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<交雑品種> べにばえ

2022-12-22 08:10:50 | 果物

 「べにばえ」

 年内出荷用品種でとにかく甘くて種が少なく、忘れてならないのが「べにばえ」。2005年に発表され、栽培方法も確立。試験栽培から普及の段階に入ってきた。すでに「べにばえ」ブランドでの販売を始めた県も出てきたが、まだまだ、需要はあるのでは。
「津之望」「西南のひかり」「はれひめ」と、年内収穫用品種が続々登場。苗木販売は順調ですので、「べにばえ」を基本に植付け、並行して「津之望」「西南のひかり」の試験栽培を数本してみても良いのでは。
「糖度」重視で年内出荷用をお選びの方は、この品種が有利か。

H20年に発表された品種。年内収穫可能なので、ほとんどの柑橘栽培地帯に適する。和歌山県の試験データでは糖度15.8、酸含量0.93%の数値まで。

 特徴は減酸の早さと、糖度の高さ。わが国のほとんどの柑橘栽培地帯に適する。和歌山の試験場での1月20日の果実調査では、糖度15.8度。

*http://www.ykken.jp/14683954766769 より

 (林温州・福原オレンジ)No.9に「アンコール」を交雑して育成した早生のタンゴールです。外観は赤橙色、果面は平滑で綺麗な品種です。有核であるが糖度が高く、食味良好で、じょうのう膜が薄く食べやすくなっています。

 主要特性
 1985年(昭和60年)に果樹試験場口之津支場(現果樹研究所カンキツ研究部口之津)において(林温州・福原オレンジ)No.9に「アンコール」を交雑して育成した品種です。1986年(昭和61年)にウンシュウミカンに高接ぎ、1989年(平成元年)に初結実し、一次選抜しました。1996年(平成8年)4月からカンキツ第8回系統適応性・特性検定試験を実施し、2004年度(平成16年度)の新品種候補として適当であるとの結論が得られました。
 果実は扁円形で平均150gである。果皮は赤橙色~淡赤橙色、厚さ約2.3mmで薄いが、硬さはやや硬く、剥皮は中位です。果面は平滑で、11月中下旬に完全着色します。浮き皮は発生しません。果肉は濃橙色で、肉質及び果汁量は中位です。じょうのう膜は比較的薄く食べやすく、果汁の糖度は平均13%で高く、減酸は比較的早く、アンコールに似た香りがあり濃厚な食味でおいしい品種です。成熟期は12月下旬~1月で、含核数は平均5粒程度、種子は単胚性となっています。
 樹勢は中庸で、樹姿は直立性と開張性の中間です。枝梢の長さ、太さは中位で、密生します。結実性は中位で、隔年結果性はやや強く、そうか病には強いですが、かいよう病に対してはやや罹病性となっています。カンキツトリステザウイルスによるステムピッテングは発生しません。

*農研機構HP より


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