うまいッ! 「まんまるで甘い小タマネギ ペコロス~愛知県・知多市~」 2016年05月22日
番組内容
直径3~4センチの小さなタマネギ=ペコロス。愛知県知多市ではソメイヨシノが咲く頃から5月中旬にかけて収穫される。西洋料理のつけ合わせやシチューなど煮込み料理に用いられ、煮崩れしにくく、濃厚な甘味が味わえる。実は、ひと口サイズで丸ごと食べられる事にこそ、うまさの秘密が隠されている。また、タマネギも極小サイズや、栄養価の高いものなどいろいろある。品種開発の最前線を紹介する。
*https://www.nhk.or.jp/archives/chronicle/detail/?crnid=A201605220615001302100 より
詳細不明につき、勝手に調べてみました。
「ペコロス」
ペコロスは、直径3 - 4cm程度の大きさの小型のタマネギである。小タマネギ、プチオニオンなどとも呼ばれる。一般的な品種のタマネギを通常の10倍程度に密植して作る場合と、専用品種の場合がある。
概要
ピクルスやシチュー、ポトフ、ジャーマンポテトなどの材料として、丸ごと使われる。ペコロスという名称は日本独自のもので、由来は不明である。
長らく、日本国内での生産量の約70 - 80%は愛知県知多市産のものとされていたが、農畜産業振興機構の野菜情報総合把握システム「ベジ深」によると、東京都中央卸売市場における都道府県別出荷数量では、1991年には愛知県産224t、北海道産90tであったものが、2000年には愛知県産185t、北海道産203tと初めて逆転。以降北海道産が全国トップシェアを取り続け、2012年には愛知県産42t、北海道産146tとなっている。
知多では通常の品種を密植。秋まきで、4月から12月まで出荷されている。日本国内では、他に北海道北見市(旧端野町)や大阪府が産地として知られる。北海道では専用品種が生産されており、春まきで、8月から3月まで出荷されている。
小型のタマネギとしては、ペコロスのほかに、パールオニオン(白小タマネギ、pearl onion)やルビーオニオン(赤小タマネギ)がある。
*Wikipedia より
知多市の逸話ストーリー#05 知多ペコロス 知多から全国へ!今が旬 “ペコロス”のおいしい秘密 更新日 2022年06月10日
小さな名脇役・ペコロス
知多市は「ペコロス」という小さな玉ねぎの栽培が盛ん。その直径はおおよそ3~4cmほどで、切らずにステーキの添え物や煮込み料理、揚げ物などに使われることが多く、関東地方のレストランや飲食店を中心に出荷しています。
大きな玉ねぎほど万能ではないけれど、小さな玉ねぎならではの特性を活かして、さまざまな料理に彩りを添えることができる…。そんなペコロスの出荷に密着し、作り手の思いや直面する問題、はたまた農家直伝のマル秘レシピまで取材してきました。
1箱5kgの段ボール2箱で出荷
ペコロス農家の一日は、早朝から出荷作業に追われます。畑に天日干しにしておいたペコロスを1箱ずつ詰めてベルトコンベヤーへ。中を見ると、つやつやとしてまるでピンポン玉のよう。計量したら2箱まとめてバンドで縛ります。
1箱あたり5kgの段ボールを、最盛期には一日に360箱ほど出荷するそうです。この日が初めての出荷だという南條さんという女性は「研修を含めて1年以上。やっとこの日を迎えられた」と感慨深げ。5kgという重さについても、女性でも運びやすいのでうれしいと話します。「子どもと一緒に手入れをしたり、成長を見守ったり、農業が教えてくれることは本当にたくさんありました」と出荷されていくトラックを、優しいまなざしで見送っていました。
減少しつつあるペコロス農家
ここ知多市の日長地区は土地も狭く、温暖で粘土質の少ない砂地のため、ペコロスの栽培に適しているのだと言います。「大草や新舞子などにも昔はたくさんペコロス農家がありましたが、今では1/10くらいになってしまいました。若い農家さんに積極的に声を掛けていますが、手作業なので手間も掛かるし、地元のスーパーにはあまり流通せず関東圏へ出荷してしまうので、まとまったお金にならないのでは、という先入観があるのかもしれません」と永井さん。
しかし、東京や神奈川などのレストランでは知多市のペコロスはなくてはならない食材。「TVやドラマでペコロスの料理が写ると、知り合いから電話がかかってくるほどです。洋食でも和食でも、職人の手を煩わせることなく、皮をむいたらそのまま調理OK。小さいので短時間で料理できるし、いいことずくめです。そんな野菜を育てているというやりがいを、今の若い人にも感じてほしいですね」
小農家が教えるおいしい食べ方
スーパーなどでいつでもあるとは限りませんが、一部のスーパーや、産直市場や直営売り場なら知多市内でも手に入るペコロス。私たちでもできるおいしい食べ方を教えていただきました。
「一番簡単なのは揚げ物ですね。頭とおしりを切り落として皮をむいたら、衣をつけて2分くらいサッと揚げるだけ。小さいので余熱で中まで火が通ります。カレーやシチュー、ハッシュドビーフなどの煮込み料理にもオススメ。ゴロゴロとした見た目が食欲をそそります。ただ他の野菜と一緒に煮込むと溶けてなくなってしまうので、ペコロスは電子レンジで加熱し、完成してから加えてください。ペコロスを半分に切って真ん中をくりぬいてミンチを詰めて焼けば、お弁当のおかずにもなりますよ」
たくさんのレパートリーを教えていただき、感謝です!ペコロスが手に入ったらぜひ、おかずの一品に加えてくださいね!
知多市の誇るブランド品として
農家の高齢化が進み、作り手が減少しつつあるペコロス。全て手作業で、繊細かつ丹念に育てられていることが分かりました。一流の料理になくてはならない存在として、また、家庭料理のお助け野菜としてもおいしくて魅力たっぷりなペコロスを知多市の地域ブランド品として市を挙げて応援していきたいですね。
取材日:令和元年5月 ライター:光田さやか
お問い合わせ 企画部 秘書広報課
ちたペコロス街道 掲載日:2022年1月27日更新 【知多市】
街道の紹介
知多市直径3センチから4センチの小さくて可愛らしい玉ねぎ「ペコロス」。
形も特徴的ですが、“果物に匹敵する高い糖度”も特徴の一つです。
知多市では、大正時代にペコロスの栽培が始まって以来、採種から製品化まで手作業による一貫生産を行ってきました。
知多市のペコロスは、高い品質が特徴で、市の誇る特産品の一つに数えられています!
おすすめ時期
「知多ペコロス」の収穫時期は4月下旬から8月中旬まで。「知多ペコロス」の知名度向上と飲食店の活性化を目的として、毎年7月から期間限定で、「ペコロスフェア」を実施しています。
煮る、揚げる、蒸す、焼く、さまざまなかたちで調理された「知多ペコロス」を、まるごと味わってみてください!
皆様のお越しを心よりお待ちしております!
*https://www.pref.aichi.jp/site/kaidou/pekoros.html より