汗ばむ、いや、本気で汗が噴き出す春うらら、、、
春の陽気に恵まれたフィールドワークとなりました。
午前中は座学。
今日は安来の荒島方面だからと、お昼は“まつうら”そばやに、やっぱり!平日だけどたくさんの方がお待ちでしたが、井戸端会議をしながら待つことに。
待つことちょうど1時間、やっとお蕎麦にありつけ、皆さん美味しい、美味しいと喜んでくれて、何より~~!!待った甲斐あり(^^v
山陰道を走ったことのある方は皆さんご存じと思いますが、自動車道の真上に古墳!
そう、王陵の丘、その自動車道の真上の塩津山古墳に上ってきました。
お墓の下を掘られて、ひっきりなしに車の通る音と振動、お許しくださいね(^^;;
争いが嫌いで戦いに弱い出雲への西からの敵の侵入を祖先に防いでもらいたい、そんな思いのこもった墳丘墓だと聞いたことがありますが、、、
塩津山一号墳は四隅突出型の突出が1カ所だけ、方墳への過渡的な形と解説に。
丁寧な貼り石は良く見える北と西側だけ、古代の人たちも見栄っ張りだった?(*^^*)
この後、古墳作りの手伝いに遠く越から来ていた蘇我氏の棟梁と思われる方の古墳、盛り土が流失し石室が露頭した岩屋古墳に。
3世紀頃だろうけど、この大きな石を加工し、組むという技術!口あんぐりです。
石室には二つの石棺、夫婦だったか親子だったか、それとも兄弟だったか?
彼らが氏神としていたであろう近くの宗賀神社(旧名称)は勿論ですが、赤江町には越前公民館、越前地蔵尊、東赤江町に福井公会堂や福井住宅団地など、遠く離れた越と出雲の強い絆を彷彿とさせる、歴史って奥が深い。
私達に何を学べと言っているのでしょうか?
午前中、ぽかぽか陽気でしたが、予報通り風が強くなり、雨が降り出し雷も
何もそんな中で咲きださなくても、って思いますが、それはこっちの都合。
昨年よりちょうど1週間遅く、今日ハクモクレンの花が開き始めました。
つい4,5日前、そろそろかなあと甘草の芽吹きを探しましたが、発見できませんでした。
それでもと、今朝同じところを見てみると、発見!2,3日すると採れるかな?
おかしいなあ、今年は出てくれないのかなぁ?
昨日まで全く発見できなかったフキノトウが2個、ここにいるよ~~!って。
春って、本当に足早、25日はもう夏日の予報ですからね、、、
美味しい春の恵み、次々と楽しませてくれますが、それもほんの一時。
大地の恵みをしっかり堪能しようと思います。
イスラエルがガザ地区への空爆を再開し、子どもを含む400人以上が死亡し、停戦合意は崩壊の危機に直面していると報道されています。
えっ!?停戦合意って?
NHKニュース
稲作漁撈民の聖数は三ですが、一は孤立、二は対立、三は和を意味しており、人との和を大切にする稲作漁撈民の典型たる日本人には、特に中東の戦争は理解できません。
ユダヤ教、キリスト教の聖典である旧約聖書ヨシュア記には、
ヨシュアは神に命じられ「追撃してきたアイの住民を悉く野で殺し、剣を持って一人残さず撃ち倒してのち、皆アイに帰り、剣を持ってその町を撃ち滅ぼした。その日アイの人びとは悉く倒れた。その数は男女合わせて1万2千人であった」と。
ヨシュアは神の命令によって殺した。だから何人殺そうと、相手が女子どもであってもそれは正義。
神の命令を寸分たがわず実行することが正義であり、子どもだからと情をかけるのは神への裏切り、善悪は神の決めることだから、、、
今読んでいる「肉食文化と魚食文化」に、次の旧約聖書の一節が紹介されています。
「生めよ、増えよ、地に満ちよ。地のすべての獣、空のすべての鳥、地に這う全てのもの、海のすべての魚は恐れおののき、あなた方の支配に服し、生きとし生けるもの、動くものはすべて、あなたがたの食物となるであろう」
全ての生き物は人間のためにあり、自然は人間が征服すべきものなんですね。
絶対神の仰ることは間違いはないから違背できないと理解すれば、パレスチナでのイスラエルの常軌を逸したと思える出来事も少しは理解できる?
また、地球的な気候変動や風土も大きな要因とは言え、畑作牧畜民がユーラシア大陸西部やオーストラリア、ニュージーランドや熱帯雨林の森を収奪しまくってきたのも、そうか!
彼らは、人や自然への慈しみや畏敬といった感情とは縁遠いのかもしれません(涙
昨日のウィーン報告、裏通りを歩くのが一番の目的って、あくまで僕個人💦
団体の目的は、王宮舞踏会への参加、それも古典日本髪と和服で着飾り、日本の大切にしたい文化を彼の地の皆さんに知っていただくこと。
ハプスブルグ家の王宮での舞踏会、参加される方はそれなりの方ですから、日本への目線が一層暖かくなったのかな?
僕は、体調を崩したこともありメインイベントへの参加を取りやめベッドが友😢
ウィーンの森の修道院昨日書いた通り期待していたウィーンの森は車窓からしか見ることはできませんでしたが、その森の中にある由緒ある修道院、文化の厚みや深さを実感させるものでした。
現在も修道士たちが日に7回、祈りの日々を過ごす回廊や教会、写真のようなパイプオルガンが2台、贅を尽くしたとも思える重厚な作りには圧倒されますね。
写真好きにはたまらない素材だらけかな?
ただ、修道院のワインが美味しいと聞いていたのですが、白ワインがなくて、飲むところもなかったのがちょっぴり残念。
美術史美術館期待していた美術史美術館、流石王家が揃えた絵画ですから、これでもか、これでもか。
ただ、限られた時間でしたから、ガイドの方お薦めの絵をポツポツと見て回っただけ。
何日かかけて、じっくり見て回るのが良いのでしょうが、、、
写真はエントランスホール、黒に白のまだらの入った大理石の柱に気圧されました。
あっ、余りの豪華さというか高貴さというか。
エントランスホール裏?の世界一美しいと言われるカフェーでランチでしたが、確かに!
ワインは美味しかったけど、料理は、、、王家の歴史の一つの象徴?
とても印象的だった作品、受けた説明はそういうことでもなかったのかもしれませんが、もしかしたら王家の歴史の一つの象徴かもと感じたこの絵、天皇家にしても中国の歴史にしても、権力って。
収蔵した絵画を飾るためにために建てられたという美術史美術館ですが、文化や芸術って、こういう力が背景にないと残って行かないのも寂しいかな?
ウィーンの裏通りを歩く、というのが今回の旅の最大テーマでしたが、、、
ホテルが想定外の(事前調査全くなし💦)旧市街地からはトラムで15分位の場所だったことや、体調を崩したころともあり、まあ、来世かな?
ゴッド・ハンド!
それにしても、バスの運転手さん、よもやあんな場所に乗り入れ、その神業を披露頂くとは(@@
その運転手さん、会食会場に少しでも近くと、狭~い三叉路に乗り入れ、その三叉路で10回は切り返したんじゃないかな?
僕はいつも一番前の席なので、思わず目を覆う場面が何回も、いや、ウィーンには住めないなぁと思ったものでした。
ウィーンの森
さて、そんなウィーンで期待していたものの一つがウィーンの森、あっ、あの美味しいモンブランではなくて、、、森の植生や森の再生力。
残念ながら、森を間近で写真に収めることができず、アウトバーンから。
あのドイツの黒い森、グリムやマルティン・ルターが生きた時代って、ほぼ禿山だったと言われていて、近年の植林であの姿に、だから、木を一本だって切っちゃいけない森なんですね。
ヨーロッパって、夏の降雨はほんの少し、雨は冬のものだとか。
だから、地中海沿岸にしてもイギリスなどにしても森はとっても貧弱で禿山が広がる。
だから、再生力がとても弱く、麦類の畑作や牧畜に供してしまうと容易に森に戻らないとか、そんな中で45Km×30Kmを占有するウィーンの森は貴重。
王家の狩場だった森は、150年も前に開発の反対運動のお陰で、原生林に近いとのことでしたが、素人の僕の目にさえ再生力がなさそうに見えました。
そして、家畜はいないし麦畑でもないのに草地が広がっているのは?聞いてみると、2年に1回牧草を刈るのだとか、家畜は全部牧舎の中、環境を汚すから放牧はダメ!
食肉生産による水の消費は莫大、それが、人の飲料水確保をどんどん難しくしていて、日本の水源売却ってそこに直結している。
美味しい乳製品やハム類、ある意味では、自分たちの首を絞め続けている?
日本の森は緑の宝石
開発が進んでいますが、そういう意味では日本の森ってとても貴重で、緑の宝石に例えられるかもしれませんね。
そうそう、ホテルの夕食で出たお魚料理、川魚のようでしたが、あまりにひどい味、お魚に旨味が全くない💦💦森からの栄養塩類の流入があんな味を作る?
我が国の海洋資源って、とても恵まれていますが、いつまで?と思ってしまいます。