私たちは、11月3日、「辺野古新基地NO!=沖縄の民意を踏みにじる工事再開許さない!11・3 官邸前大行動」に参加した。
防衛省が「私人」に成りすまして行政不服審査法にもとづく審査と執行停止の申立に対し、石井国交相は10月30日に、執行停止決定を表明した。理由は「普天間基地周辺の危険性除去や日米同盟の外交・防衛上の不利益」を理由にあげた。行政関係の研究者110人が「行政不服審査法は国民の利益保護のためのもので、防衛省が『私人』になりすまして申し立てることは違法である」と指摘している。まさにそのとおりで、私人が米軍基地の埋立てや日米同盟の信頼や外交・防衛について、申し立ての理由に挙げるはずはない!
沖縄県の撤回は、埋め立て工事の違法を看過できないとして撤回したもので正当な判断である。それを受け入れることもなく、玉城デニー知事の求める話し合いをも拒否し、さらに撤回の効力停止を決定するとは、防衛省と国交省の同じ内閣の自作自演の茶番であり、許されるものではない!
集会の始まりは、トヨさんのサンシン~
シュプレヒコール~
主催者挨拶では、同じ内閣の自作自演の茶番で失効停止を決め、辺野古の工事を再開したことへの怒りが述べられ、沖縄への現地支援と安倍政権を許さない闘いを自分たちの足元から取り組んでいこうと訴えた。
そして、土砂搬出反対や自然保護、地域で活動している仲間や辺野古の抗議船の船長からの報告など続きました。
沖縄現地からは、大城さんが「ゲート前に1000人が結集し、絶対にあきらめない!追い詰められているのは政府の方だ。引き続きの支援を訴え、ともに頑張ろう」と電話メッセージがありました。
行動提起や「座り込めここに」「今こそ、たちあがろう」など歌い、シュプレヒコールで終了。450人の参加でした。
そして、2時からの総がかりへ。
11月3日、11時半からの「辺野古新基地建設NOの官邸前行動」に続き、2時から「止めよう!改憲発議ーこの憲法で未来をつくる 11・3 国会前大行動」に参加した。
「改憲発議とめよう」「安倍9条改憲反対」「軍事費削って暮らしにまわせ」「オスプレイ飛ばすな どこにも飛ばすな」「辺野古新基地は造らせない」「沖縄県民の声を聞け」・・・シュプレヒコールで国会前大行動は始まった。
初めに社民党など国会議員の発言が続き、主催者挨拶は福山さん「9条改憲阻止・辺野古新基地建設阻止・市民と野党で共闘し、安倍政権を打倒しよう」と呼びかけた。
憲法学者の清水さんや9条の会からの発言があり、沖縄からはオール沖縄の高里さんが発言した。「地をはうようなたたかいで翁長知事の遺志を継ぐ玉城デニーさんを相手候補に圧倒的な大差で誕生させた。たたかう相手は総力戦で相手候補を応援した政府であった。翁長さんが撤回で工事を止めたことで、辺野古を気にせず選挙戦を戦うことができた。また本土からも多くの支援をうけ、感謝でいっぱいです。今日は、辺野古現地では1000人の県民集会が開かれ、防衛省が申し立てた効力停止で工事は再開されたが、決してあきらめない!こと、玉城知事をささえ、辺野古新基地建設阻止をともにたたかっていくを確認しあった。」などが報告された。
ほかにピースボートの川崎さんや24条改憲反対の市民から発言があり、最後に高田さんが行動提起。シュプレヒコールで集会は終了。1万8000人の参加でした。
そして、子ども2人つれて、ずーっと横断幕をもってくれた仲間に感謝です。お疲れ様でした。