四季優彩 Annex

身近な自然を中心とした写真ブログです!

ミノムシの話(赤塚植物園 2020.9.19 撮影)

2020年09月22日 18時49分16秒 | 板橋区立赤塚植物園
引き続き、土曜日(19日)の赤塚植物園です。
池の畔のサワギキョウの花の上にトンボが止まっています。
しかし、今回の主役はこれです!
ミノムシです。
池の前にある柵の上に付いています。
デカいです!
調べてみるとオオミノガの幼虫です。
蓑から上半身を出して器用に移動していきます。
広角レンズで接近して撮影していると、蓑の中に引っ込んでしまいました。
脅かしてごめんね!
しばらくすると、また出てきて動き出しました。
オオミノガの生態はユニークでオスは成虫になると一般的な蛾の様な姿になりますが、メスは成虫になっても翅や足を持たず、大きなウジ虫のような姿です。
翅や足どころか、目も口もなく、蓑の中から出ることはないそうです。
メスの体にはぎっしりと卵が詰まっており、特殊な匂いを出してオスを呼び寄せ、オスはメスの蓑の中に体を伸ばし交尾するそうです。
交尾した後、メスは自分の蓑の中に卵を産み、役目を終えて蓑の外に出て死んでしまうそうです。
因みにオス(成虫)にも口はなく交尾をすると死んでしまうそうです。
切ない一生だと思ってしまいますが・・・。
ミノムシにとっては幼虫の時代が一番楽しいのかも知れませんね??
ミノムシに限らず、セミやカゲロウなど、成虫で過ごす期間が短い昆虫が多いのです。
 
 

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