AKKOMAMのMEMORANDUM

穏やかな時間の流れを楽しみながら...

セミの声を聞き分けながら...

2012-08-18 06:51:24 | Weblog
今は土曜日の7時チョッと前、全開している窓からはセミの声が
入ってくるだけで、風はひとそよぎもしていません、
湿気の多い一日にはじまりで、空は曇っています。

ジージー!、ミーンミン!、ずっと晩夏になくと思っていたカナカナ、
オーシンツクツクは今朝聞き分けることができました。
セミの種類はそうとう多いと聞きましたが、この辺りではこのくらい?カナ。

八月は日本国民にとっては<鎮魂の月>で、そのことはこれからも
永久にかわることはありません、これからも祈り、思い続け、
恒久の平和が続くようにと願わずにはいられません。

連日の猛暑と深夜のオリンピック応援で少々夏負け気味の私ですが、
思いかなって先日、宿泊、ドライブをかねて
<軽井沢千住美術館>にいってきました。
2011年オープンですからこれまでも何回も行っている軽井沢でも
聞いたことがなかったのは頷けることです。


3000坪の敷地に60000株の樹々、草花のカラーリーフガーデンに
包み囲まれて建つ美術館の設計は西沢立衛氏。
館内撮影は禁止ですので撮りたい衝動は我慢!!です。
作品と自然光をたっぷりと取り入れ、緑の樹や草花を配した素敵な空間と
軽井沢の自然との調和を重視して館内の床は土地の自然の起伏そのままに
設えられていて、ゆったりとした気持ちで作品を眺められ,
時間を忘れているのです。
<墨の色、白い胡粉>のみで表現されている代表作品を自然光のなかと
暗い部屋の中での観賞など、工夫もさまざまで、
以前からの作品も並列されていて興味がつきませんでした。

すべて自然の中で観賞しているようで訪れたい!!と思った気持を
充分満足させてくれました。
近くに姿を見せている浅間山の稜線も澄んだ青空に浮かぶ雲までが、
美術館を包み込んでいるようでした。

      

      

      

      

      

軽井沢千住美術館内の設計を眺めながら、ふと瀬戸内海直島を
去年旅したときのことを思い出し、やはり設計者が同じ西沢氏であることを
知りました。
千住博氏が直島ベネッセハウスを訪れたときの島内バスのなかで
偶然乗り合わせたのが西沢立衛氏でそこから話がはじまり設計を
お願いしたとか、その話を読みながら、
娘と<直島で美術館のなかの山の上に泊まったときと設計が似ている>と
話していたのが結びついたときはとても嬉しく、
西沢氏の設計した建物をいろいろ訪れてみたくもなりました。
美術館内部の様子はグーグルなどでも知ることができますので...。

長い夏季休暇も明日までの方も多いことでしょう、
北の方では小学校の夏休みも終わったところもあるとか、
夕暮れも早くなりました、虫の声も一段と冴えて聞こえるこの頃です。

遠くで雷でしょうか、先ほどから聞こえています。
暑さもそろそろ退散してくれないかしら、と、曇り空を
見上げては思っています。
私の夏休み気分もそろそろ終わりにしなければ...です。

      
コメント (5)
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