「コブミカン」
コブミカンの葉はスパイスの一種として、東南アジアの料理に広く使われている。タイ、ラオス、カンボジア、インドネシア料理では、ポピュラーに使われ、インドネシア、マレーシア、ミャンマー料理にも見られる。例えば、世界三大スープの一つタイ料理「トムヤムクン」も、この葉抜きには完成しない。英名は「カフィアライム」と呼ばれるが、分類学的にはライムの仲間ではない。
当社では、日本の気候に適応している台木に接木を行うことで、より耐寒性が増すのではと考え、接木苗木のみを出荷するが、日本での露地栽培は耐寒性の問題から不可能と思われる。無加温ハウスは最低必要である。出荷が果実でなく、葉であることより年中収穫可能であり、昨年度は1軒で300本植栽された方もおられた。パクチー同様、今まで日本では馴染みの無い香りだから、日本の食文化の変遷の中に一石を投じるか。
コブミカンの葉はトムヤムスープでお馴染み。葉なので、1年中出荷可能。果汁はシャンプーの香として使われる。弊社の苗は寒さに強い接木苗。
*http://www.ykken.jp/14688216983155 より
コブミカン(瘤蜜柑、学名: Citrus hystrix)は、タイ、マレーシア原産の柑橘類の1種である。
別名にスワンギ (swangi)、プルット (purut)。英語ではカフィア・ライム (kaffir lime) とも呼ばれるが、ライム (Citrus aurantifolia) は別種である(種の認定を厳しくした場合も)。
香りがよいため東南アジア料理でよく使われ、裏庭の灌木として広く栽培されている。
特徴
緑色の果実をつけ、枝には棘がある。
他の多くのミカン属の植物同様に葉柄部分の左右に翼(よく)があるが、葉柄部分と葉身部分の大きさの差があまり無いため、葉全体が二段になっているように見える。この葉は強い芳香を持ち、煮込み料理用ハーブとして使われる。
緑色の実はそのごつごつとした外観とおよそ4cmほどの小さなサイズが特徴である。
栽培
鉢植えにも向く。
日本でも関東以西で、冬季の霜や雪に遭わなければ屋外で栽培が可能である。
東南アジアの各国から生の果実や枝を検疫を受けずに日本国内に持ち込むことは防疫上禁止されている。
名称
コブミカンの各国での名称:
ミャンマー: シャウッ・ヌ (shauk-nu、ရှောက်နု ビルマ語発音: [ɕaʊʔ.nṵ]), shauk-waing
カンボジア: クローイ・サウイ (krauch soeuch、ក្រូចសើច); 葉は スラック・クローイ・サウイ (ស្លឹកក្រូចសើច)
中国: 箭葉橙(jiànyèchéng)、馬蜂柑(mǎfēnggān)、泰國青檸(広東語 Taai3gwok3 ching1ning4)、泰國柑(閩南語 Thai-kok-kam)
マレーシア: リマウ・プルッ (limau purut)
インドネシア: ジェルク・プルット jeruk purut, ジェルク・リモ (jeruk limo), ジェルク・サンバル (jeruk sambal)
フィリピン: スワンギ (swangi)
ベトナム: チャプ (trấp)
スリランカ: kahpiri dehi, odu dehi, kudala-dehi
タイ: マクルー (makrùut、มะกรูด); 葉のことは「バイマクルー」という。
ラオス: makgeehoot
マダガスカル: コンバヴァ (combava, combawa, cumbava, cumbaba)
"The Oxford Companion to Food" (ISBN 0-19-211579-0) ではカフィア・ライムの呼称を避け、マクルード・ライム (makrud lime) という呼称を支持している。カフィア (kaffir) には黒人や異教徒を指す侮辱的な意味があり、この植物をカフィア・ライムと呼ぶ明確な理由もないからである(このため、南アフリカではこの植物を「K-ライム」と呼んでいる)。しかしながら、世界的にはカフィア・ライムという呼称の方が広く使われている。
*Wikipedia より
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