沖縄のたたかいと連帯する東京南部の会

辺野古新基地・高江ヘリパット建設反対。東京南部の地で、尊厳をかけて島ぐるみでたたかっている沖縄の人々と連帯していきます。

「ハンセン病と沖縄の基地問題」の講演を聞きました

2017-11-21 13:12:47 | 日記

 11月18日、自治労横浜会館で「ハンセン病と沖縄の基地問題」について奥間さんの話を聞きました。
 奥間さんは、2012年9月9日の県民集会や2015年のセルラースタジアムの県民集会への参加するなかで、誘われて高江のヘリパッド建設阻止闘争に参加するようになったという。
 以前、南部の会も高江に行ったとき、N1テント裏で、奥間さんが土木技師の視点で、ズサンなヘリパッド建設の状況を鋭く指摘されていた。また、シュワブのゲート前の座り込みで、大浦湾の琉球石灰岩の軟弱性や断層について奥間さんの話を聞いた。

 奥間さんは、若いころ、いや、2015年、父親が匿名で書いた証言集を読むまでは、酒を飲んで、家族に暴力をふるう父親が大嫌いだったという。
 2015年に開館した愛楽園の交流会館で、学芸員の方にはじめて匿名で書いた父親の証言集を見せられた。そこには、ハンセン病差別に苦しむ父親の苦悩がつづられていた。奥間さんは、それを読み、棒立ちになって号泣した・・・・40年以上たって初めて知った父親の苦しみ。両親は、ハンセン病について一言も話さなかったという。
 父は昨年亡くなったが、親戚が、親族の墓にいれるのを反対し、愛楽園の納骨堂に眠っているという。今も続く差別!
 土木技師の奥間さんは「仕事柄、基地問題には距離を置いてきたが、何十年も基地を押し付けてくる国と何十年も隔離政策で差別を主導した国が同じ国策として重なり、許せない」と語気を強めた。
 ハンセン病に対する根深い差別、そして、基地を押し付け弾圧する沖縄への差別!奥間さんの語りに心が揺さぶられた・・・・

 ハンセン病差別、沖縄差別、アイヌ差別、差別、障害者差別、朝鮮・韓国に対する差別、アジアに対する蔑視など、差別国家日本!当事者が声をあげ、広く連帯し、命を大事にする人権擁護の国にしよう!日本政府は昨年、人権理事国に立候補し、人権を擁護する立場を明確にした!よもや、人権理事国に反する事はできない筈!だ。