首都圏では台風15号の直撃で、交通網が完全に麻痺してしまいました。
実は私も被害者の一人で会社を午後3時半過ぎに出ましたが、東横線が途中でストップして、4時間以上足止めを喰らいました。
しばらく、電車の中で運転再開を待っていましたが、途中であきらめて、独りで寿司屋に入って一杯やりました。
結局、家に着いたのは午後10時半過ぎで、7時間も掛かってしまいました。7時間もあれば、新幹線で鹿児島まで行けますし、もし、飛行機を使えば離島を除く日本中の殆どのところへ行けてしまいますね。
とは言っても、こう言う経験もあまりないので、ある意味、このトラブルを楽しんでいたところもあったのか?意外と疲れませんでした。
さて、掲載の写真は東急東横線の渋谷駅ですが、見る人が見れば、非常に珍しい写真なのです。写真の電車は中目黒から東横線に乗り入れている日比谷線の電車なのですが、この電車が渋谷駅に乗り入れることは滅多にないのです。
通常は中目黒から日比谷線は恵比寿方面に分かれてしまいますので、台風によるダイヤの乱れがもたらした珍しい光景なのです。私は実際に渋谷までこの電車に乗ってきましたが、行き先表示も車内放送も渋谷行きの設定は無い様で、行き先表示は北千住行きのまま、車内放送も中目黒を出ると「次は恵比寿に止まります。」と流れ代官山に停車、そして、代官山を出ると「次は広尾に止まります」と・・・。
東日本大震災から1ヶ月が経ち、被害の大きかった東北や北関東を除くと、やっと普通の生活に戻りつつあります。しかしながら、原発の不安などもあり、まだまだ暗いもムードが漂っている感じで何か気持ちがしっくりきません。
被害の大きかった地域の復興の遅れや、節電などの影響もあり、祭りやイベントなどの自粛も多いのが現状です。
あくまでも、私個人意見ですが、被害の少なかった地域の過度な自粛は如何なものか?と思います。もちろん、被害に遭われた皆様に配慮すべきでしょうが、1日も早い復興のために楽しむ事は楽しんでも良いと思います。
普通に生活できる人たちが普通に生活し、活動することにより、経済も回ってくると思います。ときには美味しいものを食べたり、レジャーに出かけたりすることによって、震災によるストレスも発散できますし、お金を使うことにより日本経済が潤い、間接的に復興に役立つのです。
GWのイベントや祭りを自粛するところが多いようですが、復興を考えれば被災者の皆様へ配慮しつつ、行うべきではないかと思います。
皆様もそうだと思いますが、私もあの悪夢が本当に夢であって欲しいと思います。
この1ヶ月は本当に辛い日々だったことでしょう。しかし、本当に申し訳ございませんが、あの悪夢を実際に経験していない私にとっては、皆様の気持ちの想像がつきません。どれだけ辛いか悲しいか・・・。
しかし、人は生きて行かなくてはならないですし、犠牲になった方々の為にも一生懸命生きて頂きたいと思います。絶望の先には希望しかありません。これからは少しずつ良くなって行くと思います。
無理に頑張らなくても良いですから、どうか一歩ずつ前を向いて進んで下さい。怒り、悲しみ、喜びなど、我慢せず感情を出して下さい。
少しずつ、ゆっくりと前へ進んで下さい。無理にとは言いませんが、出来たら1日1回笑いましょう。楽しいことを考えて行きましょう。
頑張らなくても良いですから、一生懸命生きて下さい。皆様どうか、お願いします。
私も何か少しでも力になれればと考えております。私で良ければ、悩みや、悲しみ、愚痴など打ち明けて下さい。
*写真は2年前の秋(2008年11月)に松島を訪れたときに撮った日の出の写真です。いつかまた、家族で東北を旅行したいです。東北に笑顔と活気が、そして美しい風景が戻ります様に・・・。
今月11日の東日本大地震の発生以来、この10日は目の前に起こる出来事全てが非現実的な世界の様に思えてなりません。テレビやネットで見る映像はとてもショッキングで平和な時代に生まれ育ってきた私としては、この10日間は人生の中で最も恐ろしい時間でした。
地震当日は会社で仕事をしておりましたが、電車が運休になり私自身も帰宅難民となりました。また、地震後に4時間以上家族と連絡が取れず、とても心配しました。
その後も計画停電や原発事故、物不足などと、いろいろと不安な出来事があり、精神的にも肉体的にもダメージの大きい日々が続いておりますが、前向きに頑張って行きたいと思っております。
地震や津波で亡くなられた皆様のご冥福をお祈りすると共に、被害に遭われた皆様に心よりお見舞い申し上げます。
被害に遭われた皆様、原発事故で避難されている皆様、屋内退避をされている皆様とその周辺住民の皆様、辛いでしょうが、どうか希望を持って頑張りましょう。また、無理をしないで悲しいときは泣いて下さい。ときには感情をぶつけることも良いと思います。そして、また前を向いて頑張りましょう。
私たちは世界に名立たる日本人です。自信と誇りを持って頑張りましょう。
小沢幹事長を批判したとして、民主党が生方副幹事長を解任する方向で進めていましたが、小沢幹事長と生方氏が会談をして、一転、副幹事長の続投が決まりました。
「言論統制」との批判が高まっての方向転換のようですが、結局のところ、今回の生方氏の続投を決めたのも小沢幹事長と言うことなのでしょう。
今回の一件でも民主党の代表でもある総理の存在が全く感じられず、幹事長ばかりが目立っておりました。
これでは民主党の実権を誰が握っているのか?と子供でも分かってしまいますね。
以前にも言ったかも知れませんが、小沢幹事長が過去にやってきたことを知っていれば、その人が実権を握っている民主党って・・・???
アメリカで起きたトヨタ車の急加速問題でトヨタ側の対応が問題となり、とうとう豊田社長がアメリカ議会の公聴会で吊るし上げに遭ってしまいました。確かにトヨタ側の対応が迅速ではなかったのでしょうが、不甲斐ない自国の自動車産業を優遇させる為の、単なるパフォーマンスにしか見えません。
トヨタも運が悪いのでしょうが、長年アメリカで商売をしてきてアメリカと言う国がどういう国か、と言う事を熟知しているはずですから、どうして迅速な対応が取れなかったのでしょうか?ましてや今の日米関係などを考えると、もっと慎重に対応すべきではなかったかと思います。残念ながら今の政権にはアメリカとのパイプもないですし、トヨタ程の大企業ですから尚更、危機管理を徹底すべきではなかったのかと思ってしまいます。
公聴会で豊田社長もおっしゃっていましたが、ここ数年は生産台数世界一に向けて急成長をしてきたので、その歪が出てしまったのではないでしょうか?そして、これだけの巨大企業ですと、社内の風通しも悪くなってしまうでしょうし・・・。
これを教訓にもう一度、初心に返って頑張って頂きたいです。何せ日本を代表する大企業ですから、元気を取り戻して貰わないと困ります。ちなみに私もトヨタ車に乗ってますので・・・。
家電量販店の「さくらや」が今月いっぱいで閉店することとなりました。
先日、新宿のお店へ行ってみると閉店セールをやっておりました。商品によっては表示価格の20%引きになっており、その為、既に売り切れの物が多く、売り場の品揃えも寂しいものでした。全盛期の賑わいを知っているだけに、ちょっと哀れに見えてしまいます。
私が学生の頃には、ヨドバシ、ビックと共にカメラ、家電の激安ショップとして三つ巴の勢力争いをしていました。当時、一部のお店には喫茶室があって、買い物をするとコーヒー券が貰えたので、さくらやでよく買い物をして喫茶室でコーヒーを飲みました。
いつからか、店員の対応や説明に疑問を感じることが多く、次第に利用しなくなってしまいました。あるとき、予め品定めをしてからカメラのレンズを買いに行った時に、私の言うことを無視して「こちらの方が良いです!」と違う商品を薦められました。そのときはそれなりに商品知識があったので、その説明のいい加減さに呆れて結局、他の店で買いました。
また、あるときは間違って買ってしまった商品を別の物に交換して貰おうと、未開封のまま持っていくと交換はしてはくれましたが、露骨に嫌な顔をされたことも・・・。CMで「好感接客」と言いながら何処が??と言う感じです。
昔はこの手の量販店は似たような物でしたが、次第にヨドバシ、ビックの質が上がって行ったので、さくらやには殆ど行かなくなってしまいました。池袋ならビック、新宿ならヨドバシでことが足りたので、さくらやの場合、ポイントカードすら持っていません。
品揃え、接客共にヨドバシ、ビックに及ばず、また値段でもやっぱり勝てずと言った感じで、蚊帳の外へと追いやられて行ってしまったような感じです。
あまり行かないとは言え、いざ無くなってしまうと寂しい気もします。
遅ればせながら、皆さん本年もどうぞよろしくお願い致します。正月と言っても我が家は喪中ですので、年末の旅行以外はコレと言った行事もなく、正月休みを過ごしました。
2010年最初の記事としてはあまり縁起の良くないものですが、JALがとうとう終焉を迎えようとしています。それと言うのも企業再生支援機構が進めようとしている法的整理による再建計画を主要取引銀行が受け入れる方針を示したようで、19日にも会社更生法の適用を申請することになる模様です。
俗に言う「潰れる」(消滅してしまう訳ではありませんが・・・)と言うことで、各社の記事によると主要取引銀行は約3500億円の債権放棄を受け入れることになり、90%以上の減資(資本金が10分の1以下になる)を行うことになるようです。その上で企業再生支援機構が3000億円(税金です)を出資して、新生JALを再建することとなるようです。
そうなると、JALの株も10分の1以下になると言うことですから、JALに投資している株主の資産も10分の1以下になると言うことです。下手をすると99%とか100%減資と言うことも・・・。
皮肉なことに去年、JALをモデルとした??小説「沈まぬ太陽」が映画化されましたが、日本を代表する巨大企業が落日を迎えようとしています。まさかJALが潰れるなんて、数年前までそんなことは夢にも思っていませんでした。
個人的には旅行や出張などで良く利用していただけに、ちょっと寂しい気がします。確かに経営責任は問われるべきだと思いますが、政策により採算の見込みのないような地方空港へも便を飛ばさせられていましたし、日本航空と言う会社だけが悪い訳ではないと思うので、気の毒な気もします。JALグループの人々にとって、これから茨の道が待っているのでしょうかが、社員やその家族を路頭に迷わせないで済む方法はないのでしょうか?
パンナム(パンアメリカン)、スイス航空、アリタリア航空など、各国を代表する航空会社が破綻していますので、航空業界と言うのは儲かる業種ではないのかも知れません。航空業界が花形だった時代は終わってしまいました。
今日の明け方に突然の揺れで目が覚めました。東京では日曜に震度4の地震があったばかりでしたので「またか・・・」と思いつつ時計を見ると5時過ぎだったので、再び寝てしまいました。
そして、6時半に起きてテレビをつけると何だか様子が変です。どうやら静岡で大きな地震・・・?新幹線もストップして東名も通行止めのようです。とうとう東海地震が??
うちの会社は静岡に工場があるので、工場勤務の人たちは大丈夫か?とか、工場に被害があったら大変だ・・・と思いつつ、いつもの様に出社してみると被害は無く一安心です。
実は昨日、静岡にある取引先の会社へ行ったのですが、1日遅かったら行けませんでした。ひとまず、その会社へ電話してみましたが、こちらも大丈夫でした。(良かった!良かった!)
その後の発表で、この地震は東海地震では無かったようです。
東海地震じゃなかったとしても、震度6(弱)って凄い揺れですよ!私も16年前に釧路で震度6を経験しましたが、揺れている間は何も出来ませんでした。正直、死ぬかと思いました。
その後のニュースなどで被害の状況が明らかになってきましたが、揺れの割には被害が小さくて良かったです。さすがに東海地震に備えているだけあります。本当に素晴らしいと思いました。
日ごろの備えが如何に大事かと言うことが良く分かります。
北海道大雪山系のトムラウシ山で中高年の登山ツアー客が遭難して8人の方が亡くなりました。北海道を愛する人間として、北海道の山でこのような大きな遭難事故が起きて、多くの方が亡くなられてしまったことを大変残念に思います。亡くなられた方のご冥福をお祈りします。
このツアーの参加者ですが、主催した旅行会社では登山歴のチェックや年齢制限(70歳以下)を設けており、参加者はある程度の登山経験があって山の怖さを知らない人たちでは無かったようですが・・・。
ただ、このツアーに付き添った登山ガイド3人のうち、2人はトムラウシを案内した経験が全く無かったらしいのです。それを知って、失礼ながら登山ガイドって人の命を預かるのに結構いい加減な仕事なのか・・・?と思ってしまいました。普通、ガイドと言う人は、その場所を熟知しているものではないでしょうか?必死にツアー客を守ろうとしたガイドの方には申し訳ないのですが、新聞やネットの記事などを見る限りでは明らかに人選が間違っています。
そもそも、登山という自然相手のツアーで今回のような縦走コースでしたら、少なくとも2日は日程に余裕を持たせないといけないのではないでしょうか?日程に余裕が持てないのなら、天候によってはコースの変更などを考えるべきだと思います。
この遭難事故の起きた日には確か北海道や東北では大荒れの天気で東京でも風が強かった日だったと思います。平地でも大荒れの日ですから、2000メートル級の山では自ずと、どんな常態になるか想像がつくと思います。ましてや北海道の自然条件は本州とは違いますから、夏山と言っても天候によっては氷点下となります。
参加された方は本州の方ばかりでしたし、夏山と言うことで防寒対策も十分でなかったようです。北海道の場合、真夏の平地でも気温1ケタと言うこともありますので、夏山と言う概念は通用しないのです。その辺の事情を主催者側は参加者に伝えていたのでしょうか?
私は登山経験と言えるほどの山には登ったことは殆どありませんが、10年以上前に大雪山系の黒岳に登ったときに山の怖さを感じました。9月中旬で天気も良かったのですが、下山途中に突然天候が悪くなり気温が見る見る下がって雪に見舞われたことがありました。黒岳のような初心者が登れる山でもこれですから、何時間も歩かないと避難小屋もないような所では本当に危険です。
主催者側は勿論のこと、参加者も北海道の山に対する認識を改める必要があると思います。危険だと思ったら、引き返す勇気も必要です。死んでしまっては二度と山には登れません。
先週末に神戸の高校生の感染が確認されて以来、関西で新型インフルエンザの感染者が次々に確認されて、あっと言う間に100人を超えました。
今のところ、拡大は関西に限定されていますが、大都市圏での集団感染ですし、毎日多くの人々が関東圏と関西圏を行き来していることを考えますと、関東やその他に地域に広がってもおかしくないと思います。
今回の新型インフルエンザは比較的症状は軽いようですが、まだワクチンも開発されていないですし、強力なタイプに変異するかも知れませんので、十分に注意する必要があります。
90年前に全世界で数千万人が亡くなったというスペイン風邪の場合は春先に流行が始まり、夏には収束したものの秋に再び猛威をふるい、深刻な事態をもたらしたそうです。
それを考えると本当に恐ろしいのは秋から冬にかけての空気が乾燥する季節だと思います。それまでに有効なワクチンや治療法などが整えば良いのですが・・・。
私個人としては、今までの人生の中でインフルエンザと言うものになった記憶が無いので、あまり心配はしていませんが、家族がならないか心配です。特に子供たちのことは本当に心配です。
予防策としては外を出歩かないと言うのが最も有効なのでしょうが、通勤や通学などで、どうしても外出しなくてはいけないですから、電車や人ごみの中では細心の注意が必要です。
感染予防としてマスクをすることが有効な手段とされていますが、あくまでもマスクは空気感染の予防の一つに過ぎません。接触感染を防ぐには、こまめに手洗いをすることが有効なようです。特に小さなお子さんの場合は、いろいろな物を触りますし、時には口に入れることもありますので要注意です。
「SMAPの草彅剛が公然わいせつで逮捕」というニュースを聞いたときには、正直ビックリしました。テレビで見せる彼の誠実なイメージからすると、信じられない・・・と言うのが正直な感想です。芸能界には問題児は沢山いますが、なぜ彼が?という感じです。
深夜の公園で全裸で大騒ぎ、その上、通報で駆けつけた警官に抵抗して逮捕されたのですから、酒の上での失敗では片付けられ大失態ですが、私の周りにも飲むと人格が変わる人が何人かいますし(流石にここまでのことはしませんが・・・。)、酒にのまれてしまう人って結構います。そういう人に限って普段はまじめで大人しい人だったりするのです。そして、飲んだ次の日は何も憶えていなかったり・・・。
彼の場合も「いいひと」で有名でしたから、長年トップアイドルとして一線で活躍してきて、いろいろとストレスがあったのだと思います。彼の場合は有名人であったから、こんなに大騒ぎになってしまいましたが、某大臣にまで「最低の人間」(撤回しましたが・・・)なんて言われる程の事でもないと思ってしまいます。そして、自宅を家宅捜索までされてしまうなんて・・・。
彼のやったことは多くの方々に迷惑をかけたので悪いことは悪いのですが、酔って人に絡んだり、痴漢とか、セクハラとかするよりはまだマシです。甘いと思う方もいらっしゃると思いますが、個人的には暫く反省して、もう一度チャンスを与えてあげて欲しいと思ってしまいます。
ただ、彼を含め、酒にのまれてしまうタイプの人は酒との付き合い方を考えなければいけないと思います。
東京と九州を結ぶ最後のブルートレイン「富士」と「はやぶさ」が13日夜発の列車をもって廃止されました。
私が子供の頃は「富士」「はやぶさ」とも憧れの列車で「富士」は東京から東海道本線、山陽本線、日豊本線(大分、宮崎経由)を経由して西鹿児島まで24時間以上かけて走る日本で最長区間を走る列車で、「はやぶさ」は東京から東海道本線、山陽本線、鹿児島本線(博多、熊本経由)を経由して西鹿児島まで走る日本で2番目に長い区間を走る列車でした。
その当時は花形のブルートレインも速さでは今や飛行機や新幹線に負け、値段では高速バスに負けて利用客が激減していました。おまけに車両も30年以上経っており、カーテン1枚で区切られている開放式寝台中心の設備も時代遅れとなり、人々に敬遠される原因となりました。
効率ばかりを考えるJRも、ブルートレインにお金をかけず見放したかたちになりました。機関車に引かれる客車列車は加速が遅く、通勤電車の足手まといにもなりますし、新幹線の方が高収益ですからJRとしても早く廃止したかったのでしょう。
ブルートレインが次々に廃止されてゆく姿を見るのは旅好きの私にとっては本当に寂しい限りです。ゆっくり車窓の景色を楽しみながら長距離を移動できる寝台列車は旅情をかきたて贅沢な時間を演出してくれる列車でしたが、時代の流れでしょうか・・・。
西日本方面の寝台列車はJRが手をかけなかった為に次第に陳腐化して行ってしまいましたが、「北斗星」や「カシオペア」のような北海道への寝台列車のように現在のニーズに応えるような豪華設備を備えれば、まだまだ生き残る道はあったと思うので本当に残念です。
ちなみに「富士」と言う愛称は昭和4年に日本で初めて付けられた特急列車の愛称で、当時は全て一、二等車(特別車両)の超豪華列車で東京-下関を結んでいました。下関からは連絡線で釜山へ行き、釜山からは再び列車で朝鮮半島、満州、中国を経由し、シベリア鉄道を経てヨーロッパへと続く国際列車だったのです。そんな由緒ある「富士」という列車名が消えてしまうのは本当に残念です。いつか復活して欲しい列車名ですが、「つばめ」のように新幹線の愛称で軽々しく使うのだけは勘弁して欲しいです。