優先度を決めながら読んでいるつもりです。
もちろん、最優先は借りてきた本、その他、読んでいる本に登場した気になる本や、これは記憶に留めておきたい本など、何冊か積み重ねて読んでいます。
借りて読み始めた本でも、これは!と思うとついつい注文してしまいます。
あっ、どこかで意識をかすめた気になる本もですね。
という感じですから、最近はたまる一方(^^;;
今日も、なにやら物音がするので出てみたら、先日注文し待っていた本がポストに入っていました。
普通は、開封・確認して本棚にという流れですが、これは!ともかく目を通さなきゃ。
やはり!途中で置くことも考えましたが、読んでよかった!
出雲王朝の簒奪者の子孫です
先日のブログでも紹介した、“衣”さんのコラムに登場した司馬遼太郎のエッセイ、該当の物が収録されている著書、目次を見ると該当しそうなものが二つ。
文庫本ですが合わせて30頁弱、う~む!でも一気に読んじゃった(*^^*)
流石、青年時代に読み漁った司馬遼太郎、読ませる力が凄い。
二つのエッセイの中で登場する出雲出身で、出雲大社の社家を務めてきた家柄W氏とT氏と紹介される同僚記者、コラムではたぶんと紹介された方だと思いますが。
「あいつらは大国主命さまのことをいえた義理じゃないんだ。千家と言っても、あれは天穂日命の子孫で、つまり出雲王朝の簒奪者の子孫です。出雲族では決してありません」というT氏の言葉が書かれ、、、
“恩讐”を乗り越えた国民の和合を
その前に、当時の島根県の地元紙の元旦を寿ぐ、県庁が広告主の年賀広告に、田部長右衛門県知事と並んで「出雲国造家千某」と出ている、神話の国出雲ならではのことだろうと驚きを持って書かれているのですが、、、
う~む、司馬さんはT氏の無念さに心が動いたんだろうなあ。
ただ、ただならぬ“簒奪者”という言葉、代々社家を務めてきた方の口からなぜにそんな言葉が?
歴史に刻まれた恩讐は、政治や経済など、様々な分野の地下水脈となって流れているのではと思えてなりません。
象徴としての天皇家を中心とした我が国の安寧のためには、真実の出雲の歴史・我が国の歴史をつまびらかにした上で、“恩讐”を乗り越えた国民の和合を図ることが必要ではないだとうかと感じました。
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