さ、ちょっきり10時だ。
外へ出よう。
☆
あ、そうだ。葉書を書くんだった。
昨日葉書を戴いていた。
亡くなった友人の奥さんから。
奥さんは一人暮らしを続けておられるらしい。
☆
元気のようだった。ほっとした。
僕の葉書は、ご主人に読んで聞かせるのだそうな。
絵はがきの絵は、見せて上げるのだとか。
☆
ミヤコワスレの絵を描いて上げたいが、外へ早く出ても行きたい。
じゃ、葉書を書くのは夜に回そう。
さ、ちょっきり10時だ。
外へ出よう。
☆
あ、そうだ。葉書を書くんだった。
昨日葉書を戴いていた。
亡くなった友人の奥さんから。
奥さんは一人暮らしを続けておられるらしい。
☆
元気のようだった。ほっとした。
僕の葉書は、ご主人に読んで聞かせるのだそうな。
絵はがきの絵は、見せて上げるのだとか。
☆
ミヤコワスレの絵を描いて上げたいが、外へ早く出ても行きたい。
じゃ、葉書を書くのは夜に回そう。
にんげんを見ている。
死んだら、空に上がる。霞になる。雲になる。
そこからにんげんを見ている。
そういうことになるのかもしれない。
たぶんそうなるだろう。
にんげんたちが歩いて行く。それを上から見下ろして見ていることになるだろう。
☆
嬉しがっているにんげんを見たら、こっちも嬉しくなるだろうな、きっと。
そうではないにんげんを見たら、励ましてあげたくなるだろうな。
声を掛けて上げたくなるだろうな。声は聞こえないだろうけど。
どんな声を掛けて上げたらいいか、しかし、悩むだろうな。
日が高く昇って来た。日差しが明るい。眼にあたたかい。こころにあたたかい。
雀が鳴いている。近くに寄ってきて、たくさんで部屋の中にいるわたしを見ている。
皆こっちを見ている。餌を催促しているようだ。可愛い眼だ。
もうすぐ外に出ていこう。餌を上げよう。いつものいつものくず米だけど。
これがそのシャガの花。
これも大好き。
見ているだけで安らげる。
安らげようと思って、それを実行しているのかも知れない。
ミヤコワスレが好き。
もう花を着けた。青紫の。早すぎるようだけど。
日が差し込まない裏の歌壇に、ミヤコワスレの大群落がある。みな立派な花芽をつけている。
僕はキレイだキレイだを言う。言い続ける。
あんまりキレイなので、ついつい、15株ほどを鉢植えにした。
シャガの花も咲き出した。我が家の庭先に。
シャガは山中に行くと、藪の小径あたりに一面に咲いている花。
白い花。清楚だ。
根を張ってどんどん殖えて行く。清楚だけれど、逞しい。