うまいッ! 「信州生まれの甘い梨“南水”~長野県下伊那郡~」 2016年10月30日
番組内容
いま、甘みの強い高品質な梨が次々と登場している。なかでも注目は長野県のオリジナルブランド「南水(なんすい)」。糖度が最高14にもなり、人気が高い。さらに日持ちが良いのも特徴で、収穫後すぐ市場に出回るものとは別に、冷蔵されたものが12月まで流通する。地元ではクリスマスや正月の食材としても利用が始まるなど、楽しみ方の可能性が広がっている。「南水」の魅力とおいしさのヒミツに迫る。
*https://www.nhk.or.jp/archives/chronicle/detail/?crnid=A201610300615001302100 より
詳細不明につき、勝手に調べてみました。
「南水」
長野県で新水と越後を掛け合わせて作られた赤梨系の中生種。350 - 500 g程度の大玉で、糖度が15度と甘みが強い。長野県での生産が9割ほどを占める。長野県飯田市を中心とする南信州地域では大正時代から梨栽培に取り組み、「南水」は20年近い歳月を経て誕生し、平成2年に長野県が品種登録した。名前は、「南信州の清涼さと南アルプスの崇高さ」をイメージしてつけられた。
果皮は黄褐色。果肉は雪白色に近く、サクサクとした心地よい歯触りで果汁も多い。糖度も極めて高く、中心部の酸味も少ない。貯蔵性にすぐれ、収穫期から常温で1か月、冷蔵で3か月、氷蔵で6か月間の貯蔵が可能。
南水の収穫は9月下旬から10月上旬。栽培が難しい品種のため、高い技術レベルが必要。
*Wikipedia より
「越後」と「新水」をかけ合わせた赤なしで、長野県生まれの品種です。「幸水」や「豊水」よりもシャリシャリとした食感で、ひときわ強い甘みと日持ちの良さも特徴です。室温では1カ月ほど、冷蔵では3カ月ほど、氷蔵では6カ月ほど、硬い食感そのままに保存することができます。
ふくよかな丸みがあり、赤なし特有の赤褐色のもので、表面はざらついたものより、滑らかなものを選びます。
*https://www.oishii-shinshu.net/library/original/nagano-original/10959.html より
梨より甘い夫妻が作る甘くてジューシーな大玉梨「南水」 2015.10.06
高く澄んだ水色の空にたなびく薄い雲・・・。秋晴れの日にやってきたのは、県南部の下伊那郡松川町。今回のテーマは秋の味覚「梨」。南信州で誕生した県オリジナル品種「南水」の、収穫真っ盛りの畑にお邪魔しました♪
町花も梨!の松川町
最盛期の梨園へ
伊那谷の中央に位置する松川町は、天竜川や松川によって形成された段丘の町。標高約700m、昼夜の寒暖差が大きい土地柄で、町の花も「梨」というほど、古くから梨の栽培が盛んな一大産地です。
「南水」が最盛期を迎えた9月中下旬。収穫作業に忙しい北島正隆さんの畑へお邪魔しました。正隆さんと奥様の圭子さんが黄色い背負籠に次々に梨をもいでいます。「収穫の見極めは、果実の大きさとお尻の色。青緑の皮が黄金色になったら食べ頃。上に向けて持ち上げるとポキッととれるでしょ」と正隆さん。さらに、病気や虫を防ぐ袋にご注目! 果実が生育するにつれて膨らむと、袋の下が自然と破けて光が差し込むようになる優れものなのでした。
実際、収穫は力いらずで簡単ですが、そのずっしりした重さが手に残ります。背負籠いっぱいともなると10㎏にもなるそう。その籠を背に20aの畑をめぐります。
果実が大きくなるにつれて底が破れる高機能な袋。
収穫の目安は、青緑から黄金色に変わる皮の色
「シャリッ! ジュワー」もぎたてをいただく贅沢♪
収穫の後、圭子さんが南水をその場でカットしてくれました。もぎたてをいただく贅沢♪ 「シャリッ! ジュワー」と心地よい歯ざわりと甘~い果汁が口いっぱいに広がり、まさに至福のひととき!!
大玉で、強い甘味とジューシーさ、そして日持ちの良さが特長の「南水」。正隆さんは「表面肌がつるつるキレイなことにも注目を」と言います。また「贈答用などの化粧箱には、リンゴと違い、必ずお尻を上に並べる」とも教えてくれました。なんと、美しい肌と締まったお尻がおいしさのポイントです!
太く立派な樹木には梨への愛が詰まっています
梨の他にプルーン・リンゴなど、農業を続けて40年以上という正隆さんは、松川町だけで300軒、JAみなみ信州管内では600軒もの生産者がメンバーという、ナシ部会の部会長も務めます。昔、この辺りは「20世紀」梨が盛んでしたが、「南水」誕生以来、「20世紀」の木に「南水」を接ぎ木して増やしてきたと言います。その際、正隆さんは自然の力を極力生かそうと、消毒・農薬を半分に抑えた特別栽培を試みたそう。それから20数年、接ぎ木した境もわからなくなるほど一体化し、太く立派に育った樹木を、正隆さんはいとおしそうに眺めます。
脚立がテーブルに。2段目には、あつらえたように皮入れボウルが収まる
「梨はアスパラギン酸もカリウムも多いから、二日酔いにも効果てき面だよ(笑)」と茶目っ気たっぷりに話す正隆さんに、「そう言って飲み過ぎちゃぁね~(笑)」と圭子さん。結婚40周年のルビー婚を迎えたお二人は、畑でもいつも一緒。樹木の高いところは身長の高い正隆さん、低いところは小柄な圭子さんの担当。「分業で上手いこといってる」と、また笑い合います。いつまでも南水以上に「アマ~イ」ご夫婦で♪
北島さんの「南水」は、10月にはJAの貯蔵庫から東京・名古屋・大阪などへ出荷されます。この秋冬、あったかい部屋で甘くみずみずしい南水はいかがですか?
※2015年は、10月初旬頃までJAみなみ信州の「松川インター直売所もなりん」でお買い求めいただけましたが、今年の販売は既に終了いたしました。
「南水」梨は、1990(平成2)年に長野県南信農業試験場が「新水」と「越後」を交配して生まれた品種。大玉(380g~500gほど)で糖度が高く(14~15度)、果汁も多いことが特長。また日持ちも良く、常温でもひと月、なんと冷蔵保存すれば3カ月も持ち、年末年始まで食べられる。
*https://oishii.iijan.or.jp/products/post-2384 より