「キリンディスティラリー 富士御殿場蒸溜所」
1972年8月に、麒麟麦酒(日本)、JEシーグラム(米)、シーバス・ブラザーズ(英)の3社合弁(3国共同)により、キリン・シーグラム株式会社が設立され、翌年1973年8月に富士御殿場蒸溜所が操業しました。
富士御殿場蒸溜所は、ウイスキーの原材料にトウモロコシや小麦などを使用した「グレーンウイスキー」の製造にこだわってきました。グレーンウイスキーの製造には一般的に連続式蒸留器が使われます。富士御殿場蒸溜所では、”マルチカラム”、”ケトル”、”ダブラー”の3種類の連続式蒸留器を駆使して様々な特徴のグレーンウイスキーを作り分けています。
代表的なウイスキーとしては、「富士山麓 樽熟原酒50°」がありましたが、2018年からの想定を上回る需要により製造に必要な原酒の供給が困難な状況となり、2019年3月末で終売となってしまいました。後継商品は発売されませんでしたが、2017年から発売された「富士山麓 Signature Blend」が2018年からは国内市場でも一般流通するようになり、現在では現行品として販売されています。
2016年「富士御殿場蒸溜所 シングルグレーンウイスキー AGED 25 YEARS SMALL BATCH」がワールド・ウイスキー・アワード2016において「ワールドベストグレーン賞」を受賞。
2017年3月31日、キリンディスティラリー富士御殿場蒸溜所のマスターブレンダーである田中城太氏がアイコンズ・オブ・ウイスキーのマスターディスティラー、およびマスターブレンダー部門で世界最優秀賞を受賞。
2020年3月27日、「キリン シングルグレーンウイスキー 富士30年」がワールド・ウイスキー・アワード2020において「ワールドベストグレーン賞」を受賞。
キリンディスティラリー富士御殿場蒸溜所 静岡県御殿場市柴怒田970番地
*https://jpwhisky.net/2021/01/01/japanesedistillery/#4-5 より
主力商品
キリン シングルグレーンウイスキー 富士 30年
世界でジャパニーズウイスキーに対する注目が高まる中、キリンから新しいウイスキーのフラッグシップブランドが誕生しました。
目の前に霊峰・富士が一望できる富士御殿場蒸溜所でつくられた新しいウイスキー。
その名も『富士』。これまでキリンが培ってきた技術・ノウハウと、豊かな森と水に恵まれた富士の大自然の組み合わせだからこそ生まれたシングルグレーンウイスキーです。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます