引き続き、土曜日(19日)の赤塚植物園です。
カタクリの花も咲きました。
カタクリはユリ科の植物です。
ご覧の通り、花が下を向いて咲くのが特徴です。
野草の道では、ここ数年、カタクリの花を多く見かけるようになりました。
カタクリは発芽してから花が咲くまで7~9年かかると言われています。
そのことを考えると今咲いている花は少なくとも10年近く前に発芽した株です。
カタクリの種子にはアリが好むエライオソームと言う物が付いており、アリに種子を運ばせるそうです。
アリはカタクリの種子を巣に持ち込んでエライオソームだけを取って種子は巣の外へ捨ててしまうそうです。
巣から捨てられた種子が発芽して7~9年かけて花を咲かせるのです。
小さなカタクリの花にも物語があるのですね。