが、皆さんが一歩進むきっかけになったかなあ?
参加者の質問に、出雲王国の「争わず、どこまでも人を大切にした」人々の生き方が、新しい人間中心の時代を創造していくために最も必要との答えは、このお話し会の一番のポイントでした。
新しき人間中心の時代を創造していきたいものです。
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