12月16日、林野会館で開催された「ゴーヤとゴーヤーはどう違う? 沖縄とヤマト、溝を考える」のイベントに参加しました。
沖縄の祝い事では、必ず最初に披露される「かぎやで風」からはじまりました。「今日の喜びは何に例えることができるでしょう。まるでつぼみが朝露をうけて・・・」という歌詞に男女二人がゆっくりと踊ります。それ聞くと「ああ、祝いの席がはじまった・・」と思う踊りです。
その次は、沖縄からのオンラインで、比嘉光龍(ふいじゃばいろん)さんが唄サンシンと語り・・・1969年、キャンプハンセンのある金武で生まれた。父は米国人だが、まったく知らない。生後すぐ叔父夫婦の養子になり「うちなんちゅ」として育てられるが、見た目ではっきり米国人とのダブルとわかる容姿に、学校でいじめられた経験を持つ。転機はサンシンとの出会いだったという。今では、琉球諸語「うちなーぐち」講師として活躍しており、オンラインでも教えているという。
次に垣花暁子(かきぬはなあきこ)さんの唄サンシン。宮古や与那国の民謡など・・・心にしみる唄サンシンでした。
沖縄から来てくれた仲村涼子さんが沖縄古武道(サイ)を披露したあと、米須さんや平良さんと「沖縄とヤマトの溝」についてトーク。「沖縄は琉球国が併合され、沖縄県になったが、もともと文化や民族が違い、溝があって当然。溝は埋めるのではなく認め合うべきである・・・」など活発なトークが交わされた。
そして、宮古に伝わる「クイチャ」(雨ごいの踊り)を垣花さんのサンシンにあわせて参加者もいっしょに会場いっぱいまるくなって踊りました~沖縄を満喫したイベントでした~(ちなみに沖縄島にはカチャシーがあるが宮古・八重山・与那国にはないそうだ)