いいもの見ぃ~つけた!

「いいもの」は探せばいっぱいあります。独断と偏見による個人的「いいもの」情報発信所です。

<日本の名水百選> 新潟 宇棚の清水

2025-01-26 07:13:52 | 名水百選

 「宇棚の清水」

 湧水及び周辺環境の状況
 宇棚の清水は、妙高山、火打山、焼山、黒姫山といった2,000m級の山々に囲まれた広大な笹ヶ峰高原にある笹ヶ峰牧場のほぼ中央に位置し、周囲の自然環境がとても豊かである。
 また、標高約1,300mの高所に位置し、夏でもさわやかである。
 「宇棚の清水」は年間を通じて豊富な水量が湧き出しており、湧水地点から1mほど先で川になって流れ、笹ヶ峰高原内の清水ヶ池に流れ込んでいる。
 笹ヶ峰高原はヨーロッパの高原を思わせる雰囲気の中に、牧場やダム、キャンプ場などが点在し、それらを結ぶように遊歩道が整備され、トレッキングの愛好者などを中心に多くの観光客が訪れ、さらには、高校・大学・実業団の陸上合宿の準高地トレーニング地としても注目されている。

 湧水の特長など
 四季を通じて湧き出している水が、清水ヶ池に流れ込むまでの間に、リュウキンカなどの高山植物が多く生育し、春には咲き競う美しい花々を観賞することができる。
 途中には、笹ヶ峰高原の名水として来訪者が気軽に水汲みができるように石臼を置き清水の一部を引いている。

*https://www.pref.niigata.lg.jp/sec/kankyotaisaku/1215712860650.html より

 水質・水量
 1日の湧水量:4,800トン
 由来・歴史
 文化8年(1811年)に第1回目の笹ヶ峰開拓が始まり、「宇棚」とはその頃に出来た地名と言われている。急峻な山々から傾斜がゆるくなった広い土地を言い、この周辺は湧き水が多く存在し、その一番上流の水源地から川が出来たことで、「宇棚の清水」と名づけられた。
 水質保全活動
 春秋一回の清掃活動実施、エコトレッキング開催時に保全活動を実施、周辺環境の定期的な点検、水辺の踏み荒らし等を防ぐための防護柵を設置などを様々な団体が行っている。

 周辺の自然環境-妙高山など、2,000m級の山々に囲まれた広大な笹ヶ峰高原に位置し、四季を通じて豊富に湧き出す清水は、周辺に多くの高山植物を育んでいる。上信越高原国立公園内の手付かずの自然の中、気軽に水にふれあうことができる。
 利用状況-以前は発電利用もあったが、現在は県民の森の中のレストラン等の休憩スペース、宿泊施設の飲料水等として利用され郷土料理にも用いられている。また、自然歩道の利用者が水辺の憩の場として利用するなど、多種多様な利用状況である。

*https://water-pub.env.go.jp/water-pub/mizu-site/newmeisui/data/index.asp?info=26 より

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<日本の名水百選> 新潟 吉祥清水

2025-01-25 07:22:38 | 名水百選

 「吉祥清水」

 湧水及び周辺環境の状況
 吉祥清水は、自然豊かな大毎集落内にあり、地域を代表する清水として多くの人に愛されている。
 水汲み場所は、地域の「大毎集落づくり委員会」が、東屋などを整備し、地域内外の多くの人が訪れる。

 湧水の特長など
 清水は、古くから大毎集落の人々の暮らしを支えてきた大切な命の源であった。吉祥清水は、昔から大毎水道組合により組織し、日常生活の大事な水として育まれてきた。
 この清水は、地元でしか手に入らない地酒「日本国」の水としても使用されており、集落では新たな利活用に向け様々な取組が行われている。
 吉祥岳から湧き出す良質な水は、ここで営まれている日々の暮らしと一体となり保全されるとともに、今では、新たなつながり、交流を生むための大切な”みなもと”となっている。

*https://www.pref.niigata.lg.jp/sec/kankyotaisaku/1215712861556.html より

 水質・水量
 1日の湧水量:2,880トン
 由来・歴史
 以前は「大毎水道」と呼ばれてきたが、平成2年に町の事業「魅力ある集落づくり事業」に取り組んだ際に大毎集落のシンボルとされている山「吉祥嶽」の名前にちなみ改名された。
 水質保全活動
 大正14年の施設整備後、上記組合が中心となり、日常の維持管理を進めてきた。
 水と地域の産物を活かした地域活性化の取り組みは、集落住民約40名で組織する「地域活性化戦略会議」で、具体的に検討を進めている。

 周辺の自然環境-豊かな自然を育くむ吉祥岳から湧き出す清水は、美しい景観を有する村上市山北地区の大毎集落内にある。地域住民の日常生活を支える水源として活用されるほか、人のつながりや交流を生む社交場となっている。
 利用状況-大正14年に約900mの導水路を完成させ、現在では90世帯に引き込まれ、生活用水に使用している。
 また、農業用水や地酒製造にも利用されている。この他には、その水を活かした春の田植えツアー、稲刈りツアー、秋の収穫祭、冬のスノーモービル水汲みツアーなどのイベントを四季にわたり開催している。

*https://water-pub.env.go.jp/water-pub/mizu-site/newmeisui/data/index.asp?info=25 より

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<日本の名水百選> 神奈川 清左衛門地獄池

2025-01-24 07:49:39 | 名水百選

 「清左衛門地獄池」

 平成の名水百選は、全国で162点の応募の中から100地点選定され、神奈川県では本市の清左衛門地獄池が選定されました。
 南足柄市は「金太郎のふるさと」として知られ箱根外輪山東山麓には湧水群や自噴井戸群が広がっています。この地域を代表するのが良質で豊富な水量を有する「清左衛門地獄」の湧水で主に工業用水として利用されています。
 また、地元住民による周辺環境の整備活動が活発に行われていて、池を巡る散策路や池の水を利用した高さ5mの滝など湧水公園が整備されています。
 この湧水は、昔、昔、この地域が水不足で農地が荒れていたが、清左衛門という人が水源をさがしにここまで来ると乗っていた馬もろとも地中深く落ちこんでしまいました。そして、そこから勢いよくたくさんの水が湧き出し、村人は飲み水、水田の用水に困らなくなり、それからは土地の人が行って「清左衛門」、「清左衛門」と呼ぶといっそう勢いよく水が湧き出してきたという話が伝わっています。 

*https://www.city.minamiashigara.kanagawa.jp/kurashi/gomi/kankyou/meisuinomachi/1343_1502.html より

 水質・水量
 1日の湧水量:約1・3万トン
 由来・歴史
 狩野地域に伝わる伝説によると、昔、清左衛門という人が水源をさがしにここまでやってきたところ、乗っていた馬もろとも地中深く落ちこんでしまった。するとそこから勢いよく水が湧き出し、その後、土地の人がそこへ行って「清左衛門」、「清左衛門」と呼ぶといっそう勢いよく水が湧き出し、池ができたということだ。
 水質保全活動
 狩野水利組合は、毎年総会のとき講師を招き水に関する研修会を開催し、南足柄の水、清左衛門地獄池の湧水、市内を流れる河川などの知識を高め、この通水池の保全活動の参考としている。また、湧水池の周辺の井戸の地下水位を定期的に観測し地下水の状況や変化を記録するとともに、地域の水環境の保全に努めている。

 周辺の自然環境-良質で豊富な水が確保できるため、昭和初期から、写真フィルムメーカーの工業用水として利用されている。また、水の保全に関する地域住民の意識が高く、ボランティア団体などによって、人々が親しみやすい環境に整備されている。
 利用状況-箱根外輪山が育んだ湧水はフィルム製造に最適な水であり、昭和9年フィルム工場が建設され、フィルム産業の発祥の地となり、本市の産業振興の発展はもとより日本が世界に誇る企業の誕生となった。
この湧水は、単に水環境の保全に寄与するだけでなく、その利用状況においても歴史的な工業用水の活用形態となっている。

*https://water-pub.env.go.jp/water-pub/mizu-site/newmeisui/data/index.asp?info=24 より

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<日本の名水百選> 東京 落合川と南沢湧水群

2025-01-23 07:47:37 | 名水百選

 「落合川と南沢湧水群」

 東久留米市は、武蔵野台地でも湧水の多いところとして知られてきました。市内には落合川や黒目川が東西に流れ、落合川が黒目川と合流する手前の下谷橋付近では、一日5万トンの流量になります。

 周囲には豊かな林が広がり、水辺には、カワセミやハクセキレイ、カルガモや、絶滅危惧種のホトケドジョウも生息しています。

 市民が花や水鳥を眺めながら川沿いを散策したり、子どもたちが水遊びをする風景は、ここでは当たり前のものとなっています。

 「落合川と南沢湧水群」は、2008年6月、環境省の「平成の名水百選」に都内で唯一選定されました。

 この選定は、地域住民や関係者、関係団体の皆さんによる水環境保全への地道な取り組みが結実したものです。今後も、多くの方のご理解とご協力を得ながら、かけがえのない川と湧水を守っていきたいと願っています。

 南沢湧水群・南沢緑地保全地域(南沢三丁目)
 東久留米市の中央に位置する南沢地域の落合川は、豊かな湧水で一日に約1万トンの流量があります。

 南沢緑地保全地域にある沢頭(さがしら)湧水の清らかな流れは、東久留米市のシンボルであり、多くの市民によってその環境が守られています。
 2003年には、「南沢緑地」として「東京の名水57選」に選ばれています。

 湧水は、隣接する東京都水道局南沢給水所で浄水とブレンドされ、地元に給水されています。

 周囲の豊かな林は、「南沢緑地保全地域」として、東京都保全地域に指定されています。都立六仙公園や、崖線沿いの南沢緑地公園も近くにあります。

*https://www.tama6.jp/meguri/spot/post_150.html より

 水質・水量
 1日の湧水量:約1万トン
 由来・歴史
 落合川上流は、昔は弁天川と呼ばれ、湧水も多く、周辺には幾つかの水の神様でもある弁天様が祭られていた。弁天橋は今でも小金井街道に架かって橋の名である。現存する弁天様の祠が少なくとも5箇所には残っており、折々に花などが飾ってある。(「地誌ふるさと東久留米」東久留米市郷土研究会編参考)
 水質保全活動
 約20年前からホタルやホトケドジョウに注目して始まった落合川の保全活動が発展し「いこいの水辺」「氷川神社裏の自然河川」「水辺公園」などが生まれた。
 最大のイベント「わくわく川掃除&川あそび」は、ついに1000名を越す子どもたちが集まる規模となって、東久留米市の夏の風物詩となりつつある。

 周辺の自然環境-「沢頭地域」には水道井戸と4カ所の湧水地があり、落合川に注いでいる。落合川にはホトケドジョウなど少なくとも4種の絶滅危惧種が生息しており、堤防外の植生を復元するなど市民の保全活動も活発である。
 利用状況-南沢湧水は東京都水道局の給水所が隣接し、そこから汲み上げられた地下水を荒川水系からの水にもブレンドして市内の水道水として使われている。また、このほか、一年中枯れることのない湧水を求めて市内外を問わず、ポリ容器やペットボトルを持参して汲みに来られる方々も大勢いる。

*https://water-pub.env.go.jp/water-pub/mizu-site/newmeisui/data/index.asp?info=23 より

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<日本の名水百選> 千葉 生きた水・久留里

2025-01-22 07:25:52 | 名水百選

 「生きた水・久留里」

 湧水の概要
 「生きた水・久留里」は、昔から生活に密着してきた「上総掘り※」で掘削された自噴井戸から湧き出した水である。上総掘り自噴井戸は、小糸川と小櫃川の中流域に点在し、久留里地区では飲料用を中心に約 200 本が現存し、地域に暮らす人々の生活で利用されている。上総掘りにより地下 400m~ 600mから自噴しており、土壌菌等を含んだ生きた水とされている。
 (※:竹ヒゴ・掘鉄管・削り屑を取る「スイコ」の組み合わせによる井戸の掘削技術で、明治時代の中頃に君津地方で開発)
 ◆湧水の利活用等
 昔から生活に密着してきた湧水であり、現在でも一部では水道用として利用されている。地元観光協会が中心となって、清掃・水質検査を行い、安心安全な水として保全活動を行っている。他地域の住民も、米を炊くための水に利用している。
 ◆湧水保全・復活の主な取組
 1)地域住民との参加と協働
 君津市観光協会上総支部を中心に商店街振興組合及び自治会が、月1回程度、上総掘り自噴井戸の周辺を4~5人で清掃している。また、君津市観光協会上総支部が、代表的な自噴井戸8箇所の水質調査を毎年度実施している。
 さらに、平成の名水認定後、水汲みに来訪者が多くなっていることを受け、君津市観光協会上総支部では、来訪者に対し生きた水・久留里の観光案内を行っている。

 2)地域づくりの施策との連携
「生きた水・久留里」を活かした地域振興・産業振興の活動を行っており、久留里商店街振興組合では、生きた水の宅配サービスを行っている。また、水を使ったイベントとして、「水のソムリエ」を開催している。
 産業振興としては、「生きた水・久留里」を活かした造り酒屋、豆腐屋が営業しており、県内各地から産品を買い求めに来る人も多い。
 また、特産品の開発も行なわれており、「生きた水・久留里」と休耕田を使ったホンモロコ養殖が行なわれている。地元の応援の声も高まり、平成 20 年10 月にロゴマークを決定するなど、新たな地域ブランドを目指し、生産拡大と PR 活動を展開している。

 3)環境教育・人材育成
 君津市では、地下水保全の意識を醸成させる目的で、上総掘りによる自噴井戸の歴史、利用状況、地下水の解説、汚染等を題材に教育副読本を発行し、市内小学校に配布している。この本は、小学校3年~4年生を対象としている。
 伝統的技法「上総掘り」の技術を伝えるため、久留里の NPO 法人「久留里城山郷かずさ活性化の会」が指導し、地元の高校の生徒が掘削作業を行い、地下水の自噴を目指している。

*https://www.env.go.jp/water/yusui/guideline/09.pdf より

 水質・水量
 1日の湧水量:43トン

 由来・歴史
 久留里にある井戸は、君津市が発祥地と言われる「上総掘り」によって掘られている。上総掘りの用具は重要有形民俗文化財(上総博物館)に、技術は重要無形民俗文化財(上総掘り技術伝承研究会:袖ケ浦市)に指定されている。
 水質保全活動
 君津市観光協会上総支部を中心に商店街振興組合及び自治会の協働により、月1回程度、人が集う上総掘り自噴井戸の周辺を清掃。また、毎年度水質検査を実施。

 周辺の自然環境-久留里の自噴井戸群は、大深度(地下400~600m)から上総掘りという伝統的な工法により掘られた井戸で、古くから飲用、酒造、農業用水と多岐に用いられ、県内外から訪れる大勢の観光客を魅了している。
 利用状況-一部では水道水として利用されている。水道として配管されていないところの住民も、米を炊くのに利用している。地域には4蔵の酒蔵や豆腐屋があり、県内各地から買い求めにくる人も多い。

*https://water-pub.env.go.jp/water-pub/mizu-site/newmeisui/data/index.asp?info=22 より

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<日本の名水百選> 埼玉 毘沙門水

2025-01-21 07:56:08 | 名水百選

 「毘沙門水」

 秩父に4つあるダムのうちの1つ、「合角(かっかく)ダム」の上流、小鹿野町の白石山(別名:毘沙門山)山腹から湧き出る水で、「平成の名水百選」のうちの1つ。白石山は名前のとおり石灰岩の山で、カルシウムなどミネラルが豊富な天然水が湧き出ています。水量も豊富で渇水期も干上がることがなく、毘沙門様が守る「神の水」とも呼ばれ、古くから当地・馬上(もうえ)の人々の暮らしを支えてきました。

 近年、この毘沙門水の氷でつくるかき氷「毘沙門氷」がジワジワとブームになっています。現在は小鹿野町周辺の販売加盟店で展開中で、青いのぼりが目印です。絹のように口当たりのよい氷はもとより、地元産フルーツを使ったシロップ、地元陶芸家が手がけた陶器などこだわりづくし。小鹿野町のジオサイトを巡る際にはぜひとも味わいたい一品です。

*https://www.chichibu-geo.com/geosite/bunka11/ より

 水質・水量
 カルシウム分とミネラル分豊富な自然水。1日の湧水量:1,000トン
 由来・歴史
 この地区には、古くから『馬上のクダゲエ(管粥)』が伝承され、毘沙門水を使った粥の中に篠竹を入れて炊きあげ、一年における天候や農作物の作柄などを占い、正月に農作業の年間計画を樹立する目安になっている。同時に、風・雨・大世などが予兆される厳粛な神事である。
 水質保全活動
 水源周辺と貯水施設などの巡視や清掃活動を始め、衛生面にはとくに注意が払われている。

 周辺の自然環境-この湧水は、白石山(別名:毘沙門山)の麓から湧出しており、飲み水や生活用水として地域住民や観光客に親しまれ愛されている。地元の天気占いの神事「クダゲエ」にも用いられ、地域の人々の心と心をつなぐ重要な役割がある。
 利用状況-馬上地区に住む33戸のすべてが生活水として利用している。三田川中学校では、この水を使って生徒が紙漉(かみすき)に取り組み、完成した和紙は卒業証書の用紙として活用されている。

*https://water-pub.env.go.jp/water-pub/mizu-site/newmeisui/data/index.asp?info=21 より

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<日本の名水百選> 埼玉 妙音沢

2025-01-20 06:26:36 | 名水百選

 「妙音沢」

 妙音沢(みょうおんざわ)は、埼玉県新座市を流れる沢。荒川水系黒目川の支流である。2008年6月、環境省から平成の名水百選に選定された。

*Wikipedia より

 由来・歴史
 江戸時代、滝見の参道や茶店が存在していたと伝えられる他、信仰深い盲目の琵琶法師が弁財天から琵琶の秘曲を授かるという、「妙音沢」の名前の由来となった伝説もあり、この沢にまつわる話や掛け軸等が市内の法臺寺に残されており、歴史的にも価値のある場所である。
 水質保全活動
 新座の自然とくらしを守る市民の会では毎月1回、自然について、話し合い、貴重な動植物の盗掘防止パトロールをはじめ、沢の水生生物調査、落ち葉掃きを実施。
 また、市民・企業・行政とで緑地内の下草刈り活動と不法投棄物等を撤去するクリーンアップ作戦を実施している。

 周辺の自然環境-沢周辺に足を踏み入れると周囲の喧噪が消え、今まで聞いた事のない不思議な音が聞こえてくる。これは、妙音沢の流れによるもので、琵琶の奏でる調べに例えられる伝説がその名の由来になっている。
 利用状況-極めて水量が多く、農業用水としても利用されている。

*https://water-pub.env.go.jp/water-pub/mizu-site/newmeisui/data/index.asp?info=20 より

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<日本の名水百選> 埼玉 武甲山伏流水

2025-01-19 06:14:48 | 名水百選

 「武甲山伏流水」

 「武甲山」

 武甲山(ぶこうざん・ぶこうさん)は、埼玉県秩父地方の秩父市と横瀬町の境界に位置する山である。秩父盆地の南側にあり、標高は1,304メートル。日本二百名山の一つに数えられる。

 石灰岩質の山特有の山野草が豊富である。後述の石灰岩採掘により、北側斜面は植生がほとんど見られず、北から見ると白っぽく見えるが、他方向の斜面は自然豊かな森林となっている。山にはスカシユリや、石灰岩地の武甲山特有で、埼玉県希少動植物種に指定されるチチブイワザクラが見られる。また、伏流水は平成の名水百選に選定された。

*Wikipedia より

 水質・水量
 1日の湧水量:52トン
 由来・歴史
 日本三大曳山祭の一つである秩父夜祭の起源となっており、この地域の伝統や文化にも非常に重要な役割を果たしている。
 水質保全活動
 NPOは、自然観察会や荒川の再生プロジェクトの発足(平成19年)、ゴミ拾いなどの活動をしている。
 また平成19年11月、行政の枠組みを超え、埼玉県秩父市、山梨県山梨市、長野県川上村の首長がこれから手を携えて保全を行うよう、「甲武信源流サミット・ECOフェスタ」を開催し、宣言した。

 周辺の自然環境-日本三大曳山祭の一つである、「秩父夜祭」の起源になったといわれる伏流水。生活用水、神社の泉、清酒の製造などに利用されており、地域住民の暮らしや伝統文化にとって重要な役割を果たしている。
 利用状況-「妙見七つ井戸」として、秩父市宮地地域の住民(約10世帯)が野菜を洗うなど、生活水として一部利用されている。また、秩父神社のお田植え祭では豊作を願い武甲山の伏流水を供えるという行事もある。
 清酒を製造にも利用されている。

*https://water-pub.env.go.jp/water-pub/mizu-site/newmeisui/data/index.asp?info=19 より

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<日本の名水百選> 埼玉 元荒川ムサシトミヨ生息地

2025-01-18 08:48:31 | 名水百選

 「元荒川ムサシトミヨ生息地」

 「熊谷市ムサシトミヨ保護センター」

 熊谷市ムサシトミヨ保護センター(くまがやしムサシトミヨほごセンター)は、埼玉県熊谷市にある研究施設。

 概要

 1957年4月、埼玉県水産指導所熊谷養鱒試験池として設立(幾度かの組織変更や移転を経て、廃止時には「埼玉県農林総合研究センター水産研究所熊谷試験地」)。確認されている中では唯一のムサシトミヨ(絶滅危惧種)生息地である元荒川源流域の近くにあり、ムサシトミヨの研究・保護活動や元荒川の清流維持のため、井戸水をポンプで汲み上げて元荒川へと流す作業も行なわれていた(元荒川自体は、生活廃水などが流れており、ムサシトミヨの生息に適した環境ではなくなってしまったための生息地存続策。他地域のムサシトミヨがいなくなったことを受けて開始)。

 しかし、県組織の再編から、埼玉県農林総合研究センター水産研究所では、熊谷試験地を閉鎖し、ムサシトミヨ研究も終了することが決定。閉鎖されると、元荒川流水用のポンプも稼動停止にせざるを得なくなり、ムサシトミヨの生存が困難になってしまうため、県と市の協議の結果、ポンプ管理および実験池・実験室は県が管理継続、管理研究用施設は熊谷市に移管、ムサシトミヨ研究は県環境科学国際センター(加須市)に移管することで合意、2004年10月1日、管理研究用施設が「熊谷市ムサシトミヨ保護センター」に生まれ変わった。

 現在はさいたま水族館の職員によってムサシトミヨの飼育・繁殖・保護が行われている。また、市民グループ「熊谷市ムサシトミヨをまもる会」の活動拠点としても利用されている。

 「ムサシトミヨ」

 学名:Pungitius sp.。定まった学名がない。
 関東地方の一部(東京都西部の石神井・井の頭、埼玉県熊谷市・本庄市・川越市、群馬県、茨城県、千葉県)に生息していたことが知られているが、都市化や環境汚染などの影響で生息地が急激に減少していった。20世紀終盤以降、確実に生息が確認されているのは埼玉県熊谷市の元荒川源流域のみである。平成3年に埼玉県が県の天然記念物および「県の魚」に指定した。平成23年には熊谷市が「市の魚」に指定し、熊谷市ムサシトミヨ保護センターを拠点にして、保護下に置いている。食性はボウフラや水生昆虫、小さな甲殻類を食べている。身を守るために背には8 - 9本、腹には2本、尻には1本のトゲがあり、体長3.5 - 6cm程。鱗板は尾の付け根部分にある。体色は緑っぽい暗緑色。寿命は短く約1年で、産卵期(3月頃)には婚姻色で体色が少し黒ずむことがある。
 絶滅危惧IA類 (CR)(環境省レッドリスト)

 「ムサシトミヨ保護活動」
 ムサシトミヨの項目を見ればわかるように、ムサシトミヨは絶滅の危機に瀕している。これを食い止め、増やそうとする活動が、市民を中心に行なわれている。

 前述の「まもる会」は、密漁防止(「埼玉県希少野生動植物種保護条例」に基づく「県内希少野生動植物」に指定されており、捕獲は禁止されている)のパトロールを行い、ゴミ拾い・草刈りといった生息地の自然保護活動を行なっている。また、保護センターにおいて、ムサシトミヨの解説会を開き、ムサシトミヨを通して自然の保護の大切さを訴える啓蒙活動を行なっている。
 市管工事業協同組合青年部が、ボランティアとして清掃を行なっている。
 近隣の2小学校および1中学校では、ムサシトミヨを校内で増殖・飼育し、生息地に放流するという課外授業が毎年行なわれている。
 2008年、環境省による「平成の名水百選」にムサシトミヨ生息地が認定される。
 2013年、日本ユネスコ協会連盟のユネスコ・プロジェクト未来遺産運動に「熊谷市ムサシトミヨをまもる会」の活動が「世界で一つだけの『元荒川ムサシトミヨ生息地』保護活動」として登録される。

*Wikipedia より

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<日本の名水百選> 群馬 尾瀬の郷片品湧水群

2025-01-17 07:03:51 | 名水百選

 「尾瀬の郷片品湧水群」

 瀬の郷片品湧水群について
 優れた水質に加え、清掃・植林・山林保全・環境活動等、村民による長年の取り組みが評価され、平成20年度に環境省より「平成の名水百選」として認定されました。
 尾瀬の郷片品湧水群は、片品村全域の湧水を対象としています。

 湧水群の成り立ち
 尾瀬や片品村を囲む至仏山、武尊山、白根山など2000メートル級の山々に降った雪や雨が地下に浸透し、長い時間をかけて自然の中で濾過され、各所に湧出したものです。湧水源は村内に広く数ヵ所にあり、村民は古くからこの土地の恩恵としてその流れを汲み、生活に、また田畑の用水として使ってきました。

 おいしさがわかる水
 ハイキングや各種のサマースポーツ、スキー・スノーボードなどで片品村を訪れる観光客の中には早くから水のおいしさに着目していた人たちがいました。一般に飲んで「おいしい」、料理が「おいしい」と言われる水は、感覚的な評価のほかに、水質検査による裏づけがあります。片品湧水群の水は、硬度11~55、pH7.3~8.2と、おいしい要素を満たしています。水グルメとは言わずとも、おいしさは誰にもわかるものです。

 おいしい湧水を気軽に味わっていただくために
 村民プロジェクト
 片品村では「平成の名水百選」認定を機に、村を訪れる方々に是非この湧水のおいしさを直接味わっていただきたいと考えました。しかし、場所によっては湧水源が深い山林の中にあり、自然環境を守るという方針から保存林となっているために立ち入ることは出来ません。そこで、湧水源を持つそれぞれの地域住民の協力を得て、いわば村民プロジェクトとして運動を起こしました。このようにして、村内の10ヵ所に取水設備を整え、おいしい水を求める人に便宜をはかることができるようになりました。それぞれ一番近い水源から直接引いてきています。

 尾瀬の郷片品湧水群のひとつ「観音様の水」

 夏でも手の切れそうな、というたとえがたとえでないほど冷たい水が滾々と湧き出しています。湧出源はこのすぐ後ろ。そこから直接引いているピュアな水です。

 歴史

 ここは古くは御座野入と書き、上州の観音札所・沼田横堂三十三所の二十九番の札所になります。背後の山の中腹、右上に見える神社がこの地の歴史の一端を物語ります。興味をそそられて登って行きますと、最近建て替えられた様子の社の前に控えめな石碑があり、御詠歌が彫刻されています。古文書の知識をもって眺めていると、このような字に読めます。

 「満以りき定 以まそあら多に 美さの入 山乃奥にも ありあけの月」

 上の句を現代的な文字使いに改めますと

 「参り来て 今ぞあらたに御座の入り」

 となるようです。この地の由来がしのばれます。そして同時にその背後に、おそらく無名のままそこに生きた多くの人々の生活の歴史もあります。

 村民プロジェクト
 この給水施設は地元の人たちが寄進して整備したもの。かやぶきの屋根の中にその人たちの名前が記されています。
 御座入の人たちは、毎月一回、日を決めてこの周辺の清掃を行っています。右の写真のように、冬の間も休まず行っています。

*https://oze-katashina.info/meisui/kannonsama/ より

 水質・水量
 1日の湧水量:1・1万トン
 由来・歴史
 水源の裏に沼田横道三十三番観音霊場があったため「観音様の水」と名付けられた。
 水質保全活動
 「観音様の水」は、地域の村民が、毎月1回清掃活動を行い、湧水群周辺は森林組合やボランティアによる計画的な森林の整備や上下流交流の植林体験会を毎年行っている。又、「自然保護の原点」と言われる尾瀬を中心に清掃活動等、地域住民、村内小中学校、企業、ボランティア団体等と連携を図り多くの自然保護活動が行われている。

 周辺の自然環境-尾瀬国立公園と日光国立公園にまたがる湧水群。1日11,000トン以上の豊富な水量で、入山者や地域住民の簡易水道として利用されている。また、片品村全体が豊かな自然に包まれており、良好な景観を保持している。
 利用状況-「岩清水」は、登山者の水場として利用されている。
 「観音様の水」は、お茶やコーヒー、料理に利用されている。
 水道水としては市民の生活用水や、観光施設でも利用され、またミネラルウォーター、どぶろくや豆腐等の製造が行われている。

*https://water-pub.env.go.jp/water-pub/mizu-site/newmeisui/data/index.asp?info=17 より

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